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2006年3月31日 (金)

畳製作一級技能士の願書の用紙が届きました

仕事を終え、家に戻ると畳一宛てに大きな封筒が届いていました。

中を開けると畳製作の技能検定の申込書が入っていました。なんだか受験生の気分になってしまいました。いよいよ今日からスタートです。といっても明日から毎日練習をするわけではないのですが・・・。

数年前に二級技能士を受けた時は受験生が少なく受かるための検定になっていました。検定の前に実技の講習会があったのですがレベルの差が開いていたので一番低い人に合わせたカリキュラムに切り替えられました。畳床が硬いと難易度が高くなるということでだんだん柔らかい床になっていったときはラッキーでした。今回もそうならないかと密かに願っています。

今のところ余裕半分、緊張半分の畳一でした。

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2006年3月30日 (木)

今シーズン最後の冬景色

Photo_74 昨日から降り続いた雪であたり一面真っ白になってしまいました。平野部では積雪はほとんどありませんでしたが、市街地から約20~30分走ると雪が5㎝くらい積もっていました。先日夏タイヤに履き替えたばかりだったので超ノロノロ運転で敷き込みに行ってきました。

なんとか敷き込みを終え、工場に帰ってくるとアトピーでお困りの方より問い合わせがありました。賃貸のアパートにお住まいなのだが、子供がアトピーの症状がでるとの事でした。とくに入居したての頃が一番ひどかったらしいです。とりあえず減農薬の畳表を提案しました。しかし、100%農薬を使っていないわけではないので、ちいさなサンプルと暫く過ごしていただく提案もさせていただきました。ただ、提案には納得していただきましたが、予算的にはオーバーだった模様です。一番安い畳表と減農薬表との価格差が倍近い開きがあり、家族と相談して改めて連絡するとの事で電話を切りました。畳一としてはもう少し安く提供したい気持ちを抑え、吉報を待つことにしました。

帰ってくると駐車場の脇に生えていた”つくし”も雪で真っ白になっていました。

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2006年3月29日 (水)

畳はフトンの湿気が大嫌い

Photo_73 今日の北陸地方は昨日とうって変わって雪まじりの冬の気候に逆戻りしてしまいました。

昨日まではもうそろそろ”布団乾燥機”を片付けようかと思うくらいの温かさが続いていました。今日で布団乾燥機も最後になるといいです。

さてここで畳の上に布団を敷いてお休みになっている方に気をつけていただきたいご注意があります。いつもお使いになる布団は毎日人体から発生する水分を吸収しています。そして布団が湿気を吸収する限界を超えてしまうと畳に湿気が移ってしまいます。特に万年床になっている下の畳は湿気が原因で腐食してしまうことがあります。とりわけ冬の日本海側では布団を天日干しできる日がほとんどありません。こんな時、是非使っていただきたいのが前出の”布団乾燥機”です。就寝前に使うと温かい状態の布団で寝ることできます。畳一はほとんど布団を温める目的で使用しています。写真は畳一が20年以上使っている布団乾燥機です。最近問題になっているPSEマークはついていませんが、これまで故障することなく使わせていただいております。

”冬場の畳のお手入れ”に関しては今日が最後でしょうか?

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2006年3月28日 (火)

納期厳守は早めの品番確認で

先日とある工務店よりFAXにて新畳の発注がありました。

いつもの書式で納期が記されており、現場地図と図面が添付されていました。その時は納期に余裕があったので図面の細かなところまで確認せずにファイルしてしまいました。ところが、これが間違いの始まりでした。

数日後、納期が近づいて図面を見てみると”へり”の品番が抜けていたのである。今ならまだ間に合うということで担当者に電話を入れてみました。ところがなんと本日は担当者が休みを取っているとのこと。

どうしよう。ヘリが決まらなければ畳は作ることができないのです。

結末からいいます。

間に合いました。

次の日、担当者に電話すると指定のへりの在庫が工場に残っていました。もし、在庫に無いヘリが指定されていたらメーカーより取り寄せなければならないところでした。

今回は助かりました。”へりの神様”ありがとう。

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2006年3月27日 (月)

鳴くたたみは安眠妨害

Photo_72 昨晩は商工会青年部の広域総会が石川県の片山津温泉のとある旅館にて行われました。畳一は副部長として出席していました。

旅館に到着するとさっそく客室へと案内されました。客室が近づくとほのかにイグサの香が漂ってきました。「最近畳替えしたんだな」とわくわくしながらお部屋に到着しました。

それから総会、宴会、二次会と無事終了し同室のメンバーは皆就寝してしまいました。

(-_-)ZZZ

(-_-)ZZZ

”キュー、キュー、キュー、キュー、・・・・バタン”

突然、奇妙な音が真夜中のお部屋に響きだしました。この変な音で就寝中のメンバー全員が起きてしまいました。この音の正体は畳が原因の床鳴りでした。畳を踏むことによって畳床を縫っている糸がキューキューと音をたてるのである。誰かがトイレに行く度に床鳴りがしてゆっくり眠れませんでした。せっかく畳替えしたばかりなのに畳床がこんな状態では台無しになってしまいます。

本来イグサの香は温泉旅館の雰囲気を盛り上げてくれるのですが・・・・。あらためて畳は”床”と”畳表”のどちらが欠けていても駄目なんだと思いました。

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2006年3月26日 (日)

春の火災防御訓練

Photo_71 今日の午前中は「春の火災防御訓練」に参加していました。

今回は市の消防分団から21分団が集まり水出し操法を行うものでした。訓練の内容は火災を想定し、ポンプ車を使った放水までの基本動作を行うものです。普段は水を使わない動作だけの訓練でしたが今回は実際に水を放水する内容でおこなわれました。

今日はメンバーの1人が欠席したため即席で畳一が助っ人として加わることになりました。ぶっつけ本番で3年ぶりの操法だった為、かなりぎくしゃくしてしまいました。写真は別人ですが畳一もこの人と同じようにホースの先を持って構えていました。水の圧力が強く後方へ引き寄せられるのをやっとの思いで踏ん張っていました。

今日は普段使わない筋肉をかなり使ってしまいました。明日は筋肉痛ですかね^_^;

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2006年3月25日 (土)

春の準備はタイヤ交換から

Photo_70 今日の午前中はタイヤ交換をしていました。

北陸地方は積雪があるため、12月から3月までを冬用のタイヤ(スタッドレスタイヤ)で過ごし、4月から11月の間は普通のタイヤを着用します。

写真は冬用のタイヤです。普通のタイヤと比べてデコボコしています。この溝のおかげで雪や氷でスリップするのを防いでくれるのです。見たところ溝はかなり残っているようですが、4回目の使用でゴムが硬くなってきているように思われます。タイヤのゴムは柔らかいうちのほうが効きがいいのです。来シーズンはそろそろ買い替え時かも。

タイヤ交換は北陸地方では春の風物詩になっています。ちなみに畳一の借りている月極駐車場では8割くらいはまだ冬用のタイヤでした。

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2006年3月24日 (金)

学生生活は白い壁に青畳

Photo_69 こちらは金沢大学にほど近い民間の学生寮の一室です。

まかない付きの寮で管理人室には寮母さんが住んでいます。最近はこのような形態の寮が減少しているため20室ある個室はいつも満室状態を保っています。一昨日が卒業式だったので、現在は大慌てで入れ替わりの準備を進めています。

この独身寮は築30年は超えた古い建物で、外観や共有スペースはお世辞にもきれいとは言えない状態になっています。ところが個室だけはけっこうきれいと言えるような仕上りになっています。ドアを開けると全面に真っ白な漆喰が壁に塗られています。写真ではビニルクロスと見分けがつかないかもしれませんがれっきとした漆喰壁がお部屋を包み込んでいます。ここに畳一が青畳を敷き込んで落ち着いた空間に仕上がりました。「白と緑の相性っていいんだな」と自己満足に浸りながら一枚パチリと写しました。

早く新しい学生さんが来ないかな。

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2006年3月23日 (木)

畳製作で一番重要な部分は”角”

Photo_68 昔の畳には”木”の部分がありました。

写真の職人が穴あけ加工をしている板がそれです。これを畳の端に取り付けることによってきれいに角が立ちます。(写真下は取り付けた状態)

この板は”かしら板”と呼ばれ畳製作の一級技能士の実技試験では”かしら板”の加工が必須となっています。加工手順としては、まず”かんな”をかけて板を真直ぐな状態にします。木は乾燥によって反りが出る性質があるので必ずかんながけをします。そして糸を通す穴をあけます。(写真上)それから畳の寸法に合わせて”かしら板”を畳床に仮固定します。固定された板に沿って畳床を切断し、穴に糸を通して完全に畳床に固定させます。この状態で写したのが写真下です。

また、”かしら板”は畳の角を出すだけでなく畳の寸法を決める重要な役割があります。この板は畳の両端にそれぞれ一本ずつ取り付けられていますが、これらの板と板の距離と板自体の長さで畳の大きさが決められるのです。144_1

こちらの”かしら板”は畳一が先輩職人の指導を仰ぎながら取り付けたものです。実技試験の練習台とはいえ大事な商品なのでかなりのプレッシャーがありました。そして先日無事に敷き込みまでさせていただきました。

一級技能士への第一歩。無難なスタートにまずは一安心です。

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2006年3月22日 (水)

すり切れてわかる畳の違い

Photo_67 無残・・・・。

誤った使い方をするとこうなってしまいます。おそらくキャスター付のイスですり切れてしまった畳表である。日焼けの具合を見ると使用開始から4~5年程度しか経過していないと思われますが、ここだけすり切れて下部の畳床が透けて見えています。

畳屋としては寂しくなってしまう使い方ですが、この写真のおかげで普段は見えていない部分をお見せすることができました。擦り切れた部分をよく見ると白いたて線が10本くらい確認できないでしょうか?これは綿の糸で畳表を織り上げる”たて糸”です。

この”たて糸”だけでもいくつも種類があるので畳選びの際に確認することをお薦めします。というのは、この”たて糸”によって畳表の耐久性が異なってくるからです。主なものを紹介しておきます。

<たて糸の種類>

1.綿糸(写真のもの)

2.綿W(綿糸が2本になっているもの)

3.麻糸(綿糸より太く丈夫。色は茶褐色)

4.麻糸+綿糸(麻糸と綿糸が一本ずつ入ったもの)

見えない部分に秘密が隠されているのです。ただし、これが見えた時には畳替えのタイミングをかなり経過していますよ。

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2006年3月21日 (火)

新しい畳に”スジ”を見つけたら

Photo_66 右の写真から真ん中に一本の”スジ”を確認できるだろうか?

こちらは昨日作ったばかりの畳である。

こんな新しい畳にい筋に沿って数本の”スジ”が入っていることがあります。最近、新築の住宅に入居された方や和室の表替えをされた方はさっそく畳を見てもらいたい。

あまり見栄えがいいものではありませんが、原因と対策について説明します。

畳表は折りたたんで運搬されます。そのため新しい畳や表替えした畳には折り目のたて線が残る場合があります。決してキズではありません。い草の目がつぶれることによって消えるので、ご使用することによって消えていきます。したがって、使い古された畳にはこのような”スジ”はあまり見ることがありません。

本当に付いたキズは消えませんのでご注意を!

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2006年3月20日 (月)

先入観からの自由

Photo_65 昨日に引き続き話題がお酒関連になります。

畳一は6~7年前にワインばかり飲んでいた時期がありました。そのころは間違いなくイグサよりワインの知識のほうが詳しかったといえます。

今日はワインそのものではないのですがブランデーに関する先入観についてご紹介します。

<中国では「琥珀色が濃ければ濃いほど、長期間樽熟成された上質のコニャックである」という間違った常識が存在し、そのため多くのコニャック生産者は中国向けにのみ、大量のカラメルで着色した『チャイナ・スペック』を輸出しています。香港みやげのコニャックが時々、日本の同じ製品よりも色が濃いのはこのためです>(出典:『ワインの自由』)

畳の世界にも「青ければ青いほどよいイグサ」だという誤った常識が存在します。同じように畳表に着色する業者が現れました。このような偽りの品質がいつまでも通用するはずがありません。畳の本来の価値を伝えることが出来れば畳の将来は明るいと言えるのではないでしょうか?

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2006年3月19日 (日)

佐賀県の美味しい日本酒

Photo_64 畳一には酒屋の友人がいます。

先日おいしいお酒があるということでお店に行ってきました。

友人のお店は商品構成に特徴があります。日本酒に特化したお店作りをしており、銘柄も特定のものしか扱っていません。これまでは石川県の鳥屋酒造の「池月」という銘柄のみだったのですが、最近になって佐賀県の「東長」というお酒が並んでいました。

「池月」もそうなのですが、北陸地方のお酒の多くは辛口がほとんどです。ところがこの「東長」は甘口で濃厚な口当たりが特徴ということでした。実際に飲んでみると口当たりがまろやかでついつい飲みすぎてしまいました。実は畳一は日本酒が苦手だったのですが、これなら飲めそうな感じです。ただ甘口のお酒に合う料理が欲しいところです。

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2006年3月18日 (土)

カーネーションとフリージアと小花台

Photo_63 今日は畳一が自ら小畳を作ってみました。大きさは100㎜×100㎜×10㎜と手のひらにすっぽりと収まるサイズになりました。

さっそく畳一が”和の空間”をプロデュースしている友人の花屋さんに持ち込み記念撮影しました。いつもはChonan’sさんの<Joe>が活躍しているのですが(当ブログ2月18日を参照)、もう少しちいさな花瓶を飾りたいとの希望で作りました。

主役はカーネーションです。カーネーションはどちらかというと洋風なイメージの花ですが畳との相性は良いと思われます。そしてカーネーションの脇を固めるつぼみの花はフリージアです。つぼみが開くと黄色の花が咲くそうです。花言葉は「純潔・無邪気」だそうです。

花が開くとさわやかな甘い香がするそうです。花が咲くのが楽しみです。人気blogランキングへ

2006年3月17日 (金)

左官屋と畳屋

Photo_62 今日の午後の出来事。

とある新築現場に着くと、左官屋のおやじが和室の真ん中にバケツとこてを広げて陣取っていた。

畳一 : 「畳の寸法取れますかね?」

左官屋 : 「もう少し早く来いよ。養生してしまったぜ。」

畳一 : 「うっ、・・・・。」

左官屋 : 「バケツ少しどけてやれよ。」

(なんだ、やってもいいのか^_^;)

と、よくある光景である。住宅の建築工事は分業と協業によってなりたっている。着工から竣工までじつにさまざまな人間が現場に出入りする。まあ、これはあたりまえすぎるのでこれくらいにしておこう。

ただし、一般の方は壁の塗り替えと畳の張替えを計画される時にご注意があります。壁の塗り替えには大量に水分を含んだ左官材が使われます。これを壁面に塗ることによって水分が発散する表面積が広がります。この湿気を新しい畳表が吸い込むと、表面が波打ったようにたるんでしまいます。そして、いったんたるんだ畳表は乾いた後に元通りになることはありません。

一番よい対策は壁が完全に乾燥してから畳工事に移ることである。つまり、左官工事⇒畳工事の順で段取りをすることである。もし、和室のリフォームを計画される機会があったら思い出していただきたい。

話の展開としては左官屋と一悶着あったほうが盛り上がったのだが、いずれ”畳一Vs左官屋”の投稿があるかも・・・

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2006年3月16日 (木)

朝日新聞に畳の記事が

昨年7月30日の朝日新聞で「国産畳の再生なるか」という見出しで始まる記事が約一面にわたり掲載されていた。

畳一は朝日新聞を購読していないため、この記事を友人が畳一のためにとっておいてくれたものだ。畳需要の減少は周知の事実であり、「何か事業のきっかけにでも」との好意からこの新聞記事を持ってきてくれた。最初はよけいなお世話だと思っていたが、いくつか印象に残る記述があったのでご紹介したい。

<現地(スイス)では、バウビオロギー(建築生態学)協会で「伝統に裏打ちされたエコロジー。循環型社会に適応している。」と絶賛され・・・・

・・・・・・和室を持つ欧米人もおり、「タタミ」という言葉が通用する。だが、ほとんどが中国・台湾製だ。「本物を知ってほしい」と・・・・・>(朝日新聞抜粋)

中国産や新建材の畳は安価で新しい間はそれなりにきれいに仕上がるが、ここで言う本物とは国産の無農薬や減農薬の畳表と稲ワラの畳床を指す。この記事で何が印象的かというと、エコロジーと絶賛されるべき畳は稲ワラの畳床を使用したものだが、彼らが使用しているのは中国産や新建材のタタミだという点だ。

<横浜市で畳店を営む埴田昇さんは今年5月、スイス・チューリヒにいた。日本の伝統的な畳をPRするためだ。注文もあり、来年から本格販売する計画だ。京都市の畳店の本山浩史さんは米国をにらむ。今年1月下旬には所属する異業種交流会とともにニューヨークで開かれた贈答品の国際見本市に畳ベッドなどを出展。現地にグループの総代理店も設置し、すでに数台売った。・・・・・・>(朝日新聞抜粋)

現在、国内市場の主流は中国産表と新建材床だ。畳の国際化が本物の畳を見直す契機になればと思う。そしてPRは国内市場でも必要である。いい畳は使用開始から数ヶ月経たないと違いが出てこないが、一般消費者には情報が伝わっていない。必要な情報が与えられていないならば価格でしか選ぶことができないのは当然の結果である。

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2006年3月15日 (水)

二畳台の写真を探していたら・・・

Photo_61 すごい写真が出てきました。

3月2日の投稿で「厚畳」を紹介したところ、いぐさ農家の”せい”さんより「二畳台」についてのコメントが寄せられました。

それから3年前位までの記憶をたどってみるとそれらしいものを作ったのを思い出しました。そして探し当てたのがこちらの写真です。面積は半畳くらいですが、厚さはおよそ20㎝はあるかと思われます。

念のため「畳大図鑑」で調べてみると、「二畳大」の写真と製法が事細かに記されていました。「畳大図鑑」の「二畳台」は畳床を2枚重ねて作りますので厚さは約10㎝程度になると思われます。

それではこの写真の畳はいったい何なのでしょうか?

とりあえず分厚いので「スーパー二畳台」とでも呼びましょうか?

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2006年3月14日 (火)

「ひのみどり」で大失敗

お客様 : 「裏返しの畳より表替えした畳の方が早く焼けてしまったんですが。」

昨年の話になりますが、4年ほど使用した畳の裏返し工事を承わりました。(裏返しについては2月3日の投稿を参照)ところが、一枚だけ飲みこぼしの跡が裏側まで通っていたために一番色の近い畳表で対応しました。このとき一枚だけ表替えで使用したのが「ひのみどり」という品種の畳表でした。裏返し出来た畳に付いていたのは在来種の畳表でした。

そして敷き込みから2ヶ月ばかり経った頃にそのお客様から電話が入った。冒頭のセリフはこの時の言葉だ。まさかと思いながらも現場を見ると確かに一枚だけ色の濃い畳が目に入った。あまりに一目瞭然だったので事情を説明して、在来種の畳表で再度表替えをさせていただいた。恥ずかしながらこの時まで全く知らずに使っていました。

「ひのみどり」について

<その名の通り緑色の強い畳表に仕上がります。茎が細く着花が少ないのが特徴。一時期JA熊本が推奨したため、国産表の作付面積の半分以上が「ひのみどり」に切り替えられたとか。そして焼けが早い。焼け自体はきれいなのだが・・・。>

非常に稀なケースでしたが勉強になりました。

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2006年3月13日 (月)

撥水効果の高い「清流」

045 「銀白」「綾波」に続き和紙素材の畳表”第3弾”の「清流(せいりゅう)」です。素材的には前者と同じですが目積というヘリ無畳に適した織り方で作られています。

写真は3尺角(半畳)での施工例です。縦と横で光の反射のしかたが変わるため、交互に敷き詰めると市松模様(チェック柄)が浮かび上がります。「清流」は撥水効果が高く、掃除やお手入れも簡単です。万が一飲み物をこぼしてしまっても染みこみにくく、サット拭き取ればシミになることはありません。ホルムアルデヒド放出量測定試験においてF☆☆☆☆の認定を受けています。

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2006年3月12日 (日)

電気ショックによる応急手当

Aed 畳一は三年前からボランティアで市の応急手当普及員をやっています。今日はその再講習に出席していました。

今回の講習の中心課題はAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)を用いた心肺蘇生法でした。

これまで日本では医療資格を持たない人がAEDという機械を使って除細動(電気ショック)を行うことが認められていませんでした。ところが、昨年7月より法整備が整えられ、一般の人でも除細動を行うことが認められています。

<そのメカニズムを簡単にご説明します。>

心疾患で突然倒れたひとは心臓の筋肉がブルブルと震えた心室細動と呼ばれる状態になってしまいます。このまま放っておくと心臓が血液を送り出せず死に至ります。また、血液が脳に送られないと脳に障害が残ってしまいます。そのため、まず人工呼吸や心臓マッサージをして血液を脳に送らなければなりません。そして、この心室細動が起こっている時に電気ショック(AEDによる除細動)を行うことによって正常なリズムに戻すことができます。心室細動になってから除細動するのが1分遅れると7~10%の割合で生存退院率が低下してしまいます。したがって救急車が到着するまでにその場に居合わせた人が一刻も早く応急手当をすることが生死を分けるのです。

心肺蘇生法と少しの勇気が大切な人を救います。

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2006年3月11日 (土)

へりの選び方”壁が赤色の場合”

02_1  お座敷など壁が赤の場合があります。経験からすると写真のように赤壁と黄色のへりが相性がいいと思われます。

これで終わってしまっては説得力に欠けるので少し科学的な見地から検証してみたいと思う。

以下はインテリアコーディネーターが用いる色彩計画の原則である。

<長く住んでも飽きのこない室内色を選ぶ際には、室内の大きな面を支配する主調色として、高明度・低彩度の色選ぶと無難である。また、室内の安定感を得るためには、天井⇒壁⇒床の順に明度が低いと落ち着くとされている。逆に、室内の主調色を占める部位に対して、従属する部位の色相が対立的な関係にあり、双方が鮮やかなトーンでまとめられると、派手な感じとなり、落ち着きを失う。したがって、主調色に対する従属の部位には同一または類似色相による配色をするのが一般的であるが、特に面積の小さい部位や目立たせたい部位には、対立配色を用いるとアクセント色として効果的である。>

この原則に従うと壁の”赤”は主調色としては派手なイメージになる選択である。そして面積の小さな部位であるへりを対立配色の”黄色”にすることによってアクセントになっているのである。

専門的な知識を用いて選択するとこうなるということであって、普段は経験と勘で選ばせていただいています。

センスが良さそうな職人さんだったらおまかせしては・・・

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2006年3月10日 (金)

断熱性能重視の「わらサンド床」

098 畳の内部をお見せいたします。畳の内部は厚さ5~5.5㎝の板状の床(とこ)で出来ています。畳にしてしまうと見えなくなってしまいますのではだかの状態でパチリと一枚写しました。

床は大きく分けてワラとインシュレーションボードの2種類の素材のものがあります。どちらが優れているとはいえませんがそれぞれ一長一短があります。ワラ素材の床は座りごこちや足あたりがやさしく耐用年数が長いのが特徴です。インシュレーションボードのものは座りごこちは固めですが角がきれいに施工できます。

<インシュレーションボードに関しては2月15日の投稿を参照してください。>

今日ご紹介するのはワラ素材の床のなかでもワラとワラの間にポリスチレンフォームを挟んだ「ワラサンド床」です。最初に旭化成がスタイロフォームと呼ばれる独自のポリスチレンフォームを挟んだスタイロ畳を開発して普及しました。本来、ポリスチレンフォームは断熱材として用いられる素材でこれを挟んだワラサンド床は断熱効果の高い畳床です。

畳一のお店では「わらサンド床」に関しても能登産のわらを使用しています。

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2006年3月 9日 (木)

「泥染め」は畳表のお化粧

01 写真から畳の表面に白い粉が付着している事が見てとれるだろうか?新畳や表替えしたばかりの畳には粒子の極めて細かな泥が付いています。この泥が白い粉となって畳の表面に見えているのです。

このまま使用しますと衣服に白い粉がついてしまいます。こんな消費者にとって無用の粉がなぜついているのでしょうか?

畳関連の資料によると

刈り取ったい草を均等に早く乾燥させるために用いる加工。

い草の葉緑素を閉じ込める働きがある。

簡単に説明するとい草の色素を保護する目的とされていますが、畳表の色を少しでもきれいに見せたい生産者側の事情もあるようです。人に例えるとファンデーションみたいなお化粧という所でしょうか?

ただし、ご使用時には必要ありませんので乾いたタオルで拭きとってください。どうしても取れないときはかたくしぼった雑巾で目に沿ってムラなくふき取ってください。雑巾をしぼる握力に自信のない方は雑巾を脱水機にかけてふきとってください。

ここで畳表の素顔が見えてしまいます。この後、畳表はずっと”すっぴん”のまま過ごしていくのです。

また、最近では泥落とし加工した畳表が開発され多くのハウスメーカーで採用されています。一説によるとブラシで泥落としされた畳表の表面はザラザラとしたキズだらけの状態になってしまうとか。

”すっぴん”の素顔の上に傷だらけとは・・・・

・・・・・かわいそうに。

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2006年3月 8日 (水)

へりを目立たなくさせる方法

12 先日、”ヘリ無たたみ”を予算的な都合であきらめた方よりコメントが寄せられました。

事情を聞いてみると、ログハウスを建築中との事で、あまり和室っぽいイメージにしたくないとの事でした。そこで希望していたのがヘリ無たたみだったのですが、金額の面でどうしても折り合いがつかなかった模様です。

金額は聞きませんでしたが、一般的にヘリ無たたみは高額で普通の畳と比べると同じ面積で2倍以上のコストがかかってしまいます。やむなくへり付の畳で施工することになったのですが和室のイメージをできるだけ抑えたいとの希望から以下のような内容にてコメントしました。

写真のような淡い色のへりを選ぶことでへり自体を目立たなくしてしまうことです。薄いグリーン系のへりであれば若い畳表の色に近くへりの存在をそれほど強く感じることはありません。または淡いベージュのへりであれば日焼けの進んだ畳表の色に近くなります。ちなみに写真は高田織物株式会社の「大宮縁(おおみやべり)」シリーズの”集(つどい)”の№2というへりが取り付けられています。

高田織物株式会社のホームページ

透明なへりでも開発されないかなー。時々安易な考えが浮かんでしまいます(-.-;)

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2006年3月 7日 (火)

へりの選び方”壁が緑色の場合”

畳表は等級によって耐久性やきれいさを表していますが、へりにはデザインの違いこそありますが等級といえるものは存在しません。ただお部屋の印象を決定するのは畳表よりもへりによる部分が大きいようです。

057 ●壁が緑の場合

壁と同系色をへりを選ぶのが失敗が少ない選び方です。したがって緑の壁には緑のへりを選ぶときれいに仕上がります。これが一番まちがいないでしょう。へり選びの基本は壁と同系色を選ぶということです。今日はとりあえず基本形をお伝えしましたが徐々に応用編へと進めていきたいと思います。乞う、ご期待。

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2006年3月 6日 (月)

和紙素材の「綾波」で洋室にもヘリ無畳を

G 和紙素材の畳はお部屋のイメージをモダンにしてくれます。

こちらはリビングに隣接するタタミコーナーに和紙素材の「綾波(あやなみ)」を敷き込んだ施工写真です。

和紙をいぐさの茎と同じ形状にしたものを畳表として織り上げたものです。素材は「銀白」と同じですが、中目綾織というへり無し畳用の畳表に織り上げています。色は淡いグリーンの銀白色とうすいイエローの黄金色の2色があります。ホルムアルデヒド放出量測定試験においてF☆☆☆☆の認定を受けいます。

光の反射によって市松模様が浮かび上がります。天然和紙に特殊顔料を練りこみ、樹脂コーティングした畳表です。日焼けによる褪色や変色を抑え、新畳の色合いを長く保ちます。また、カビやダニの発生を抑え、アレルギーやアトピー性皮膚炎の方でも安心してご使用できます。

Photo_60 淡い色合いが和風、洋風のどちらの空間でもマッチする仕上りになります。撥水効果が高く、掃除やお手入れも簡単です。万が一飲み物をこぼしてしまっても染みこみにくく、サット拭き取ればシミになることはありません。

写真上は銀白色(グリーン)で写真下は黄金色(ベージュ)です。

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2006年3月 5日 (日)

ありがとうラーメン

Photo_59 先日ご紹介した谷川 洋司さんを覚えているだろうか?

2月25日の”交流会”という投稿にて紹介した方で、その時講師を務めていたラーメン店の店長である。

今日はこのお店がある富山県高岡市まで足を延ばしてこちらの「こってりラーメン」を食べに行ってきました。さっそくメニューを拝見し、「こってりラーメンの塩味のギョーザセット」を注文しました。

数分後、その名の通り見るからにこってりしたラーメンが出てきました。

一見すると熊本ラーメンのような豚骨スープに見えましたが、実際は鶏がらの濃厚スープです。麺も太くて熊本ラーメンとはまったく別物で、初めて味わうラーメンでした。シンプルな味付けでしたが濃厚なのでしばらく後味が残る感じがしました。

この「こってりラーメン」が食べられるお店は富山県高岡市の「ありがとうラーメン」です。

ホームページはこちらからありがとうラーメン

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2006年3月 4日 (土)

<Joe>の素材は「美龍」

Photo_58 こちらはとあるハウスメーカーの住宅展示場の和室です。3年前くらいに畳一が敷き込みました。書院、茶室の水屋を備えた和室のカタログみたいな間取りになっています。こちらの和室で特徴的なのは9尺(270㎝)もある大きな床の間があることです。

この床の間で指定されたのが積水成型工業株式会社の「美龍(みりゅう)」とよばれる畳表です。先日ご紹介した「美草」の床の間版です。

この「美龍」を最近どこかで見かけた記憶が浮かんできました。

・・・・・・<J

・・・・・・<Joe>

・・・・・・モダンガール

そう、先日届いた<Joe>のモダンガールです。

施工してからだいぶ経過してしまいましたがなんとか写真は残っていました。

さがしてみるものですね。

Chonan’sさん間違いありませんモダンガールは「美龍」で出来ています。

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2006年3月 3日 (金)

畳の寿命は?

畳は大きく分けて畳表と床からできています。畳表の耐用年数は約10年、床は20年から30年と部分によってばらつきがあります。床に比べて畳表の耐用年数が短いのでそのまま使い続けると畳表だけがボロボロになってしまいます。そのため床が使える期間に2、3回程度裏返しや表替えで畳を修繕することをお勧めいたします。

また、床はその材質によって耐用年数が異なります。ワラを主原料にしたものは30年以上もつことがあります。インシュレーションボード製の床やインシュレーションボードとポリスチレンフォームを組み合わせた床は20年ほどでへたってきます。

それから使用頻度による影響も考慮しなければならないでしょう。いつも座る所やお部屋の入り口は床が早くへこんでしまいます。さらに結露や雨漏りで床が濡れるのを放置しておくと床がくさってしまいます。このように畳は材質や使用頻度によって耐用年数が大きく異なってしまいます。もしどのような工事が適当かまよった時はお近くの畳店または畳一にご相談してください。

ベテラン職人が責任を持ってお答えします。

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2006年3月 2日 (木)

厚畳

Photo_57 今日の北陸地方は小雪が舞う寒い一日となりました。こんな日は工場内で仕事をするのに限ります。

今日作っていたのは「厚畳」というお寺で使う畳です。写真で見ると、一番上に乗っかっている白いへりの畳がそれです。

畳一の住んでいる北陸地方は浄土真宗のお寺がたくさんあり、このような畳の注文が入ります。最近ではお寺にお参りに行く機会がほとんどなくなりましたが、たいていのお寺には御堂の傍らにこの「厚畳」が置いてあります。お坊さんはここに座ってお経を読みます。すわり心地ははっきりいって硬いです。畳一では30分も我慢できないでしょうな。

これから正座の特訓でも始めますかな。

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2006年3月 1日 (水)

カラー美草

Photo_56 グレーの畳を見たことがあるだろうか?

こちらは「カラー美草」というグレーの畳表を敷きこんだお部屋の施工写真です。昨日ご紹介した「美草」と同じ天然素材とプラスチックの複合材で目が細かな目積織りで織り込まれています。

<特徴>

1.カラーバリエーションが豊富。写真のグレーのほか、ベージュ(黄金色)、グリーン、バイオレットブルー、ピンクの全5色があります。

2.日焼けによる褪色や変色を抑え、新畳の色合いを長く保ちます。

3.カビやダニの発生を抑え、アレルギーやアトピー性皮膚炎の方でも安心してご使用できます。

お部屋をラッキーカラーでコーディネートしてみては?

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