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2019年5月 1日 (水)

北金沢の迎賓館の畳替え

Photo_2先日、日機装株式会社金沢製作所内にある宗桂会館の畳の張替えをさせていただきました。

16畳ほどの大広間で二間半の床の間を備えた造りになっております。

入った瞬間、昨年に訪れた京都迎賓館の和室を思い出しました。畳数は京都より少ないのですが

この会館自体が高台にあるので眺望はこちらの方がよいかもしれません。

 

この度、開館から20年を超えて畳の日焼けが進んでしまったことから畳の張替えの依頼をうけました。

廊下部分を含めると19畳でテーブルの部分は堀コタツのように畳が無いので20畳ほどのスペースがあります。

畳表には熊本産でひのみどり系の「ひのさくら」を用いました。日機装の迎賓館にふさわしい上級品でござの目

がきめ細かさが特徴となっています。黒いへりとの相性も良好で特別なお部屋であることをさりげなく伝えてくれます。

 

さて、この宗桂会館とは石川県の伝統工芸である「加賀象嵌」の作品を展示する博物館となっています。

なぜ日機装が加賀象嵌の博物館を持っているのかというと、創業者である音桂二郎氏が加賀象嵌の大家である山川家の系譜を持つことから、加賀象嵌の普及と発展を願って造られた建物であります。

会館内には山川孝次の鎧、刀装具、花器といった作品を中心に展示されております。

 

 

2019年4月 1日 (月)

いぐさの残留農薬試験

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当店で取り扱う「熊本天一表」の生産者からいぐさの残留農薬試験の結果がとどきました。
もちろん、結果は残留農薬”無し”でした。
この生産者は熊本県内でもいち早くいぐさの減農薬栽培に取り組み、
安全な畳表の生産を行っています。
 
農薬を使えば使うほど栽培は容易になります。
ところが彼らは農薬の使用を極力抑え、
難しいとされるいぐさの減農薬栽培に挑戦し続けております。
今後とも色味が良く品質の高い畳表が安全に提供できる様
生産者と力を合わせて努力していきたいと思います。

 

2019年3月 1日 (金)

ひな人形

Photo 
先日、ひな人形を飾るためにというご要望で畳の張替えをさせていただきました。
 女の子のお孫さんが生まれたという事でお嫁さん側のご両親が急遽ひな人形を贈りたいとの申し出に大慌てでした。先方のご両親にとっては初孫だったらしく、喜びがひな人形を通してつたわってきます。
 ただ、こちら側の親御さんにとっては急な話で、物置状態だった和室の不用品を処分して、3月3日のひな祭りに間に合うように畳替えしないといけない状況でした。
 残念ながらひな人形の到着には間に合わなかったのですが、ひな祭りまでには余裕を持って畳を完成させることができました。
 後日、襖の張替えも依頼がありましたが、ぎりぎりでも間に合わせたいと思います。
ここまで来たら意地ですかね?

2019年2月 2日 (土)

ひがし茶屋街

Photo  昨日は金沢のひがし茶屋街へ畳の張替えに行きました。
 最近では兼六園と並ぶ観光の名所となっているようで平日でもたくさんの観光客が散策を楽しんでいました。江戸時代のお座敷文化を伝える建物が現存するエリアで現在もお座敷遊びが体験できます。一方でお土産屋さんになっていたり一般の住宅もあり、普段の生活をしながら歴史的な佇まいを守っている地区でもあります。
 車の進入が時間帯によって制限されるという事で朝一番で引き取りに伺いました。さすがに畳も古く昭和27年の新聞紙が出て来ました。なので最低でも66年以上の間、ご使用していることになります。当店の創業が昭和28年ですので、この地区の歴史をかみしめて張替えさせていただきました。条件さえよければ再び張替えできそうなので、畳の耐久性に改めて驚かされました。

2019年1月 8日 (火)

新年初日

 あけましておめでとうございます。
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 2019年の新年がスタートしました。
昨年もたくさんの現場や張替えをいただきありがとうございました。
今年も一日一歩の気持ちで精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。
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 年末に大掃除をしてワックスがけしましたので床がピカピカに輝いております。
そして完成した畳は全て納品してしまったので畳が一枚もないという珍しい光景が写っております。お正月は少し長めのお休みを取ることができましたので、体を少しづつ慣らしていきたいと思います。   

2018年12月 8日 (土)

キャスター受けが帰ってきました。

Photo  5年ぶりに古いキャスター受けが帰ってきました。
テレビ台などのキャスターで畳にへこみ後が残らないように作りました。
掃除機などいろいろなものが5年間の間にぶつかったのでしょうか?
少し痛々しい姿がそれを物語っているようです。
 5年間畳を守ってくれてありがとう。
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 このように使います。
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 ちなみに畳に直接にキャスターを置くとこのような跡が残ります。
最近は壁にテレビを設置することができるようになりましたので少しばかり活躍の場が減ってきたように感じます。

2018年11月16日 (金)

へり有畳もカラフルに

 正方形で作ることが多いヘリ無し畳ではカラーバリエーションが多くなってきましたが、ヘリ有畳でもカラーが選べるようになってきました。へり有畳では従来のイグサの畳表のイメージが強いですが畳をカラフルに敷くことで和室を少しカジュアルな感じにすることができます。
 



Photo
 こちらの畳はピンクがかった桜色の畳表で作りました。少しくすみを持たせた桜色なので思ったより落ち着いた雰囲気に仕上がりました。ダイケン工業”健やかシリーズ”の「銀白100A灰桜色」を使用しました。
Photo_2
 こちらも写真ではピンクっぽい色合いですが「銀白100A白茶」で作りました。ピンクっぽいのはへりがピンクだからかもしれません。畳表自体は薄いベージュで白っぽい色合いをしております。
 最後は「銀白100A銀白色」です。写真だけ見るとだいぶイグサっぽいですね。でも、隣り合わせで比べると質感や色合いが違いますし香りが無いので一目瞭然に分かります。イグサの香りが苦手な方にはいいかもしれません。また、ダニやカビの発生が少なく日焼けによる褪色がほとんど無いのが特徴です。 

2018年10月 8日 (月)

図書館のいす

 先日、子供を連れて金沢海みらい図書館へ行ってきました。
近頃、図鑑を見るのが好きなようで動物でも植物でもよく図鑑で調べたりしています。
 この日は図鑑が第一目的ではなくて展示中のいすがお目当てでした。
いすの素材に畳表を使ったものがあったので図鑑をえさに子供を引き連れてでかけたのでした。
 実はこのいすを製作したのは金沢美術工芸大学の学生さんで製作段階から当店に相談に来ていたという経緯があります。あいにく当店は繁忙期を迎えていて製作自体では貢献できませんでしたが、素材の提供という形で関わらせていただきました。
 Photo
 こちらが完成された作品で展示作品中でもひと際大きな座面を持っています。
開発コンセプトは図書館に居ながら自宅のようなリラックスした姿勢で読書をするということを目的に作られております。図書館ではいすの形状が統一されていたりそもそも人目がきになりますので固定された姿勢を長時間に渡って強いられます。ところが自宅では畳があったりソファがあったりで寝そべったりあぐらをかいたりと自由な姿勢をとることができます。これを可能にしたのが畳表を使った広い座面を持ついすなのです。
 畳表にはダイケン工業の和紙表である清流の青磁色が使われております。白い背もたれとのマッチングも良好で一般的な畳よりも弾力がある座面も腰かけてよしあぐらをかいても良しといった感触でした。

2018年9月30日 (日)

畳表のQRコード

 畳の表面は「畳表」でできており、イグサという植物で織られたゴザが「畳表」になります。畳として加工されてしまいますと産地や生産者が分かりにくくなります。
 スーパーマーケットでは野菜や果物の産地や生産者が表示されるようになりました。畳も等級や品質を担保する目的で国産の畳表に一枚一枚にQRコードが付いております。 
Photo
 上の写真は畳表に付されたタグでイグサとイグサに挟まれております。これを抜き取ってみると下写真のようにQRコードが印刷されております。
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 このQRコードを読み取ると生産者の現住所や電話番号が分かるホームページに移動するようになっております。
 畳表は産地問屋、JA、それぞれの地域にある二次問屋から各畳屋へと流通しますので万が一複雑な経路をたどってもこのQRコードがあれば生産者が分かるという仕組みになっております。

2018年8月16日 (木)

京都迎賓館で中継ぎ表を拝見

 先日、建設会社の研修旅行で京都方面へ行ってきました。
最初の訪問地は京都迎賓館でした。さすがに各国の要人を迎える施設だけあって、贅をつくした仕様で施工されていました。また、仕様もさることながら技法にもこだわって現在ではあまり見かけない伝統技法が各所にちりばめられていました。
 「桐の間」という畳の部屋もあり、大きな床の間と大きな一枚板のテーブルが迎えてくれました。一見、高級料理店のお座敷ですが、畳表が珍しい「中継ぎ表」が使われていました。中継ぎ表の存在は知っていましたが使用しているのを見るのは初めてでした。これはイグサのきれいな部分だけを切り取って、裏側の中央で繋いで織ってあります。裏側なので繋ぎ目は当然に見えませんが、よく見ると畳の真ん中に二本の筋が通っているのがわかります。
Photo
 
 裏側を見るとこんな感じです。
Photo_2    
 左が表側で右が裏側です。イグサの綺麗な部分だけを切り取っているので当然に長さが足りなくなり、真ん中で継いであるのです。裏側は髭のようなものが両端だけでなく中央部分にもありますので裏返しはできなくなります。 
 畳だけでなくいたるところに伝統工法を駆使して建てられたのが「京都迎賓館」でした。ガイドさんが付いて約1時間の案内でしたがすごく勉強になりました。秋や冬に訪れてもまた違った趣が感じられる施設だと思いました。
 
 

«角を切り欠いた畳

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