2007年10月 7日 (日)

ひのきベッドのフレームに得意のへり無し畳をはめ込みました

Photo今年の春先にひのきの畳ベッドのフレームを作ってもらいました。

畳一は畳屋なので当然ながら畳の部分は自ら担当しました。製作当初は普通のへり付きの畳をはめ込んでいたのですが、またまた遊び心が出てきてしまい細くカットしたへり無し畳を入れることにしました。

このフレームはシングルサイズなので普通の畳だと一枚がすっぽり入る大きさです。ですが・・・、一枚の七等分の大きさに細くカットしたへり無し畳を7枚はめ込んであります。畳っぽくなくてなかなかデザインも気に入っています。淡いグリーンと無垢のひのきの色調もバランスよく上品なベッドになりました。ただし、一枚の畳を七等分にして手っ取り早くつくっても良かったのですが、そこはエコロジストの畳一で寸足らずの余った材料だけで作りました。

完成は夏の前になったのでいつもより快適に熱帯夜を過ごすことができました。特に今年は金沢でも猛暑日が連続して寝苦しい日々が続いていましたが、畳ベッドの適度な硬さとひんやりした肌触りで体感温度を下げてくれました。いつもならエアコンのスイッチを入れたまま寝ていたのですが、今年の夏はほとんどエアコン無しで朝まで眠ることができました。

さらにこのベッドにはちょっと驚く別の機能が・・・。うまく機能したら発表しますね。

2007年8月26日 (日)

”いしかわ未来共創会議”で河北潟浄化事業の浮島メンテナンスに参加

Photo 金沢青年会議所、森本商工会青年部、津幡町商工会青年部、内灘町商工会青年部、かほく市商工会青年部で構成する”いしかわ未来共創会議”では石川県中央圏の魅力創出を目指して活動しています。この会議体も発足から5年目を迎え、その中心地域にある河北潟の浄化事業に携わってきました。

この事業のメインとなる浮島を昨年度に5基作成して浮かべていたのですが、浄化機能が弱ってきたのと表層部を彩るはずだった水生植物の花が着花しなかったため、補修を含めて再度お花を植えつける作業を行いました。写真上はその浮島を引き上げる作業です。水を含んでかなりの重さに悪戦苦闘してしまいました。Photo_2

次に引き上げた浮島に新しく用意した水生植物を等間隔に植えつけていきました。昨年植えつけたものは跡形も無く消え去っていました。今回は流されないように針金で丁寧にネットに括り付けました。

今度は見事に花を咲かせてほしいものです。ただ、本来の目的はヘドロの沼と化した河北潟をきれいにすることなので、数年後には澄んだ湖に生まれ変わってほしいものです。

2007年8月22日 (水)

保育園の体操マットの補修で思いがけない再会がありました。

Photo 先日、見かけない車が西田畳店の工場の前に停まりました。すると、中から一人の女性が降りて来て「真ちゃん久しぶり。私覚えてる?前田よ前田。双葉保育所の。」

畳一:「えーーー、前田先生ですか?懐かしいですね。」

前田先生(旧姓):「30年ぶりよ。真ちゃん面影残ってるね。」

畳一 :「そうですか。かなり変わったと思いますが。」

前田先生(旧姓):「ところでこのマット直せる?」

ということで出てきたのが写真の破れた運動マットです。現在は別の保育所に勤務されているとのことでしたが畳一が畳屋の息子だったことを覚えていてくれて尋ねてきてくれました。この運動用マットは硬い布で出来ており普通の裁縫道具では縫合することができません。また新調するとなると数万円かかるというので、畳の縫い針で縫合できないかと思いついたのが前田先生(旧姓)だったのです。

畳一:「うーん、出来そうですけど実際やってみないと分からないですね。」

Photo_2 さっそく、畳の縫い針を通してみるとすんなりと針が貫通しました。とはいえ得意の手縫いの要領では少し勝手が違うのではと思い以前家庭科で習った”ボタンホールステッチ”という縫い方でパックリあいたマットの淵を縫っていきました。前田先生(旧姓)の読みは的中し、畳の針と糸で破れた運動マットは見事に再生することができました。

Photo_3 最後の写真は完成したマットです。”ボタンホールステッチ”で見事に蘇った運動マットです。これで明日からまた園児達が元気にマット運動ができます。畳職人の技術がこんなところで役に立って最高の気分です。そしてなにより30年ぶりの再会に感動しました。前田先生(旧姓)がいまでも現役で元気に保育士を務めている事。畳一を覚えていてくれて尋ねてきてくれた事。

畳一と前田先生(旧姓)を引き合わせてくれた運動マットに感謝です。

2007年3月 3日 (土)

DIYの畳ベンチが完成しました

Photo_253 数週間前から取り掛かっていた”畳ベンチ”が完成しました。正確に言うと畳ベンチの畳が本日になって仕上がりました。

ベンチ本体の木の部分はすでに作ってあったのですが畳を能登産ワラ床仕様で手縫いしていたために完成が伸び伸びになっていました。

3つ前の投稿で紹介していたワラ床がそれです。その時に完成写真を見せてほしいというコメントをいただいていたのでやっと約束が果たせました。

畳をまくると収納ボックスになっているのが特徴です。おかげで玄関周りが少しすっきりしたような・・・。

整理整頓にも一役買いましたよ。

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2007年2月26日 (月)

お雛様の台座を畳で作りました

Photo_252 今年もひな祭りが近づいてきました。

わが家のお雛さまは飾られなくなって久しいのですが、今日はお雛さまの台座を畳で作る仕事をしました。

去年の年末から依頼を受けていたのですが、この度お雛さまの本体が完成したということで急いで二枚の台座の製作に取り掛かりました。量産品ではないので二枚で半日ばかりを費やして完成させました。

側面の”へり”の部分は和紙でくるんでつくりました。畳表はへり無畳に使われる”目積(めせき)”という種類のものを採用しました。

さて、今回この台座を依頼してくれたのは和紙専門店の「プルミエ」さんです。へりの部分に提供してくれた和紙はもちろんのことお雛さま本体も全て和紙で作られています。写真では大きさが分かりにくいのですが台座は30㎝×40㎝なのでそんなに小さくはありません。

尚、現品限りということですがお雛さま2体と屏風のセットで1万円だそうです。早い者勝ちですね。

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2007年2月19日 (月)

「くらし塾」にて畳DIY教室を開催しました

Photo_251 2月17日(土)に「工房・恵」さんが主催する”くらし塾”にて畳DIY教室をさせていただきました。

前半は畳に関する予備知識をサンプルを広げて説明しました。内容は畳表の産地、畳の性能、畳のお手入れ方法などでした。なにぶん始めての経験だったので時間配分が分からずかなりオーバーペースで進んでいきました。さらに積極的な質問攻勢でますます時間がなくなっていきました。最近では畳をPRする機会がめったに無いので少し力が入りすぎてましたかな・・・。

当日は大人だけでなくたくさんのお子様が参加してくださいましたが、話は少し難しかったようでした。その分後半の”小畳”を作るDIY教室で頑張ってもらいました。写真は小畳を作っているところです。みなさん思い思いの柄で全員が無事に小畳を作ることができました。工作のうまい子も苦手な子も自分の畳に満足したようで畳一もなんとかホッとすることができました。

さて、「工房・恵」さんですが”自然を感じてくらす木のすまい”を合言葉に自然素材をふんだんに使った家作りをしています。柱や梁には石川県産の杉、能登ヒバ、ヒノキを使い、壁には主に漆喰を。そして畳には能登産わら床を使っています。

素材ひとつひとつを吟味した家作りを行なっている「工房・恵」さんのサイトはこちらからです。

http://kx2.jp

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2007年2月 4日 (日)

畳ベンチ用の畳を手縫いでつくりました

Photo_249 畳ベンチに敷きこむ畳を作りました。

約35㎝×80㎝の畳としてはかなり小さめのサイズになりました。サイズは小さいですが能登産ワラ床と熊本産畳表を使用した贅沢な畳です。しかも、手縫いで作っていますのでかなりコストがかかっています。

とりあえず工場の玄関に設置するベンチなので採算を度外視してつくりました。

ベンチ本体はこれから日曜大工で製作する予定です。うまくベンチに畳が納まればいいですね。

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2007年1月25日 (木)

畳ルーレットで新年祝賀会

Photo_248 昨晩は「Welcome2007」という森本商工会が主催する新年祝賀会に参加しました。金沢市北部を中心に約100社からの代表が集い情報交換や親睦を深めるパーティとなりました。

私も商工会青年部の代表としてパーティを盛り上げる余興に加わりました。

オープニングは長州小力をアレンジしたパラパラで会場を盛り上げました。小力に扮したのは体重110㎏の小西くんで大迫力の長州小力を見事務めました。パラパラに引き続き恒例のテーブル対抗のゲームで今年は「畳ルーレット」が活躍しました。畳を提供したのはもちろん畳一ですが製作のほうは主要部分を青木くんが担当しました。ダーツの矢が刺さる文字盤が回転するように作られています。文字盤は点数に混じって「タワシ」ゾーンが設けられていて、回転するたびに「タワシ」コールが巻き起こっていました。

久しぶりに楽しい夜になりました。少し飲みすぎたようです。

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2007年1月15日 (月)

「小松表」は色白なのが特徴

Photo_247 「畳は青いほうが上質」

世間では畳の品質は青さで測られるているようですが、色白の畳表を作り続ける地域があります。

石川県小松市では僅かな生産量ながら白っぽい畳表を生産しています。昨年の投稿では生育状況を数回に分けてご紹介させていただきました。

その白い畳表がいよいよ畳として出荷されるときが近づいてきました。写真では左側の畳が小松表です。他の産地の畳表と比べて明らかに白いのが分かります。

その特徴は寒い気候に由来するもので”茎”が太くて短く育つためです。長さが短いので根元の白い部分が多く見えているのです。

また、一本一本のイグサが太いので丈夫で長持ちする畳に仕上がります。

冒頭の「畳は青ければ青いほうがいい」という認識は消費者の間に広く浸透していますが、私は”青さ”は畳の品質の中ではそれほど重要視しておりません。”青さ”が保つのは畳の一生から見るとほんの一瞬でしかないからです。それよりもイグサそのものの質や畳表としての”織り”の品質のほうが重要だと考えています。

畳表にもいろんな特徴があり多様な価値観に応えるように作られているのです。ただ小松表は生産量が極めて少ないので全国的な広がりを見せることはないでしょう。

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2007年1月 9日 (火)

”へり”と”へり”の柄を合わせるには手縫いが一番

Photo_246 今日から畳一の2007年がスタートしました。

と言っても得意先への挨拶回りに追われていました。

「明けましておめでとうございます。今日からスタートしますんで今年もよろしくお願いします。」

「おう、おめでとう。うちも今日からやし、今年もよろしくな。」

って感じで1軒1軒を訪問してきました。

いつものことながら北陸の建設業はスロースターターが多いですね。雪の影響でこの時期のお引渡しや着工物件がほとんどないのでのんびりしたものです。

さて写真は昨年末に敷き込みした富山県南砺市にある寺院の畳です。

普通の畳と少し違うのは隣り合う”へり”と”へり”の柄を合わせるように作っていることです。半円と半円が重なったときに丸い紋様になるように調整してあります。

残念ながら少しずつずれてきてしまいました。原因は機械で縫ったからです。紋と紋が合うように仮止めして機械にかけましたが少しずつ引っ張られて途中からずれてしまいました。機械で引っ張られる分をあらかじめ計算に入れて調整したつもりでしたがこれが機械縫いの限界でしょうか?

ただし、確実に紋を合わせる方法があります。それは「手縫い」で”へり”を取り付ける方法です。昨年に畳一が一級技能士検定のために練習した方法です。

もっとも畳一では一枚を仕上げるのに表替えで2、3時間かかりそうな感じです。機械がない時代には一日に30枚も仕上げる強者が大勢いたとか・・・・。

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