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2006年1月12日 (木)

結露

先日、ある大手ハウスメーカーの若手営業マンの近藤君(仮名)から電話が入った。内容は入居後2年の住宅で結露による畳のカビのクレームの処理に同行してほしいとの事だった。以下はその時の会話である。

近藤君 ; 「このカビは結露が原因ですね。」

畳一  ; 「まちがいありませんね。」

近藤君 ; 「石油ファンヒーターをお使いですか?」

お客様 ; 「はい、となりのリビングで使っています。」

近藤君 ; 「石油を燃焼させると水分のほとんどが室内に放出してしまうんですよ。それで空気中に逃げ場がなくなると冷たい窓や壁面に水滴がついてしまうんです。」

お客様 ; 「なるほど、ではどうすればいいんでしょうか?」

近藤君 ; 「こちらのように気密性が高い住宅では石油ファンヒーターは使わないほうがいいでしょうね。セラミックヒーターか蓄熱式暖房に切り替えたほうがいいですよ。」

畳一  ; 「えっ(心の中で)」

お客様 ; 「・・・・・」

なぜかお客様は納得しきれていない様子。後日、表替えすることになって畳一が1人で訪ねたときお客様から本音が。

お客様 ; 「この石油ヒーター買ったばかりなのよ。リビングと和室を閉め切って使ったらいけないかしら?」

畳一  ; 「ふすまですから空気中の湿気を遮断するほど効果はないと思いますが。」

お客様 ; 「なにかいい方法ないかしら?」

畳一  ; 「それではエアコンを併用して石油ファンヒーターは弱運転にしてください。除湿機をかけるのもひとつの方法です。それから湿気が溜まらないよう家具は壁面からなるべく離して配置してください。これでかなり効果があると思います。」

お客様 ; 「やってみます。ご苦労様でした。」

畳一のフォローでこの件はなんとか落ち着きました。そもそもお客様はセラミックヒーターや蓄熱を購入する気などなかったみたいだ。そういえば近藤君の説明は建物の弱点を石油ファンヒーターに転化しようとするあまりセラミックヒーターや蓄熱の売り込みになってしまっていた。

たしかに蓄熱は高気密住宅の結露対策には効果絶大である。こいつが普及すれば畳の結露問題もなくなる日は近い。

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コメント

こんにちは、はじめまして。
確かに暖房機によって結露を減少させることは可能ですが、換気を忘れてはいけません。換気不良が原因で結露に至る場合があります。これからは、この換気が重要となってくるのではないかと思います。換気は機械に頼っている部分がありますので、機械のメンテナンスをしっかりとやっていくことです。畳のお話しとはかけ離れてしまいましたがお許しください。

貴重なご意見ありがとうございます。私の提案もまだまだですね。さっそく記事中の近藤君(仮名)にも忠告しておきます。これからもアドバイスよろしくお願いします。

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