無料ブログはココログ

2007年10月 7日 (日)

ひのきベッドのフレームに得意のへり無し畳をはめ込みました

Photo今年の春先にひのきの畳ベッドのフレームを作ってもらいました。

畳一は畳屋なので当然ながら畳の部分は自ら担当しました。製作当初は普通のへり付きの畳をはめ込んでいたのですが、またまた遊び心が出てきてしまい細くカットしたへり無し畳を入れることにしました。

このフレームはシングルサイズなので普通の畳だと一枚がすっぽり入る大きさです。ですが・・・、一枚の七等分の大きさに細くカットしたへり無し畳を7枚はめ込んであります。畳っぽくなくてなかなかデザインも気に入っています。淡いグリーンと無垢のひのきの色調もバランスよく上品なベッドになりました。ただし、一枚の畳を七等分にして手っ取り早くつくっても良かったのですが、そこはエコロジストの畳一で寸足らずの余った材料だけで作りました。

完成は夏の前になったのでいつもより快適に熱帯夜を過ごすことができました。特に今年は金沢でも猛暑日が連続して寝苦しい日々が続いていましたが、畳ベッドの適度な硬さとひんやりした肌触りで体感温度を下げてくれました。いつもならエアコンのスイッチを入れたまま寝ていたのですが、今年の夏はほとんどエアコン無しで朝まで眠ることができました。

さらにこのベッドにはちょっと驚く別の機能が・・・。うまく機能したら発表しますね。

2007年3月 3日 (土)

DIYの畳ベンチが完成しました

Photo_253 数週間前から取り掛かっていた”畳ベンチ”が完成しました。正確に言うと畳ベンチの畳が本日になって仕上がりました。

ベンチ本体の木の部分はすでに作ってあったのですが畳を能登産ワラ床仕様で手縫いしていたために完成が伸び伸びになっていました。

3つ前の投稿で紹介していたワラ床がそれです。その時に完成写真を見せてほしいというコメントをいただいていたのでやっと約束が果たせました。

畳をまくると収納ボックスになっているのが特徴です。おかげで玄関周りが少しすっきりしたような・・・。

整理整頓にも一役買いましたよ。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2007年2月26日 (月)

お雛様の台座を畳で作りました

Photo_252 今年もひな祭りが近づいてきました。

わが家のお雛さまは飾られなくなって久しいのですが、今日はお雛さまの台座を畳で作る仕事をしました。

去年の年末から依頼を受けていたのですが、この度お雛さまの本体が完成したということで急いで二枚の台座の製作に取り掛かりました。量産品ではないので二枚で半日ばかりを費やして完成させました。

側面の”へり”の部分は和紙でくるんでつくりました。畳表はへり無畳に使われる”目積(めせき)”という種類のものを採用しました。

さて、今回この台座を依頼してくれたのは和紙専門店の「プルミエ」さんです。へりの部分に提供してくれた和紙はもちろんのことお雛さま本体も全て和紙で作られています。写真では大きさが分かりにくいのですが台座は30㎝×40㎝なのでそんなに小さくはありません。

尚、現品限りということですがお雛さま2体と屏風のセットで1万円だそうです。早い者勝ちですね。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2007年1月15日 (月)

「小松表」は色白なのが特徴

Photo_247 「畳は青いほうが上質」

世間では畳の品質は青さで測られるているようですが、色白の畳表を作り続ける地域があります。

石川県小松市では僅かな生産量ながら白っぽい畳表を生産しています。昨年の投稿では生育状況を数回に分けてご紹介させていただきました。

その白い畳表がいよいよ畳として出荷されるときが近づいてきました。写真では左側の畳が小松表です。他の産地の畳表と比べて明らかに白いのが分かります。

その特徴は寒い気候に由来するもので”茎”が太くて短く育つためです。長さが短いので根元の白い部分が多く見えているのです。

また、一本一本のイグサが太いので丈夫で長持ちする畳に仕上がります。

冒頭の「畳は青ければ青いほうがいい」という認識は消費者の間に広く浸透していますが、私は”青さ”は畳の品質の中ではそれほど重要視しておりません。”青さ”が保つのは畳の一生から見るとほんの一瞬でしかないからです。それよりもイグサそのものの質や畳表としての”織り”の品質のほうが重要だと考えています。

畳表にもいろんな特徴があり多様な価値観に応えるように作られているのです。ただ小松表は生産量が極めて少ないので全国的な広がりを見せることはないでしょう。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2007年1月 5日 (金)

畳の上の万年床はよくないですよ

Photo_244 金沢では元日より5日まで連続して晴天が続いています。予報では晴天は元日のみだったので、いい方に予測がはずれた格好となりました。

いつもだったふとん乾燥機が大活躍するのですが、ここ数日の陽気に誘われて干しちゃいました。まさか北陸で冬場にふとんを干せるとは思っていなかったので驚きです。

さて、畳の上にふとんを敷いてお休みになられている方にご注意なのですが、万年床は禁物です。毎日体内から発散する水分がふとんを通じて畳まで達してしまうのです。

まさか、と思った方がほとんどだと思いますが、毎年腐食してしまった畳を取り替えさせていただいています。

一晩で体内から排出される水分は汗や呼気などで、その量は1リットルを超えるのです。この状態が何日も続くうちに畳が腐食してしまうのです。

対策としては寝る位置を毎日変えるとかも考えられますが、ふとんにしみ込んだ湿気はそのままになってしまうので布団乾燥機でふとんをホカホカに温めるほうがいいです。天日干しするのが理想的ですが冬の日本海側では天候的にほとんど不可能だと思われます。そういう意味では今日の晴天はラッキーでした。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年12月11日 (月)

畳の上に冷蔵庫を置くと大変な事に!

Photo_242 こちらはとある独身寮の一室で使われていた畳です。どうやら畳の上に冷蔵庫を置いていた模様です。

最近では住宅の洋風化が進み和室のない家が多くなりました。このような家に親元を離れるまで住んでいると畳の使い方を知らないままで実社会に出てしまうことになります。

冷蔵庫を畳の上に直接に置くという行為もまた畳を傷める誤った使い方だと言えるでしょう。冷蔵庫の中の汁物がこぼれたり、コンプレッサーの液がしみ出して畳の表面にシミが出来てしまいます。フローリングの上であればふき取ることもできる汚れでも畳の上ではくっきりとシミが残ってしまいます。さらに発見が遅れると内部の床の部分にまでしみ込んで床が腐ってしまうことがあります。

写真ではシミになった部分にカビが発生していました。幸いにも発見が比較的に早かったために表替えすることできれいに元通りになりました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年11月17日 (金)

今日の戦利品・・・?

Photo_240 こちらは賃貸住宅の表替え工事をするお部屋です。

畳を引き上げるとホコリといっしょに十円玉が出てきました。全部合わせると51円になりました。

へそくりにしては額が小さすぎますがどうしてお金が畳をまくると出てきたのでしょう?

ヒントは畳の寸法にあります。

畳は時間とともに寸法が縮む性質があります。そして畳が小さくなることで畳と畳、畳と敷居の間に隙間が出来てしまうのです。

実際このお宅では3~5㎜程度の隙間が出来ていて数年分のホコリが溜まっていました。

西田畳店では表替えの際にこの隙間を埋める工事を得意としています。見た目にもきれいですしホコリが溜まりにくい衛生的なお部屋作りをお手伝いしています。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年10月12日 (木)

新作ベッドはひのきのフレームに”ひのき畳”

Photo_232 マイスターマトバさんからまたまた畳ベッドの畳の注文が入りました。

今回のお客様は素材にかなりこだわりがあるらしくフレームだけでなく畳に関しても”ひのき”をご希望されました。

畳床には東濃産のひのきを用いて作ったひのき床になっています。ひのきの間伐材をチップ状に加工したものを圧縮して畳床に生成します。適度に弾力がありベッドの硬さとしては”わら床”よりも心地よく仕上がっています。さらに湿気の吸放出性に富み、睡眠中の汗を吸収する性質があります。まさにベッドのために作られた畳床なのです。

このひのきの畳床をへり無畳にしてフレームに納めさせていただきました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年10月10日 (火)

”拝敷”の完成図

Photo_229 先日の技能まつりで畳一が作った”拝敷”です。お仏壇の前に座る時に敷いて使います。

90センチ四方の畳表に”紋べり”という丸い紋様が入ったへりを取り付けます。となり合うヘリとへりの”丸”の位置を合わせるのに技術が要ります。丸が欠けていたり、ずれていると製品として販売することができなくなります。

ゼッケンがあるのは仕上がりの出来具合を決める競技会として行なわれたからです。残念ながら畳一は上位二名には選ばれませんでした。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年10月 6日 (金)

チャタテ虫は害虫ではないよ

Photo_227 昨日は技能検定に合格の報告にたくさんのお祝いのお言葉をいただきありがとうございました。皆様のあたたかい励ましにここまで頑張ってこれました。感謝です。

さて、今日の本題ですが、先日より相談を受けていた虫の種類が判明しました。現場となったのは築後4年を経た木造住宅でした。聞くところによると雨戸を締め切ることが多いとの事でした。今年の金沢は梅雨の長雨が続き、湿気がお部屋にこもりやすい状態となっていました。この時期も雨戸を閉めたままのことが多かったそうです。そのため新畳から4年が経過しているのにもかかわらずカビの発生が確認されたそうです。それほど今年の雨は激しかったということです。

そして、相談を受けていた”虫”ですが、伺った当日もたくさん出てきました。一見してチャタテ虫だと思ったのですが、御施主さまがダニではないかと強く疑いを持っていたためサンプルを採取して保健所に持ち込みました。結果はやはり”チャタテ虫”とのことで、駆除方法も教えていただきました。そもそも”チャタテ虫”は害虫ではないので、いくつか文献を調べてみましたが駆除に関する記述はありませんでした。写真はサンプルを判別するときに用いた文献で安富和男・梅谷献二著「衛生害虫と衣食住の害虫」です。

以下は保健所が示した駆除方法です。

・畳を虫干しする

・掃除機で吸い取る

・殺虫剤を吹きかける

そもそも畳に生えたカビを食べる虫なので、除湿機をかけるとかお部屋の換気をするなども効果的だそうです。

害虫ではないにせよ1畳あたり10匹近く出てくるので気持ちが悪いのは分かります。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月30日 (土)

多目的ホールがあっというまに畳の宴会場に

Photo_225 昨日の間に製作しておいた建材床N型の敷き込み風景です。製作の模様や材質については昨日の投稿を参照していただければと思います。

今日はこちらの3間×4間半で27帖のカーペット敷きのお部屋にその畳を敷き込みました。普段はテーブルとイスによるパーティに使用するお部屋でしたが、畳敷きの宴会場が必要だということで依頼を受けました。

畳の重さは約7㎏の軽量で、女性の方でも持ち運びが出来ます。サイズも全て同じ寸法で作られていますので汚れが付着した畳を目立たない場所の畳と交換することも可能です。ただし、お部屋を仕切るパーテーションに”曲(くせ)”があったので一部だけ寸法がきつくなっています。畳の出し入れをしやすくするために寸法をあまめに作っていたのですが少し残念です。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月29日 (金)

建材畳床N型

I JIS規格で言うところの”建材畳床N型”を作っていました。

建材床N型とはクッション材と補強材とポリスチレンフォームで作られた畳床です。写真はその内部が隠れてしまう前の施工中に写したものです。上から畳表、黒く見えているのがクッション材、薄い茶色のベニア板が補強材で白く一番大きく見えているのがポリスチレンフォームです。

特徴はとにかく軽いということです。全体の8割以上をしめる部分にポリスチレンフォームを使用し一枚あたり約7㎏の重さに抑えています。稲ワラ床で約30㎏の重さがあり、比較すると4分の1以下ということになります。用途は仮設の畳として使われます。敷いたり、引き上げたりを繰り返すので軽量であることが求められます。今日はこのような畳を27枚作っておりました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月21日 (木)

畳の鋭角カットは高等技術

Photo_218 こちらは鋭角にカットしたへり無畳です。畳表は和紙素材の「綾波」を採用しました。

施工する上で畳が石材や木材と大きく異なる点があります。石材や木材は目的とする寸法にしたがってそのままカットします。一方、畳はカットした心材に畳表を張り付けるため、心材を寸法通りにカットすることができません。すなわち、畳表の厚さを除いた大きさで心材をカットしなければならないのです。このことが畳を鋭角や変形に加工することを難しくしています。

最近では間取りが複雑化することによって変形の畳も増えてきました。西田畳店でもそんな要望に応えるべく試行錯誤を重ねてまいりました。当店での施工例です。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月19日 (火)

古民家再生のほぼ完成図

Photo_216 neoさんいつもコメントありがとうございます。以前ご紹介させていただいた古民家再生工事の畳を敷き込みました。リクエストにお答えして別の角度からお見せします。

先日写した同じお部屋ですが反対方向から撮影しました。入り口ドアと畳コーナーが見えています。二世帯住宅として再生するお宅の2階リビングです。子世帯が使用するらしく白を基調とした壁面とフローリングの空間になっています。畳コーナーは近頃増えてきたへり無し畳を敷き込んでありあます。

ちなみに1階部分は60畳の大広間になっております。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月16日 (土)

ひのき畳とひのきベッドのコラボレーション

Photo_213 今日の西田畳店は”ひのき”の香につつまれました。

ベッド用のひのき畳を作っていたからです。このひのき畳の床(心材)は岐阜県の飛騨フォレストさんで作られています。間伐材のひのきをチップ状に加工し、圧縮して畳床に生成されます。写真はその”ひのき床”をカットした切断面です。切断する度にひのきの香が工場中に広がりました。いぐさの香が染み込んだ西田畳店の店内にしばし森林浴のひと時が訪れました。

さて、この”ひのき畳”ですが金沢の”マイスターマトバ”さんで作られている”檜ベッド”のフレームに納まります。正に檜づくしの贅沢なベッドになります。納品は来週の予定なので当日が待ち遠しいです。

「マイスター・マトバ」さんのサイトはこちらです。

「マイスター・マトバ」

〒920-3117 金沢市北森本町ニ88

TEL 076-258-0057  FAX 076-258-1057

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月14日 (木)

斬新なデザインで古民家を再生

Photo_211 築70年は超える古民家の改築工事に参加しています。

4月より続いている大工事で今月にようやく2期工事が終了する予定です。畳の敷き込みは全て2期工事に含まれ、来週初めの敷き込みに向けて製作に取り掛かっています。

写真は二世帯住宅の子世帯が住まうリビングの天井付近を撮ったものです。半世紀以上の間この家を守り続けてきた梁がそのまま見える状態になっています。デザイン的にもいい感じですが、思い出の一部分が見え隠れするいい演出だと思います。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月 8日 (金)

畳は乾湿感が快適性を決定する

冷たいシーツに包まれた布団に入った瞬間に感じる肌触りの気持ちよさは誰もが体験したことのある快感だと思います。この時感じる肌の感触を「乾湿感(かんしつかん)」と呼びます。

乾湿感は畳の快適性を左右する重要な因子で、乾燥した畳は人間の肌に快適な感触を与えてくれます。夏場では、乾いた畳の上を歩くとひんやりとした足ざわりで気持ちよく感じることが出来ます。逆に冬場ではフローリングから乾燥した畳の上を歩くと適度な暖かさを感じさせてくれます。これも乾湿感に起因する快適性によるものです。

一方、畳が湿気を含んでくると熱伝導率が高くなり保温効果が下がって冬場では冷たく感じることになります。したがって冬季に湿気た畳の上を歩くと冷たく肌触りが悪くなってしまいます。北陸など日本海側では冬場も湿度の高い日が続くので注意が必要になります。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年9月 4日 (月)

畳敷きの和室で勉強するには

Photo_204 畳一は中学生のころ和室が勉強部屋でした。そこに机と椅子を持ち込んで夏休みの宿題や受験勉強に励んでいました。

そして畳の上で椅子を使うと畳の表面が早く擦り切れた思い出があります。今考えると、椅子の足やキャスターは小さな面積で床に接しているので畳にかかる抵抗が大きくなってしまいます。そのため、椅子を引きずると畳表の表皮がむけて毛羽立ってしまうのです。

こんなお部屋のためにと考えて作ったのが写真のチェアーマットです。硬い心材に美草(みぐさ)というプラスチック素材の畳表を張り付けてあります。これを椅子の下に敷くことによってお部屋の畳を守ることができるのです。大きさは90センチ四方で厚さは約8ミリに仕上がっています。

製品は出来上がったのでネーミングを考えてみようと思います。次回のグループコンサルティングの時に相談してみます。

『アイデアは32個からすごくなる』ですよね。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月30日 (水)

畳ベッドにへり無し畳を敷き込みました

Photo_198 今日は午前中から小松市内にある「生活アート工房」というギャラリーを備えた家具工房へ”へり無畳”を持っていきました。

この”へり無畳”は畳ベッドに敷きこむもので市松模様になるように作られています。写真の畳ベッドはギャラリー2Fにある展示室で写したもので、お部屋の照明に照らされて淡い市松模様が浮かびあがっています。

ベッドのフレームは無垢の”くるみ”を使用し、”米ぬかワックス”という自然塗料で仕上げてあるそうです。温か味のある素材にお洒落なデザインを施した自然素材のベッドです。そして無垢のフレームに囲まれるように敷きこまれているのが畳一の”へり無畳”です。

さて、こちらの畳ベッドを作る「生活アート工房」さんのサイトはこちらからです。

http://www1.ocn.ne.jp/~s-art/

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月29日 (火)

ダニは地球の掃除屋さん

時々、室内の畳で大発生するダニも大切な地球の一員です。

私達人間を含め全ての生き物は有機質を摂取しないと生きていけません。小さな生き物は大きな生き物に食べられ、大きな生き物はさらに大きな生き物に食べられます。植物以外の動物は自分より小さな動物を食べることによってしか有機質を取り込むことができないので、生きていくために別の生き物を食べて暮らしています。

この食物連鎖の末端にいるのがダニをはじめとする小動物です。

有機質を作り出す植物を「生産者」、植物の作り出した有機質を食べる動物が「消費者」であるならば、死んだ動物を無機質に戻すのが「分解者」であるダニ達なのです。したがってダニのいない世界では生物の死骸だらけのごみ溜め場になってしまうのです。

ここで話を室内に戻します。

ダニの発生しやすい環境は気温25℃で湿度70%以上で住宅の室内環境と似通っています。そのため畳や布団、カーペットなどで時々ダニが大発生してしまいます。したがって畳のお部屋にダニを大発生させないためにはまず、室内の換気が不可欠といえます。そして、ダニのエサとなる食べこぼし等のゴミを放置しないことも重要です。こんなちょっとした気配りで畳ライフをグッと快適に過ごすことができます。

冒頭の食物連鎖によるとダニを一掃するのは現実的ではありませんので、ダニの発生を抑制する室内環境を整えたいものです。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月24日 (木)

畳の”小上がり”がリビングの真ん中に

Photo_193 先日敷き込みを終えたリビングの畳コーナーです。

間取り的に説明するとリビングのちょうど中央に広さ3帖の小上がりになっているスペースです。通常畳コーナーといえばお部屋の片隅に追いやられている場合がほとんどですが、こちらのお宅ではほぼ真ん中に配置されています。

畳はへり無し畳の「綾波」を半畳にして6枚敷き込んであります。セミダブルのベッドより一回り広くなっていますので、ごろ寝するのに丁度いいと思います。テーブルを置くには少し狭いのが残念ですね。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月18日 (金)

やはり今年の湿気は強烈だった

Photo_187 写真は使用後3~4年の比較的新しい畳表です。この度”裏返し”を計画していましたが、ごらんの通り裏側にカビがびっしり生えていました。

表面は日焼けはしているものの乾燥しておりきれいな状態を保っていました。表面からは全く湿気がこもっている様子は感じられませんでしたが、畳表をはがしてびっくりです。

聞くところによるとこのお宅は夫婦共稼ぎで普段は締め切った状態が続いているとのことでした。おそらく今年の梅雨の湿気でカビが生えてしまったのでしょう。表面にカビが生えても裏側は助かっている場合のほうが多いので稀なケースといえるでしょう。とりあえず風通しをよくして湿度を下げることが肝要かと思われます。

この畳に関しては残念ながら表替えに切り替えていただきました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月17日 (木)

家具の採寸は慎重に

とある新築現場で畳の採寸をしていました。採寸を始めてしばらくすると施主と思われる一家が現場にやってきました。完成・引渡しまで約一週間となってうれしくてたまらないといった感じでした。現場には畳一と設備屋さんがいましたが、お客様にいち早く気が付いた畳一は元気よく声をかけることにしました。

畳一 : 「こんにちは」

お客様 : 「こんにちは。ご苦労様です。」

お客様 : 「中見せてもらっても大丈夫かな?」

畳一 : 「はい、大丈夫です。」(たぶん)

明らかに建築主風の家族だったのとほとんど仕上げ工事が終わって危険が無いと思われたので快く承諾していました。その後は家族で自由に見ているようでした。そのうち、家具の配置について若夫婦が思案していました。家具の位置から大きさや色など楽しそうに模索していました。家作りで一番楽しいのはこういう時期なんだなーっていう雰囲気がありありと伝わってきました。購入する予定の家具も決まりかけているようでお部屋の寸法を測っておられました。ところが、予定の家具が寸法に合わないらしくご夫婦の様子が険悪な感じに変わってきました。

ちょうど畳の採寸が終わったので見て見ぬ振りをして帰ってきました。いい雰囲気のままだったら、畳に家具を置くときのアドバイスや結露しない配置計画を教えるつもりだったので少し残念でした。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年8月 3日 (木)

目積(めせき)というへりなし畳にもカビが生えました

Photo_177 入居後一年のお宅よりカビの相談を受けました。

話しぶりから想像してかなりの被害が出ているものと思って訪問したところ、畳表に関してはほとんど無傷の状態でした。

カビの生えた部分は電話でアドバイスしたとおりにきれいに拭き取ってあったので全く形跡がありませんでした。ただし心理的な嫌悪感があるらしく表替えを強く希望されていました。ただし、実際に表替えすると畳表が新しくなって、さらにカビが生えやすい状態になります。この点については納得していただいたので、表替えする代わりに天日干しとアルコール消毒をすることに落ち着きました。

幸い先週末に梅雨明けしていたのでこれでカビが生える可能性は低いと思われます。念のためカビの生えない和紙素材の畳表も提案しておきました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月31日 (月)

板入れ手縫い畳の敷き込みに行きました

2006_07310101 今日の午後は技能検定の練習用の畳として発注してくれたW氏邸へ敷き込みに行ってきました。M氏邸に続いて2邸目の納品となりました。製作は終わっていましたが日程が合わずに今日まで敷き込みが伸び伸びになっていました。ちょうど昨日梅雨明けを迎えたということで絶好の畳替え日和になりました。

敷き込み中は小学生のお子様が興味深げにながめていました。畳替えは初めての経験だったということで夏休みのいい思い出になったのではないでしょうか?

検定、敷き込みともに無事終えることができ今日は一先ずホッとすることができました。出来栄えはというとやはり不陸がいくつか発生していましたので丁寧に不陸調整させていただきました。ちなみに寸法的には隙間なく敷き込みできました。

今回、畳を発注してくださったW氏とそのご家族には大変感謝しています。本当にありがとうございました。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月20日 (木)

畳にチョコレートのシミが・・・。

先日畳替えさせていただいたお宅からチョコレートに関する問い合わせがありました。正確に言うと、畳に付いたチョコレートのシミを何とか消す方法を教えてほしいという内容でした。

畳にとっては敷き込みから一ヶ月も経たない出来事としては最悪のアクシデントですよね。もちろんお客様にとっても後悔してもしきれない出来事だったと思われます。2歳くらいのお子様がチョコレートをこぼしてしまったとの事なので、怒るわけにもいかず当店に相談があった次第です。

まだ現場を見ていないのですが、おそらく溶けたチョコレートが畳表の”目”の中に入っている事が予想されます。完全に拭き取れていないのでシミになっているのではないかと思われます。

とにかく一度伺って状況を見てみたいものです。洗剤や漂白剤などは新たなシミの元ですから何もつけてないことを祈っております。

そういえばチョコレートシミって初めての経験ですね。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月19日 (水)

畳と亀の関係

Photo_168 昨日は”かめ”がいきなり現れて驚いてしまいましたが、亀と畳には少しばかり関係がありました。

日本の伝統的な文様に「亀甲(きっこう)」があげられます。この文様は亀の甲羅をモチーフにデザインされています。そして伝統的な畳の”ヘリ”もこの亀甲の文様を取り入れたものがあります。

写真は我が家の茶の間で採用させていただいた「亀甲」の”へり”です。今年の春に表替えしたお部屋ですが、たまたま亀甲のへりが付いていました。

最近ではへりといえばパステル調の無地が主流ですが、伝統の日本文様もいいと思います。伝統文様で畳の”へり”に多く採用されているのは「亀甲」のほか、「七宝(しっぽう」、「花菱(はなびし)」、「網代(あじろ)」などがあります。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月15日 (土)

縁(へり)の部分は熱に弱い

Photo_164 やっちゃいましたね。

アイロンを置いた部分だけくっきりと”へり”がとけてしまいました。

へりの素材は主にポリエステル、綿糸、ポリプロピレン、ポリエチレンで構成されています。天然素材は綿糸のみで圧倒的に化繊が多数派を占めています。化繊は褪色に強い反面、熱に弱い性質があります。

一方、アイロンの大きさから想像すると畳表の部分にも熱が伝わっているはずなのですが、畳表は比較的に熱に強いため、無傷で済みました。もちろん長時間放置すると畳表の部分でもこげ跡がついてしまいます。

今回は発見が早かったので”へり”の被害だけですみました。

どうぞ、アイロンがけの際は”へり”の焼け焦げにご注意くださいませ!

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月14日 (金)

畳の小上がりに寝転がると吹き抜けが見上げられます

Photo_163 吹き抜け越しに二階より小上がりの畳コーナーを撮影しました。

こちらは畳の敷き込みを終えたばかりの新築住宅です。リビングに隣接して畳コーナーがあります。畳はへり無し畳の「綾波」が選ばれました。一段上がった”小上がり”になっており、疲れた体を癒すくつろぎの空間に仕上がっています。見上げると吹き抜けから二階の様子が垣間見れます。

「綾波」は和紙素材の畳表でカビやダニに強い素材です。写真の黄金色は和風・洋風の区別なくマッチする色合いで人気があります。へり無し畳をご注文の際はごうぞご検討に加えてくださいませ。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月12日 (水)

畳表をひっくり返す瞬間を見ていただくと”裏返し”がよく理解できます

Photo_161 昨日は”裏返し”を勘違いした例をご紹介しましたが、本日は本当の”裏返し”をお見せします。

裏返しをするにはまず、へりを切り取って畳表(ござ)をはがせる状態にします。写真はまさにへりを取り除いたところです。

そして、畳表をはがしていくときれいな裏側が見えてきます。さらに最後まではがして、きれいな面を上側にします。それから、再びへりを縫い付けてると完成です。へりは新調しますので違ったデザインの物を選ぶと気分転換にいいと思います。

<裏返しのキーワード>

「畳表は一旦はがす」「へりは新調」

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月11日 (火)

畳をひっくり返しても”裏返し”にはなりません

Photo_160 「”裏返し”って畳をひっくり返すものだと思っていた。」とおっしゃるお客様がいました。

「では、畳をひっくり返してみますね。青いでしょう。」

こちらはただ今製作中の手縫いの畳の裏側です。畳表(ござ)が張られているのは表面だけで裏側は青いシートが張られています。シートの他、ワラや糸が複雑に重なり合っています。青いシートはポリプロピレンがラミネート加工された紙で床下の湿気からワラを守ってくれます。写真で見えているワラは”返しワラ”といって畳の厚みを調節する働きがあります。

ちなみに”裏返し”はいったん取り外した畳表をひっくり返す工事です。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月 8日 (土)

日当たりがいいお部屋では畳の日焼けが早いです

Photo_158 畳替えした時の青畳の色ってきれいですよね?

イグサの香もお部屋中に広がって気持ちのいいものです。

ところが日当たりのいいお部屋にテーブルや座布団を置いておくと家具の跡が残ってしまうことがないでしょうか?

写真は小畳ですが花瓶を置いた跡がくっきり残ってしまいました。この小畳は<Joe>という東京の長南畳店さんに作っていただいたものです。どうもすみませんでした。大切に飾ったつもりでしたが、同じ場所に長く置いておいたのが原因で日焼けしてしまいました。

イグサが褪色するのは紫外線が原因ですので、レースのカーテンや障子で直射日光を遮ることが日焼け跡を防ぐ有効手段です。全体的にある程度日焼けしてしまえば部分的に家具の跡が残ることはありませんので、畳替え後は直射日光に対するお手入れをお忘れなく!

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月 7日 (金)

いちばん畳がへこむ場所はお部屋の出入り口

Photo_157 最も畳がへこんでしまう場所をご存知だろうか?

えっ、タイトルに書いてあるって。

そうです、写真のようにお部屋の出入り口が踏まれる頻度が高く、畳がへこんだり、柔らかくなってしまいます。写真は極端な例ですが、敷居と畳の高さを比べると約1㎝程度の段差ができてしまっています。

こちらのお部屋の先日に畳の表替えをさせていただいたので、敷き込みのついでに不陸調整をさせていただきました。不陸調整(ふりくちょうせい)とは畳と畳の段差に当て物をして同じ高さに調節することです。畳と畳の段差だけでなく畳と敷居の段差にも高さの違いが生じるので不陸調整をして高さを合わせます。

畳床が柔らかくなってくると段差が出来やすくなりますので、畳替えを検討する時期かもしれませんね。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月 5日 (水)

雨が続くと畳のカビが心配です

Photo_155 今日の金沢は雨でした。最高気温は21度と少し肌寒い一日となりました。

今日のような日の為に先月あたりから畳替えの際にこんなご注意を促してきました。

「これから梅雨に入ってカビが生えやすくなりますので、晴れた日には出来るだけ風通しをよくしてください。」

ところが北陸地方では梅雨入り後も晴天が続いていましたので、もう一度こちらのご注意を思い出していただきたいと思います。

それからワンポイントアドバイスとしてエタノールの入った除菌スプレーを吹きかけることでカビの発生を抑制することが出来ます。写真はキッチン用洗剤売り場で見つけた除菌スプレーです。300ml入りを350円で購入しました。このスプレーをまんべんなく畳に吹きかけます。15分くらいで蒸発してしまいますので取り立てて拭き取る必要はありません。

ちょっとした工夫で面倒なカビの始末を省くことができます。あまったエタノールはキッチンの除菌用としてそのままお使いいただけます。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年7月 4日 (火)

和風のオーダー家具

Photo_154 以前「目押し定規」という畳製作に使う道具を作っていただいた家具デザイナーの甲斐 晋氏の作品をご紹介します。

5月29日の投稿でホームページにリンクさせていただいていますが、実際の作品も見せていただいたのでUPしました。

ほとんどの作品が洋風のコンセプトに基づいて作られていますが、一つだけ和のテイストを感じさせてくれる作品が目につきました。それがこちらの座椅子と座卓です。こんな家具を置くだけで平凡な和室もお洒落な空間に早変わりします。形や大きさ、色などはオーダーに応じて作りますのでいろんなタイプの和室に合わせることが可能とのことです。

甲斐 晋氏が代表を務めるFREYのホームページです。

http://www.frey-furniture.com/

2006年6月27日 (火)

田の字型の続き間があれば自宅で冠婚葬祭ができる

Photo_146 今日は市街地から車で20分ばかり山手へ入った古民家へ畳の敷き込みに行きました。

田の字型に連なる和室を全て畳替えさせていただきました。畳の枚数にして約40枚でしたので2日に分けて工事を行いました。今日は工事最終日で2部屋分を敷き込みました。

さて本来、田の字型の和室は冠婚葬祭を自宅で執り行なうために作られた間取りです。天井高が高いのも特徴で、冬は寒くて夏は風通しをよくすれば涼しい住宅です。暖房に要する光熱費がかさむ事から近年では住まい手が少なくなってきています。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年6月25日 (日)

イグサ玄関マットでお出迎え

Photo_144 写真は我が家のイグサ玄関マットです。

大きさは85㎝×180㎝で畳一枚分くらいの面積があります。作った当初は梱包時の折り目が波打ったようになっていましたが、現在ではすっかりシワが取れています。

”ふち”の部分は畳のへりでは細くて心もとないイメージだったので手芸店から布を買ってきて取り付けました。

3年前に作ったのでいい具合に日焼けしてきました。いまのところ耐久性には問題なさそうなので商品化を検討してみようかな。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年6月21日 (水)

畳のシミに漂白剤は逆効果

Photo_142 こちらは表替えしてから2週間ばかり経過した畳でシミがいくつか出来てしまっています。畳表は熊本産の「ひのみどり」でシミの原因はお茶をこぼしたことによるものだそうです。

家の人にお部屋を見せてもらうと一枚だけ茶褐色に変色した畳がありました。畳一が見たときには水分は完全に蒸発していました。こぼしたお茶をどのくらい放置していたのか不明でしたが、漂白剤をシミの部分に使ったそうです。何とかしてあげたい気持ちで持参していたベビーパウダーをかけてブラッシングしてみましたが、少し薄くなった程度でした。畳表の裏側にもシミが浸透していると予想されますので再度表替えをしなければきれいにできないと思われます。

畳表にはもともと油分があり、お茶程度の液体汚れなどははじいてくれます。したがって、長時間放置しないでふき取ってしまえばほとんどシミになることはないと考えられます。

結局こちらのお宅ではまたお茶をこぼす可能性が続くため、暫くこのまま使用を続けることになりました。シミに対する注意を促すのがおろそかになっていたようです。

----------------------------------------------

(有)西田畳店  西田真太郎

〒920-3114 金沢市吉原町へ110

TEL076-257-1367 FAX076-257-1330

http://www.tatamiyanishida.com

----------------------------------------------

よろしければランキングへもご協力を

2006年6月 6日 (火)

家具を近づけると壁が汚れます

Photo_129 写真は畳を引き上げるために壁面に接していた家具を移動させたところです。

畳替えの際には家具の移動が必須の作業になりますので、普段は家具に隠れて見えない部分を見ることができます。写真の壁で床から20センチくらいの部分が黒く変色しているのがお分かりになるだろうか?これは壁と家具の間に溜まった湿気が原因で生えたカビが黒く付着しているのです。こうなってしまっては壁を塗り替えないと黒くなった部分を消すことはできません。

こうならない為の対策をいくつか挙げてみました。

1.あらかじめ家具の配置計画を考える。

2.除湿機やエアコンでお部屋の湿度を下げる。

3.家具を壁面からできるだけ距離をとって空気が通るようにする

今週末には北陸でも梅雨入りする可能性があるそうです。湿度を下げることは畳にとってもいい環境になります。畳替えの際には是非とも家具の配置計画を考えてみてはいかがですか?

<畳一が勤める西田畳店です>

西田畳店のページへ

よろしければランキングへもご協力を

2006年6月 5日 (月)

10畳間を手縫いで敷き込みました

Photo_128 先般より取り掛かっていた手縫いの畳を本日敷き込みしてきました。技能検定の練習として作っていた畳がそれです。

先週の土曜日に作り終えていたので、早速いつ敷き込みに伺えるか電話を入れました。そうしたところ今からでもいいとの事だったのですぐに軽トラックに畳を積み込んで出発しました。

内心ドキドキだったのですが、平静を装って「ごめんくださーい」と玄関先から声をかけました。すると既にお部屋がきれいに片付けられて待っていてくれました。「始めに古畳から引き上げますね。」と言って古畳を玄関前まで運びだしました。さすがにお子様が4人もいて擦り切れた畳が2枚もありました。畳を全部引き上げたところで「よかったらこの機会に掃除機で床板を掃除してください」と声をかけました。奥さんが掃除機をかけている間に新品の畳を軽トラックから下ろしました。

床板がきれいになったところでいよいよ敷き込み開始です。緊張が最高に高まる瞬間でした。一番気になっていた畳の寸法はほとんど狂いなく敷き込むことができました。ところが畳の厚さは所々違っていて段差が生じてしまいました。段差に関しては不陸調整(畳の世界では”敷き合わせ”)で対応させていただきました。敷き込んで初めて分かる修正点がありましたので本当にいい経験となりました。

今日の畳を発注してくださったのは森本商工会青年部の先輩のM氏です。練習用の畳として快く承諾していただいて感謝しています。本当にありがとうございました。

<畳一が勤める西田畳店です>

西田畳店のページへ

よろしければランキングへもご協力を

2006年6月 1日 (木)

黄金色の「美草」は始めから日焼けした色の畳

Photo_123 先日とある新築現場に黄金色の「美草」を敷き込みました。

「美草(みぐさ)」はプラスチックと天然素材の複合材で水に強くダニやカビの発生が少ないのが特徴です。

もうひとつ特徴的なのが紫外線による褪色がほとんどないことです。そのため出荷時の色合いのまま使用し続けることができます。

写真は黄金色の「美草」で最初からこのような色をしています。畳の日焼けした色が好みであれば敷き込み当初からこの色を楽しむことができます。

ただし天然イグサ特有の香はありません。それから日焼けしないということは時間の経過ととも色の変化を感じることができないことになります。

西田畳店のページへ

人気blogランキングへ

2006年5月29日 (月)

特注の”目押し定規”で畳表をカットしました

Photo_120 今日は午前中に一件だけ畳の採寸に行ってきました。それ以外の仕事は西田畳店の職人さん達にまかせて技能検定の練習に励んでいました。

いつもと違うのは”目押し定規”が新しくなったことです。友人の家具職人に頼んで特注で作ってもらいました。畳関連の資材を扱うお店にも売っているのですが、使い勝手を考えて大きさと材料にこだわってみました。材質は”タモ”を選びました。耐久性があり、衝撃に強い特徴があるそうです。野球のバットにも用いられるとのことです。

ところで”目押し定規”とは畳表をへりのラインに合うようにカットする目的で使用されます。写真がちょうど畳表を切っているところで、左手で固定されているのが”目押し定規”です。

さて今回”目押し定規”を作ってくれたのはオーダー家具のFREY(フレイ)代表の甲斐 晋氏です。彼はオーダー家具ばかりでなく照明やインテリアなどトータルで店舗をプロデュースしています。来月にも彼が手がけたレストランが金沢市東原町でオープンする予定です。

<FREY情報>

920-0147 金沢市不室町イ72-1

代表 甲斐 晋

FREYのホームページはこちらから

人気blogランキングへ

2006年5月24日 (水)

「はがきを見た」とお伝えください

Photo_116 畳替えに伺ったお宅でよく耳にする質問の上位は

1.始めにからぶきすればいいんですか?

2.新聞紙をしいてもいいですか?

3.今度はいつ畳替えすればいいんですか?

ほとんどのお宅で以上のいずれかの質問を投げかけてきます。質問の答えに関しては以前の投稿で紹介していると思いますので省略いたします。

そして本日取り上げたいのは3番目の「今度はいつ畳替えすればいいんですか?」です。3つの中で一番難しい質問で、いつも頭を悩ませてくれます。というのは畳の経年劣化や耐用年数はそのお部屋の使用頻度や湿度によって大きく変化するからです。一度伺っただけではそのような条件が分かりかねるのが答えに困る理由です。ただ、専門家として分からないではすまないので「条件によりますが3年から5年です。忘れないように5年経ちましたらはがきでお知らせしています。」という具合に説明しています。

写真はそのはがきです。はがきの全文です。

<以前畳替えしてから5年が経ちました。平均して畳替えから3年から5年までがきれいに裏返しできる時期にあたります。この機会にご予約された方に特別価格にて施工させていただきます。お電話の際に「はがきを見た。」とお伝えください。>

このはがきは”裏返し”するという前提にたっていますが、表替えしかしないというお客様には別のアプローチを考えようと思っています。

西田畳店のページへ

人気blogランキングへ

2006年5月23日 (火)

蓄熱式暖房と掘りごたつでポカポカリビング

Photo_115 先日とある新築現場に畳を敷きこみに行ってきました。

この住宅はオール電化住宅らしく、その日は蓄熱式暖房の施工が行われていました。写真では座卓の後ろに見えている白い器具がそれです。中にはレンガのようなブロックがいくつも入っています。施工途中に少し触らせていただきましたが、すごく重かったです。これを深夜電力を利用して熱し、次の日の朝にスイッチを入れると余熱でお部屋が暖まる仕組みになっています。

畳の敷きこみ中に試験運転されていてすごく暑かったです。座卓の下は掘りごたつになっているのですが併用して使用する必要があるのかと思うくらいの暖かさでした。

ちなみに写真のへり無し畳は「清流」の黄金色が敷きこまれています。カビやダニに強い和紙素材の畳表です。紫外線による褪色が少なく、日当たりのいいリビングには最適な素材です。

西田畳店のページへ

人気blogランキングへ

2006年5月17日 (水)

亜麻色の畳

Photo_109 写真はへり無し畳の「清流」です。新色の「亜麻色」が採用されました。畳一の西田畳店では初めて施工する色です。

柱、壁紙、敷居の色も亜麻色にマッチする選択になっているようです。初めて亜麻色の清流を見たときは「こんな色はどこで使うんだ。」と思っていましたが、敷き込みを終えてびっくりです。「亜麻色」の市松模様がきれいに浮かび上がりました。

この色を使ってへり無し畳の可能性が広がるとうれしいですね。

人気blogランキングへ

2006年5月16日 (火)

きれいな現場は「安全パトロール」から

Photo_108 今日は昼から金沢市内にある住宅会社の安全パトロールに参加していました。

安全パトロールとは建築途中の現場を納入業者や職人などが自ら分担して現場の状況をチェックするものです。

畳一の班は金沢市の建築現場を3箇所見回りました。今日の現場は上棟後しばらく経った現場がほとんどで大工工事が進行していました。一見するときれいに整理整頓されているようでしたが、細かいチェックポイントにしたがって判定していきました。主なチェックポイントは足場の安全状態、材料や現場の養生、ゴミの状態、現場の整理整頓、駐車スペースの確保などです。

この会社では毎月一回の安全パトロールを抜き打ちで行っていることから3現場ともきれいに片付いていました。

きれいな現場は本当に気持ちがいいものですね。

人気blogランキングへ

2006年5月14日 (日)

畳下収納で延べ床面積の15%の収納量を確保

Photo_106 住宅の収納面積は一般的に全体の延べ床面積の15%が理想とされています。

こちらの写真は畳下の収納スペースです。畳を一枚取り除くとフタが現れて、フタをまくると3畳ほどの収納スペースが設けられています。空間を有効利用したいい事例だと思います。

フタが畳下に隠れているので頻繁に出し入れするものには不向きですが、かなり大きなものが入るスペースとなっています。ただ床下という場所を考えると湿気やシロアリなどの被害が気づきにくいのではないかと思われます。入れっぱなしのままで数年間放置せずに時々様子を窺ってみる事が必要かと思います。

ただし、このお宅の延べ床面積は100坪近いそうで収納面積の15%と言うと15坪になってしまします。小さな住宅一戸分が収納なんてすごいですね。

人気blogランキングへ

2006年5月12日 (金)

畳に染みをつけてしまったら

Photo_104 写真の畳に茶色く変色した部分がお分かりになるだろうか?

これは影ではなく液体をこぼしたことによって”染み”になった部分です。

今日の朝、ミーティングをしているとサッシ屋の「康ちゃん」(仮名)から電話が入りました。バケツの汚水を畳の上にこぼして染みになってしまったとのことでした。こちらの現場ではリフォーム工事の途中で畳は昨日の午後に敷きこみを済ませたばかりでした。ちなみに水道水や雨でしたら染みになることはありませんが、色のついた液体は要注意です。

さっそく午前中に現場に向かい、畳を引き上げることにしました。その畳を見るとふき取ろうとした形跡がありましたが完全に染みになっていて消えませんでした。幸い被害にあったのは一枚だけでしたので表替えをして夕方前には敷きこみを終えることができました。

ところで今朝、電話をかけてきたサッシ屋の「康ちゃん」は2月19日の投稿で紹介した”頭だけ50代”の「康ちゃん」です。年齢は畳一の一つ上で35歳のはずです。こんな「康ちゃん」のいいところはモデル系の奥さんがいることです。

うらやましー・・・

・・・じゃなくて、正直で誠実なところです。よごした畳を隠したりごまかしたりすることなく報告してくれました。

誠実な男ってけっこうモテるんですよね。

人気blogランキングへ

2006年5月11日 (木)

和室のない住宅展示場

Photo_103 先日、畳一の先輩が勤める大手ハウスメーカーの住宅展示場に行ってきました。(写真は想像図)

この住宅は展示場と呼んでいるのですが、住宅団地に建てられた分譲住宅でもあります。

先輩 : 「よう来たな。この家買ってくれよ。」

畳一 : 「無理ですよ。だいたいこの家和室がないじゃないですか。」

先輩 : 「ああ、でも電気温水器がついてるぞ。」

そういう問題では・・・・。

確かに最近では敷地や予算の関係で和室のない住宅が多くなってきました。そんなやりとりをしていると犬の散歩をしていた一人の夫人が通りかかった。

先輩 : 「こんにちは。何と言う犬ですか?」

夫人 : 「プードルです。」

先輩 : 「かわいいですね。どちらからきたんですか?」

夫人 : 「一丁目からよ。」

先輩 : 「名前はなんというんですか?」

夫人 : 「○○ちゃんっていうの。」

軽い挨拶からしばらくこんな会話が続いていました。さすがに大手住宅営業マンです。「プードルなんて知らないほうおかしいよ」と思いながらもちょっとしたきっかけで話に花が咲くもんだなと感心しました。主婦の心をつかむのはお手の物って感じでした。最近、畳一が忘れていた感覚です。このところ難しいお客様が続いていたこともあり、くどくどした説明になっていたようです。主婦ってたわいもない会話が好きなのねって感じた出来事です。

ちなみに畳一の収入ではまだまだこの住宅を購入すのは困難な見込みです。ゴメンネ、先輩。

人気blogランキングへ

2006年4月29日 (土)

”キャスター受け”として作った小畳が思わぬ方向に

028 昨晩はGrow Up Total Supportの代表である飯山治郎さんが主催する勉強会に参加していました。

当ブログもこの勉強会が契機となりここまでたどり着くことができました。感謝です。

昨日は畳一が写真の”キャスター受け”を話題にしたことから思わぬ展開に発展しました。勉強会では実物の”キャスター受け”を持参したところ写真で見るよりクオリティーが高いという評価を得ました。そしてこの小畳を販売してみようという方向へ話が向いました。その際に出来る限りたくさんの使い道を探ることからアイデアをひねり出し、もう一工夫加えようという試みを行いました。さっそく昨日は参加した三人でアイデアをしぼり出しました。やっとの思いで出てきたアイデアは34個でした。

ありきたりなところでコースターやマウスパッドなどもありましたが、手裏剣や名刺として使うなど面白いものがいくつか出てきました。

もっと面白いアイデアもありましたが今日のところは秘密にしておきます。

あとは全てのアイデアをマインドマップに落とし込み、実現可能なものから試作品を作って次回の勉強会にて発表したいと考えています。

けっこう楽しみですね。

ムフフ・・・・・。

人気blogランキングへ

2006年4月28日 (金)

”きおり”は和紙素材畳の先駆け

016今日は ”きおり”というヘリ無畳用の畳表です。

素材が和紙のため、日焼けによる褪色が少ないのが特徴です。ライトグリーンとベージュの2色があります。(写真はライトグリーン)

それから、カビやダニの発生を抑え、アレルギーやアトピー性皮膚炎の方でも安心してご使用できます。

最大の特徴は折り曲げ加工がしやすく変型畳やバリアフリー畳(薄畳)の施工に適しています。メーカーでは製品の廃版を検討している模様ですが、やさしい色合いや曲げ加工のしやすさで根強い人気があります。

Y 写真下はラウンド形状に加工した”きおり”です。このような形に容易に加工できるメリットもあります。

ひとつだけデメリットを挙げますと食べこぼしによる汚れをふき取りにくく染みになりやすいことです。飲み食いしないお部屋にはお薦めできる商品です。

人気blogランキングへ

2006年4月26日 (水)

畳工事で白あり被害が発覚しました

Photo_95 今年初めて白あり被害に遭遇しました。

今日は親方と畳の入替え工事に行ってきました。新畳を積んで現場に着くと、とりあえず既存の畳を引き上げることになりました。1枚、2枚とまくって、3枚目をまくった瞬間に思わぬ事態にびっくりしてしまいました。窓際に接する3枚の畳が白ありに食い荒らされていました。写真は畳を除けた状態で写したものですが、”床板”と”畳寄せ”(畳のまわりの木)が穴だらけになっていました。突然の出来事だったので畳の敷き込みは急遽中止にして、白あり業者を手配することにしました。

家のご主人の話によるとこの部屋は増築部分で増築工事当時から水の付きやすい部分だったそうです。その上、雨水を遮断する目的で基礎の換気口をふさいでありました。これでは逆に湿気が床下部分に溜まり、白ありの好む環境を作ることになっていました。これから気温も上昇してくるのでますます白ありの活動が活発になってしまいます。

家屋を長持ちさせるコツは湿気対策に限ります。白ありに限らず湿気が多い家はどうしても痛みが早い模様です。畳も家屋の一部ですから湿度が高い状態が続くと早く劣化してしまいます。

本日のお宅は早期発見できましたので最小限の被害で済みました。

人気blogランキングへ

2006年4月21日 (金)

和室のリフォームは”表替え”でお願いします

Photo_90 今日はとある賃貸住宅のリフォーム工事の現場に畳を敷き込みました。

内容は7.5畳の和室を表替えでした。こちらその現場の写真ですが、フスマだけを見ると二間続きの間取りになっています。ところが奥のお部屋の床を見るとクッションフロアという塩化ビニールで出来たシートに張り替えられていました。

<・・・・ショック>

本来ならば7.5畳+8畳で15.5畳の畳が敷きこまれていた部屋が半分の7.5畳になってしまいました。こんな調子では畳の需要は減るばかりです。

和風のフスマにクッションフロアの床なんてちょっと変ですよね

人気blogランキングへ

2006年4月20日 (木)

美川商工会青年部と交流事業出来たらいいな

いつも畳を発注してくれるMさんは美川商工会青年部のMさんでした。

今日の午前中はY氏邸新築工事の現場へ畳の敷き込みに行ってきました。敷き込みを終えると現場には現場主任のMさんと畳一だけになっていました。

たまたま車中に缶コーヒーが二つ残っていたのでMさんに休憩がてら勧めてみました。しばらく雑談が続いたあとホームページの話題からお互いに商工会の青年部活動をしていることが判明しました。

そして美川ではこれから”おかえり祭り”や”ビーチサッカー大会”などが開催され、青年部ではイベントの準備に忙しくなるとの事でした。特に7月9日に開催予定のビーチサッカー大会への参加チームを募集しているらしく、畳一の”森本商工会青年部”にもエントリーするように勧められてしまいました。ビーチサッカーに関しては畳一の一存では決めかねるので部長と相談の上、結果を報告することになりました。

森本商工会青年部では昨年度より交流事業を進めているので美川商工会青年部の皆さんと交流できたらなと思っています。

<美川商工会のホームページはこちら>

美川商工会

以外なところに商工会青年部の仲間がいてうれしくなってしまいました。缶コーヒー2本のおかげでMさんとはすごく近くなった気分になりました。

人気blogランキングへ

2006年4月19日 (水)

畳のすき間はアレルゲンであるハウスダストがいっぱい

Photo_89 畳は年月を経るごとに収縮していきます。

残念ながら吹き掃除をしたり、虫干しなど通常のお手入れでは畳のすき間を埋めることはできません。

畳のすき間を埋めるには”裏返し”や”表替え”といった畳の張替えをしなければなりません。畳表は剥がしたときに縮んだ分を付け足しすることですき間が埋まるのです。

今日張替え工事の為にお邪魔したお宅でこんな会話が聞こえてきました。

女の子 : 「おじちゃん畳に落書きしてるよ。」

お母さん : 「おじちゃんはお仕事で書いてるの。○○ちゃんは書かないでね。」

女の子 : 「何書いてるの?」

お母さん : 「○○ちゃんのオウチの畳だって書いてるの。」

先輩職人 : 「そうですね、後でどこに敷くか目印をつけているんです。それからすき間の位置を記入しています。工場で付け足してきますのですき間がなくなっていますよ。」

写真を大きくしていただくとお分かりいただけると思いますが、敷居と畳の間にすき間が開いています。どのくらい開いているのかをマジックで記入してあります。小さなお子さんには落書きに見えてもしかたがありませんね。

ハウスダストはアレルゲンの一つでホコリが原因でアレルギー反応を示す人がいます。畳と畳の間にすき間が開いているとホコリが溜まりやすくなってしまいます。そして、掃除機やホウキがすき間の上を通るたびにホコリがすき間の中に吸い込まれていきます。つまり、マメにお掃除すればするほど畳のすき間にホコリが溜まっていくのです。皮肉なものですよね。

小さなお子様の前で畳に目印をつける時は一言ことわってからにしましょう。

よい子はマネしないでね。

人気blogランキングへ

2006年4月13日 (木)

黒い畳はお好きですか?

Photo_84 当ブログに来てくださる方の多くは自然志向なので今日まで投稿をためらっていたのですが、出させていただきました。自然界の色にはありえない”黒い畳”です。

いかがでしょう?

ちなみにこちらの現場は一般の住宅です。畳はリビングに隣接する畳コーナーに敷きこまれています。この住宅は畳だけでなくインテリア全てが”白”と”黒”で構成されています。壁はもちろん床や天井、階段など全て2色で統一されているのです。始めに黒い畳という要望を聞いたときはどんな家になるのか心配してしまいましたが、敷き込みを終える頃には「これもありかな?」と思えてきました。モノトーンで空間を構成しているので、それ以外の家財道具がアクセントになってけっこう面白い家になるのでは・・・。竣工時よりも入居後の内部を見てみたいですね。

肝心の畳は100%プラスティックになってしまいました。竹炭を応用して黒を出せれば天然素材でもできたかもしれませんが・・・。

座ったとたんに真っ黒になるのがオチでしょうけど・・・

人気blogランキングへ

2006年4月12日 (水)

お勤めご苦労様でした

Photo_83 お題は定年退職する父への言葉みたいですが、写真の畳表に向けた言葉です。18年間全く手入れしないで使用された畳表だそうです。本日、晴れて表替えを初体験することになった”畳”です。

写真は一番擦り切れた部分ですが、やはりたて糸が現れてしまっています。たしか3月22日の投稿で同じように擦り切れた畳をUPさせていただいております。さて、両者の違いがお分かりになるでしょうか?正解は3月22日のブログですでに出してしまっているのですが、たて糸の種類が違っています。前回はたて糸が白い綿糸でしたが、こちらは茶褐色の麻糸が見えています。綿糸に比べ太くて丈夫になっています。こちらの麻糸で畳表を織ったほうが綿糸よりも打ち込みが細かく丈夫な畳表を作ることができます。

みなさん畳が擦り切れそうになったら表替えをしましょう

人気blogランキングへ

2006年4月10日 (月)

普通の畳をへり無畳に表替えできますか?

今日は古い民家の改築工事に行ってきました。延床面積で100坪は超えるかと思われる大きな住宅で、久しぶりに田の字型の続き間を拝見しました。

とりあえず打合せ済みの田の字型の部分全ての採寸作業に取り掛かりました。この部分だけでも33.5畳あり採寸だけで小一時間が経過していました。ようやく終わりかけた頃に家の奥様が現れ玄関スペースの表替えについて相談を受けました。

それがお題の「普通の畳をへり無畳に表替えできますか?」という要望でした。

畳一 : 「出来ますがこのお部屋にはヘリを付けたほうが見栄えがしますよ。」

部屋を見渡すと柱、敷居、畳寄せ全てに漆が塗られていたので”ヘリ”付きの方がインテリア的にもバランスが取れていいように思われたのでこう続けた。

畳一 : 「まわりの造作と合わせると無地の黒か茶のヘリをお薦めします。」

奥様 : 「やっぱりそうかしら、お父さんにもそう言われたのよ。」

と、今日の件はこれにて一件落着しました^^;

ところが一般的には次のように説明させていただいています。

<施工は可能ですが多くの場合仕上りはきれいになりません。理由はへり無し畳と普通の畳の構造上の違いによるものです。普通の畳の側面は2辺を畳表で残りの2辺をへりで縫い付けてあります。一方へり無し畳は側面を4辺とも畳表で縫い付けてあります。畳表とへりの厚さが異なるため一枚あたり5㎜程度の寸法の誤差が出来てしまいます。8畳のお部屋だと最大2㎝の誤差ができ畳が窮屈に敷き込まれます。畳が窮屈になると畳表が浮いてしまいきれいに仕上げることができません。>

よけい何のこっちゃわかりにくくなりましたね(-.-;)

いつか写真でご説明します。

人気blogランキングへ

2006年4月 7日 (金)

茶室の畳には皆名前がある

Photo_80 <茶室に敷く畳は炉の構え方と関係があるので、炉の位置によって畳の敷き方が決まってくる。また、畳が敷かれる位置によって皆それぞれに名前が付けられている。床に用いる畳は「床畳」、床の前に敷く畳を「貴人畳」、一般の客が座るところに敷く畳を「客畳」、茶道口に接して亭主が茶事の際に踏み入る畳を「踏込畳」、茶事の際に点前を行うところの畳を「点前畳」、炉の切ってある畳を「炉畳」とそれぞれ名付けられているのである。>

出典:『畳のはなし』

写真上は「綾波」を敷きこんだ茶室である。変わった要望だと思っていたがインテリアとしてはきれいに仕上がった。ただし、茶道の点前は”畳の目”が目印になっていると聞くが、「綾波」には目がないのである。そういうわけで「畳の目が無いぞ。」というクレームが来ない事を祈るばかりである。

最終手段はマジックで線を書いちゃいますよ

人気blogランキングへ

2006年4月 6日 (木)

雨漏れで畳が腐る前に

Photo_79 写真は雨漏れで腐ってしまった畳である。

状況からすると鉄筋コンクリート造の最上階の一室から浸入した水が壁伝いに畳まで到達してしまったと推測される。さらに家具とカーペットに遮られて発見が遅れた模様である。畳を持ち上げてみると水を吸って40キロは超えているように思えた。

こちらの現場では畳を新調することになった。

さすがにこうなってしまっては補修は不可能である。一目見て、たまたま窓の閉め忘れで濡れてしまったというような状況ではないことがわかる。とすると正しい「畳の使い方」をしていれば畳の腐食はおそらく防げたはずである。

このお宅の問題は部屋一面にカーペットを敷いていたことだ。これでは下の畳が濡れていても気が付かない。さらに家具が壁面に密着して配置されていたため水の浸入路が分かりづらくなっていたのである。カーペットの重ね敷きはなにより畳の呼吸を損なってしまう。そして家具を壁面から離して配置することによって湿気が溜まるのを防いでくれるのである。

濡れた畳に関しては比較的新しかったが廃棄することになった。濡れた畳は資源として再生できないのである。

人気blogランキングへ

2006年4月 5日 (水)

敷金トラブルと原状回復義務に関するガイドライン

Photo_78 畳一の住んでいる北陸地方の桜の今日の状態です。”つぼみかたし”といったところでしょうか?当初の予測では昨日が開花予定日だったのですが、先週の雪でかなり遅れている模様です。

それはそうと先月末より賃貸住宅の張替え工事が続いています。以前のように張替えラッシュとまではいきませんが、引越しシーズンだと感じるくらいに賃貸住宅の仕事が入ってきます。

そんな日々を送っていたところ、ベテラン職人の口からこんな言葉が・・・・。

「フスマの片面だけ張り替えるとはみっともない。客から苦情が来るぞ。」

(いやいや、全部張り替えたらあなたに苦情がきますよ)

そんな言葉から”賃貸住宅の原状回復義務に関するガイドライン”が示されて、畳の需要にもかなり影響が出てきているなと改めて認識しました。始まりは平成10年3月に建設省(現国土交通省)から”賃貸住宅の原状回復義務に関するガイドライン”が示されたことによります。ところがその後も敷金をめぐるトラブルが頻発していたことから平成16年9月に東京都は原状回復義務は家主だとする明確な指針を発表しました。

<主な負担区分は以下の通り>

家主の負担・・・・畳の変色、画びょう穴

借り手負担・・・・風呂のカビ、たばこ跡

当初のガイドラインから早8年、賃貸住宅の張替え工事はピーク時の約半分になってしまいました。これからはもう不動産業界から甘い汁を吸うことが出来ないのである。

畳業界に春は来るのか?

人気blogランキングへ

2006年4月 4日 (火)

コンクリート住宅では畳をコンクリートに直接敷きます

Photo_77 多様な工法で住宅が建築されています。写真の現場は北陸では少数派のコンクリート住宅です。

一般的に冬の北陸は湿気が多い天候が続くため、コンクリート住宅は不向きだとされています。ただ、コンクリート住宅には耐震性や重厚感がありこれが好きだというニーズは北陸にもあります。

ただし湿気が原因で結露が起きやすいのは事実なので畳を敷きこむ際に工夫が必要になってきます。このような住宅では畳下のコンクリートが特に結露が起きやすい特徴があります。とりわけコンクリートの上に直に畳を敷きこむ仕様のこの住宅では独自のマニュアルがあります。

<マニュアル>

1.畳がコンクリートに触れないようにビニールシートを床一面に貼る。

2.畳床を上からインシュレーションボード+ポリスチレンフォームの二層構造にする。

こうすることで結露が発生しても畳を腐食から守ることができます。

人気blogランキングへ

2006年4月 3日 (月)

和紙の畳第4弾は「彩園」

081 これまで3回にわたり和紙素材の畳表を紹介してきました。「銀白」に始まり、「綾波」そして「清流」と織り方が異なるそれぞれの畳表がありました。

本日は第4弾として「彩園(さいえん)」を取り上げてみたいと思います。畳一の店では価格的には一番安い設定にしてあります。和紙のヘリ無畳への入門編といったところでしょうか?

写真では織り方の違いを伝えることができないのが残念です。実際に選ばれるときはサンプルをご覧になられるほうがよろしいかと思われます。素材に関しては4者とも全く同じとういことで説明は省きます。

毎年ヘリ無畳の施工比率が上昇しているような気がします。

そろそろ”へり付畳”の復活なるか?

人気blogランキングへ

2006年3月29日 (水)

畳はフトンの湿気が大嫌い

Photo_73 今日の北陸地方は昨日とうって変わって雪まじりの冬の気候に逆戻りしてしまいました。

昨日まではもうそろそろ”布団乾燥機”を片付けようかと思うくらいの温かさが続いていました。今日で布団乾燥機も最後になるといいです。

さてここで畳の上に布団を敷いてお休みになっている方に気をつけていただきたいご注意があります。いつもお使いになる布団は毎日人体から発生する水分を吸収しています。そして布団が湿気を吸収する限界を超えてしまうと畳に湿気が移ってしまいます。特に万年床になっている下の畳は湿気が原因で腐食してしまうことがあります。とりわけ冬の日本海側では布団を天日干しできる日がほとんどありません。こんな時、是非使っていただきたいのが前出の”布団乾燥機”です。就寝前に使うと温かい状態の布団で寝ることできます。畳一はほとんど布団を温める目的で使用しています。写真は畳一が20年以上使っている布団乾燥機です。最近問題になっているPSEマークはついていませんが、これまで故障することなく使わせていただいております。

”冬場の畳のお手入れ”に関しては今日が最後でしょうか?

人気blogランキングへ

2006年3月27日 (月)

鳴くたたみは安眠妨害

Photo_72 昨晩は商工会青年部の広域総会が石川県の片山津温泉のとある旅館にて行われました。畳一は副部長として出席していました。

旅館に到着するとさっそく客室へと案内されました。客室が近づくとほのかにイグサの香が漂ってきました。「最近畳替えしたんだな」とわくわくしながらお部屋に到着しました。

それから総会、宴会、二次会と無事終了し同室のメンバーは皆就寝してしまいました。

(-_-)ZZZ

(-_-)ZZZ

”キュー、キュー、キュー、キュー、・・・・バタン”

突然、奇妙な音が真夜中のお部屋に響きだしました。この変な音で就寝中のメンバー全員が起きてしまいました。この音の正体は畳が原因の床鳴りでした。畳を踏むことによって畳床を縫っている糸がキューキューと音をたてるのである。誰かがトイレに行く度に床鳴りがしてゆっくり眠れませんでした。せっかく畳替えしたばかりなのに畳床がこんな状態では台無しになってしまいます。

本来イグサの香は温泉旅館の雰囲気を盛り上げてくれるのですが・・・・。あらためて畳は”床”と”畳表”のどちらが欠けていても駄目なんだと思いました。

人気blogランキングへ

2006年3月24日 (金)

学生生活は白い壁に青畳

Photo_69 こちらは金沢大学にほど近い民間の学生寮の一室です。

まかない付きの寮で管理人室には寮母さんが住んでいます。最近はこのような形態の寮が減少しているため20室ある個室はいつも満室状態を保っています。一昨日が卒業式だったので、現在は大慌てで入れ替わりの準備を進めています。

この独身寮は築30年は超えた古い建物で、外観や共有スペースはお世辞にもきれいとは言えない状態になっています。ところが個室だけはけっこうきれいと言えるような仕上りになっています。ドアを開けると全面に真っ白な漆喰が壁に塗られています。写真ではビニルクロスと見分けがつかないかもしれませんがれっきとした漆喰壁がお部屋を包み込んでいます。ここに畳一が青畳を敷き込んで落ち着いた空間に仕上がりました。「白と緑の相性っていいんだな」と自己満足に浸りながら一枚パチリと写しました。

早く新しい学生さんが来ないかな。

人気blogランキングへ

2006年3月23日 (木)

畳製作で一番重要な部分は”角”

Photo_68 昔の畳には”木”の部分がありました。

写真の職人が穴あけ加工をしている板がそれです。これを畳の端に取り付けることによってきれいに角が立ちます。(写真下は取り付けた状態)

この板は”かしら板”と呼ばれ畳製作の一級技能士の実技試験では”かしら板”の加工が必須となっています。加工手順としては、まず”かんな”をかけて板を真直ぐな状態にします。木は乾燥によって反りが出る性質があるので必ずかんながけをします。そして糸を通す穴をあけます。(写真上)それから畳の寸法に合わせて”かしら板”を畳床に仮固定します。固定された板に沿って畳床を切断し、穴に糸を通して完全に畳床に固定させます。この状態で写したのが写真下です。

また、”かしら板”は畳の角を出すだけでなく畳の寸法を決める重要な役割があります。この板は畳の両端にそれぞれ一本ずつ取り付けられていますが、これらの板と板の距離と板自体の長さで畳の大きさが決められるのです。144_1

こちらの”かしら板”は畳一が先輩職人の指導を仰ぎながら取り付けたものです。実技試験の練習台とはいえ大事な商品なのでかなりのプレッシャーがありました。そして先日無事に敷き込みまでさせていただきました。

一級技能士への第一歩。無難なスタートにまずは一安心です。

人気blogランキングへ

2006年3月22日 (水)

すり切れてわかる畳の違い

Photo_67 無残・・・・。

誤った使い方をするとこうなってしまいます。おそらくキャスター付のイスですり切れてしまった畳表である。日焼けの具合を見ると使用開始から4~5年程度しか経過していないと思われますが、ここだけすり切れて下部の畳床が透けて見えています。

畳屋としては寂しくなってしまう使い方ですが、この写真のおかげで普段は見えていない部分をお見せすることができました。擦り切れた部分をよく見ると白いたて線が10本くらい確認できないでしょうか?これは綿の糸で畳表を織り上げる”たて糸”です。

この”たて糸”だけでもいくつも種類があるので畳選びの際に確認することをお薦めします。というのは、この”たて糸”によって畳表の耐久性が異なってくるからです。主なものを紹介しておきます。

<たて糸の種類>

1.綿糸(写真のもの)

2.綿W(綿糸が2本になっているもの)

3.麻糸(綿糸より太く丈夫。色は茶褐色)

4.麻糸+綿糸(麻糸と綿糸が一本ずつ入ったもの)

見えない部分に秘密が隠されているのです。ただし、これが見えた時には畳替えのタイミングをかなり経過していますよ。

人気blogランキングへ

2006年3月21日 (火)

新しい畳に”スジ”を見つけたら

Photo_66 右の写真から真ん中に一本の”スジ”を確認できるだろうか?

こちらは昨日作ったばかりの畳である。

こんな新しい畳にい筋に沿って数本の”スジ”が入っていることがあります。最近、新築の住宅に入居された方や和室の表替えをされた方はさっそく畳を見てもらいたい。

あまり見栄えがいいものではありませんが、原因と対策について説明します。

畳表は折りたたんで運搬されます。そのため新しい畳や表替えした畳には折り目のたて線が残る場合があります。決してキズではありません。い草の目がつぶれることによって消えるので、ご使用することによって消えていきます。したがって、使い古された畳にはこのような”スジ”はあまり見ることがありません。

本当に付いたキズは消えませんのでご注意を!

人気blogランキングへ

2006年3月17日 (金)

左官屋と畳屋

Photo_62 今日の午後の出来事。

とある新築現場に着くと、左官屋のおやじが和室の真ん中にバケツとこてを広げて陣取っていた。

畳一 : 「畳の寸法取れますかね?」

左官屋 : 「もう少し早く来いよ。養生してしまったぜ。」

畳一 : 「うっ、・・・・。」

左官屋 : 「バケツ少しどけてやれよ。」

(なんだ、やってもいいのか^_^;)

と、よくある光景である。住宅の建築工事は分業と協業によってなりたっている。着工から竣工までじつにさまざまな人間が現場に出入りする。まあ、これはあたりまえすぎるのでこれくらいにしておこう。

ただし、一般の方は壁の塗り替えと畳の張替えを計画される時にご注意があります。壁の塗り替えには大量に水分を含んだ左官材が使われます。これを壁面に塗ることによって水分が発散する表面積が広がります。この湿気を新しい畳表が吸い込むと、表面が波打ったようにたるんでしまいます。そして、いったんたるんだ畳表は乾いた後に元通りになることはありません。

一番よい対策は壁が完全に乾燥してから畳工事に移ることである。つまり、左官工事⇒畳工事の順で段取りをすることである。もし、和室のリフォームを計画される機会があったら思い出していただきたい。

話の展開としては左官屋と一悶着あったほうが盛り上がったのだが、いずれ”畳一Vs左官屋”の投稿があるかも・・・

人気blogランキングへ

2006年3月15日 (水)

二畳台の写真を探していたら・・・

Photo_61 すごい写真が出てきました。

3月2日の投稿で「厚畳」を紹介したところ、いぐさ農家の”せい”さんより「二畳台」についてのコメントが寄せられました。

それから3年前位までの記憶をたどってみるとそれらしいものを作ったのを思い出しました。そして探し当てたのがこちらの写真です。面積は半畳くらいですが、厚さはおよそ20㎝はあるかと思われます。

念のため「畳大図鑑」で調べてみると、「二畳大」の写真と製法が事細かに記されていました。「畳大図鑑」の「二畳台」は畳床を2枚重ねて作りますので厚さは約10㎝程度になると思われます。

それではこの写真の畳はいったい何なのでしょうか?

とりあえず分厚いので「スーパー二畳台」とでも呼びましょうか?

人気blogランキングへ

2006年3月14日 (火)

「ひのみどり」で大失敗

お客様 : 「裏返しの畳より表替えした畳の方が早く焼けてしまったんですが。」

昨年の話になりますが、4年ほど使用した畳の裏返し工事を承わりました。(裏返しについては2月3日の投稿を参照)ところが、一枚だけ飲みこぼしの跡が裏側まで通っていたために一番色の近い畳表で対応しました。このとき一枚だけ表替えで使用したのが「ひのみどり」という品種の畳表でした。裏返し出来た畳に付いていたのは在来種の畳表でした。

そして敷き込みから2ヶ月ばかり経った頃にそのお客様から電話が入った。冒頭のセリフはこの時の言葉だ。まさかと思いながらも現場を見ると確かに一枚だけ色の濃い畳が目に入った。あまりに一目瞭然だったので事情を説明して、在来種の畳表で再度表替えをさせていただいた。恥ずかしながらこの時まで全く知らずに使っていました。

「ひのみどり」について

<その名の通り緑色の強い畳表に仕上がります。茎が細く着花が少ないのが特徴。一時期JA熊本が推奨したため、国産表の作付面積の半分以上が「ひのみどり」に切り替えられたとか。そして焼けが早い。焼け自体はきれいなのだが・・・。>

非常に稀なケースでしたが勉強になりました。

人気blogランキングへ

2006年3月13日 (月)

撥水効果の高い「清流」

045 「銀白」「綾波」に続き和紙素材の畳表”第3弾”の「清流(せいりゅう)」です。素材的には前者と同じですが目積というヘリ無畳に適した織り方で作られています。

写真は3尺角(半畳)での施工例です。縦と横で光の反射のしかたが変わるため、交互に敷き詰めると市松模様(チェック柄)が浮かび上がります。「清流」は撥水効果が高く、掃除やお手入れも簡単です。万が一飲み物をこぼしてしまっても染みこみにくく、サット拭き取ればシミになることはありません。ホルムアルデヒド放出量測定試験においてF☆☆☆☆の認定を受けています。

人気blogランキングへ

2006年3月11日 (土)

へりの選び方”壁が赤色の場合”

02_1  お座敷など壁が赤の場合があります。経験からすると写真のように赤壁と黄色のへりが相性がいいと思われます。

これで終わってしまっては説得力に欠けるので少し科学的な見地から検証してみたいと思う。

以下はインテリアコーディネーターが用いる色彩計画の原則である。

<長く住んでも飽きのこない室内色を選ぶ際には、室内の大きな面を支配する主調色として、高明度・低彩度の色選ぶと無難である。また、室内の安定感を得るためには、天井⇒壁⇒床の順に明度が低いと落ち着くとされている。逆に、室内の主調色を占める部位に対して、従属する部位の色相が対立的な関係にあり、双方が鮮やかなトーンでまとめられると、派手な感じとなり、落ち着きを失う。したがって、主調色に対する従属の部位には同一または類似色相による配色をするのが一般的であるが、特に面積の小さい部位や目立たせたい部位には、対立配色を用いるとアクセント色として効果的である。>

この原則に従うと壁の”赤”は主調色としては派手なイメージになる選択である。そして面積の小さな部位であるへりを対立配色の”黄色”にすることによってアクセントになっているのである。

専門的な知識を用いて選択するとこうなるということであって、普段は経験と勘で選ばせていただいています。

センスが良さそうな職人さんだったらおまかせしては・・・

人気blogランキングへ

2006年3月10日 (金)

断熱性能重視の「わらサンド床」

098 畳の内部をお見せいたします。畳の内部は厚さ5~5.5㎝の板状の床(とこ)で出来ています。畳にしてしまうと見えなくなってしまいますのではだかの状態でパチリと一枚写しました。

床は大きく分けてワラとインシュレーションボードの2種類の素材のものがあります。どちらが優れているとはいえませんがそれぞれ一長一短があります。ワラ素材の床は座りごこちや足あたりがやさしく耐用年数が長いのが特徴です。インシュレーションボードのものは座りごこちは固めですが角がきれいに施工できます。

<インシュレーションボードに関しては2月15日の投稿を参照してください。>

今日ご紹介するのはワラ素材の床のなかでもワラとワラの間にポリスチレンフォームを挟んだ「ワラサンド床」です。最初に旭化成がスタイロフォームと呼ばれる独自のポリスチレンフォームを挟んだスタイロ畳を開発して普及しました。本来、ポリスチレンフォームは断熱材として用いられる素材でこれを挟んだワラサンド床は断熱効果の高い畳床です。

畳一のお店では「わらサンド床」に関しても能登産のわらを使用しています。

人気blogランキングへ

2006年3月 9日 (木)

「泥染め」は畳表のお化粧

01 写真から畳の表面に白い粉が付着している事が見てとれるだろうか?新畳や表替えしたばかりの畳には粒子の極めて細かな泥が付いています。この泥が白い粉となって畳の表面に見えているのです。

このまま使用しますと衣服に白い粉がついてしまいます。こんな消費者にとって無用の粉がなぜついているのでしょうか?

畳関連の資料によると

刈り取ったい草を均等に早く乾燥させるために用いる加工。

い草の葉緑素を閉じ込める働きがある。

簡単に説明するとい草の色素を保護する目的とされていますが、畳表の色を少しでもきれいに見せたい生産者側の事情もあるようです。人に例えるとファンデーションみたいなお化粧という所でしょうか?

ただし、ご使用時には必要ありませんので乾いたタオルで拭きとってください。どうしても取れないときはかたくしぼった雑巾で目に沿ってムラなくふき取ってください。雑巾をしぼる握力に自信のない方は雑巾を脱水機にかけてふきとってください。

ここで畳表の素顔が見えてしまいます。この後、畳表はずっと”すっぴん”のまま過ごしていくのです。

また、最近では泥落とし加工した畳表が開発され多くのハウスメーカーで採用されています。一説によるとブラシで泥落としされた畳表の表面はザラザラとしたキズだらけの状態になってしまうとか。

”すっぴん”の素顔の上に傷だらけとは・・・・

・・・・・かわいそうに。

人気blogランキングへ

2006年3月 8日 (水)

へりを目立たなくさせる方法

12 先日、”ヘリ無たたみ”を予算的な都合であきらめた方よりコメントが寄せられました。

事情を聞いてみると、ログハウスを建築中との事で、あまり和室っぽいイメージにしたくないとの事でした。そこで希望していたのがヘリ無たたみだったのですが、金額の面でどうしても折り合いがつかなかった模様です。

金額は聞きませんでしたが、一般的にヘリ無たたみは高額で普通の畳と比べると同じ面積で2倍以上のコストがかかってしまいます。やむなくへり付の畳で施工することになったのですが和室のイメージをできるだけ抑えたいとの希望から以下のような内容にてコメントしました。

写真のような淡い色のへりを選ぶことでへり自体を目立たなくしてしまうことです。薄いグリーン系のへりであれば若い畳表の色に近くへりの存在をそれほど強く感じることはありません。または淡いベージュのへりであれば日焼けの進んだ畳表の色に近くなります。ちなみに写真は高田織物株式会社の「大宮縁(おおみやべり)」シリーズの”集(つどい)”の№2というへりが取り付けられています。

高田織物株式会社のホームページ

透明なへりでも開発されないかなー。時々安易な考えが浮かんでしまいます(-.-;)

人気blogランキングへ

2006年3月 7日 (火)

へりの選び方”壁が緑色の場合”

畳表は等級によって耐久性やきれいさを表していますが、へりにはデザインの違いこそありますが等級といえるものは存在しません。ただお部屋の印象を決定するのは畳表よりもへりによる部分が大きいようです。

057 ●壁が緑の場合

壁と同系色をへりを選ぶのが失敗が少ない選び方です。したがって緑の壁には緑のへりを選ぶときれいに仕上がります。これが一番まちがいないでしょう。へり選びの基本は壁と同系色を選ぶということです。今日はとりあえず基本形をお伝えしましたが徐々に応用編へと進めていきたいと思います。乞う、ご期待。

人気blogランキングへ

2006年3月 6日 (月)

和紙素材の「綾波」で洋室にもヘリ無畳を

G 和紙素材の畳はお部屋のイメージをモダンにしてくれます。

こちらはリビングに隣接するタタミコーナーに和紙素材の「綾波(あやなみ)」を敷き込んだ施工写真です。

和紙をいぐさの茎と同じ形状にしたものを畳表として織り上げたものです。素材は「銀白」と同じですが、中目綾織というへり無し畳用の畳表に織り上げています。色は淡いグリーンの銀白色とうすいイエローの黄金色の2色があります。ホルムアルデヒド放出量測定試験においてF☆☆☆☆の認定を受けいます。

光の反射によって市松模様が浮かび上がります。天然和紙に特殊顔料を練りこみ、樹脂コーティングした畳表です。日焼けによる褪色や変色を抑え、新畳の色合いを長く保ちます。また、カビやダニの発生を抑え、アレルギーやアトピー性皮膚炎の方でも安心してご使用できます。

Photo_60 淡い色合いが和風、洋風のどちらの空間でもマッチする仕上りになります。撥水効果が高く、掃除やお手入れも簡単です。万が一飲み物をこぼしてしまっても染みこみにくく、サット拭き取ればシミになることはありません。

写真上は銀白色(グリーン)で写真下は黄金色(ベージュ)です。

人気blogランキングへ

2006年3月 4日 (土)

<Joe>の素材は「美龍」

Photo_58 こちらはとあるハウスメーカーの住宅展示場の和室です。3年前くらいに畳一が敷き込みました。書院、茶室の水屋を備えた和室のカタログみたいな間取りになっています。こちらの和室で特徴的なのは9尺(270㎝)もある大きな床の間があることです。

この床の間で指定されたのが積水成型工業株式会社の「美龍(みりゅう)」とよばれる畳表です。先日ご紹介した「美草」の床の間版です。

この「美龍」を最近どこかで見かけた記憶が浮かんできました。

・・・・・・<J

・・・・・・<Joe>

・・・・・・モダンガール

そう、先日届いた<Joe>のモダンガールです。

施工してからだいぶ経過してしまいましたがなんとか写真は残っていました。

さがしてみるものですね。

Chonan’sさん間違いありませんモダンガールは「美龍」で出来ています。

人気blogランキングへ

2006年3月 3日 (金)

畳の寿命は?

畳は大きく分けて畳表と床からできています。畳表の耐用年数は約10年、床は20年から30年と部分によってばらつきがあります。床に比べて畳表の耐用年数が短いのでそのまま使い続けると畳表だけがボロボロになってしまいます。そのため床が使える期間に2、3回程度裏返しや表替えで畳を修繕することをお勧めいたします。

また、床はその材質によって耐用年数が異なります。ワラを主原料にしたものは30年以上もつことがあります。インシュレーションボード製の床やインシュレーションボードとポリスチレンフォームを組み合わせた床は20年ほどでへたってきます。

それから使用頻度による影響も考慮しなければならないでしょう。いつも座る所やお部屋の入り口は床が早くへこんでしまいます。さらに結露や雨漏りで床が濡れるのを放置しておくと床がくさってしまいます。このように畳は材質や使用頻度によって耐用年数が大きく異なってしまいます。もしどのような工事が適当かまよった時はお近くの畳店または畳一にご相談してください。

ベテラン職人が責任を持ってお答えします。

人気blogランキングへ

2006年3月 2日 (木)

厚畳

Photo_57 今日の北陸地方は小雪が舞う寒い一日となりました。こんな日は工場内で仕事をするのに限ります。

今日作っていたのは「厚畳」というお寺で使う畳です。写真で見ると、一番上に乗っかっている白いへりの畳がそれです。

畳一の住んでいる北陸地方は浄土真宗のお寺がたくさんあり、このような畳の注文が入ります。最近ではお寺にお参りに行く機会がほとんどなくなりましたが、たいていのお寺には御堂の傍らにこの「厚畳」が置いてあります。お坊さんはここに座ってお経を読みます。すわり心地ははっきりいって硬いです。畳一では30分も我慢できないでしょうな。

これから正座の特訓でも始めますかな。

人気blogランキングへ

2006年3月 1日 (水)

カラー美草

Photo_56 グレーの畳を見たことがあるだろうか?

こちらは「カラー美草」というグレーの畳表を敷きこんだお部屋の施工写真です。昨日ご紹介した「美草」と同じ天然素材とプラスチックの複合材で目が細かな目積織りで織り込まれています。

<特徴>

1.カラーバリエーションが豊富。写真のグレーのほか、ベージュ(黄金色)、グリーン、バイオレットブルー、ピンクの全5色があります。

2.日焼けによる褪色や変色を抑え、新畳の色合いを長く保ちます。

3.カビやダニの発生を抑え、アレルギーやアトピー性皮膚炎の方でも安心してご使用できます。

お部屋をラッキーカラーでコーディネートしてみては?

人気blogランキングへ

2006年2月28日 (火)

「美草」の畳は日焼け知らず

Photo 今日の畳はなんて”ツヤ”があるのでしょう!

実はよく見るとイグサの畳表ではありません。こちらは「美草(みぐさ)」という工業製品の畳表です。

素材は天然素材とプラスチックの複合材で、日焼けや水気に強い畳表です。そのため食べこぼしや飲みこぼしの多い店舗や旅館での施工例が多い模様です。

遠目にはほぼ天然のい草に近い色合いですが、光沢があります。ただし天然い草のようないい香りはしません。この光沢のある質感は好き嫌いの分かれるところですかね。工業製品のため品質が安定しており、天然い草のように収穫年による出来不出来や価格の変動がありません。また、ダニやカビの発生がないのでアレルギーやアトピーでお困りの方はどうぞご相談くださいませ。

見た目はツヤツヤですが足を滑らせるようなことはありませんよ

人気blogランキングへ

2006年2月27日 (月)

中京間

Photo_55 今日は福井県福井市の現場に表替えの為、畳を引き上げに行ってきました。築40年を超える古い木造の家屋で貸家として使用するための改装工事となります。現場について畳を見ると少し大きめのサイズで敷きこまれていました。持ち帰ってベテラン職人に聞いてみると、福井では「中京間」のモジュールで家を建てる大工さんがけっこういるらしいのだ。

そこでさっそく中京間について調べてみた。以前に京間と関東間についてお話したことがありますが、大きさはその中間になります。写真右側が中京間の畳で左は江戸間の畳です。一枚の大きさは91㎝×182㎝が標準の寸法となります。文献によると主要分布先は愛知、岐阜、三重とのことですが、福井の一部も付け加えておきます。

借主さんにとっては少し広めのお徳サイズです。

人気blogランキングへ

2006年2月26日 (日)

畳の話

Photo_53 畳の歴史は古く平安時代にさかのぼります。その語源である「たたむ」という言葉は「古事記」に記されています。「枕草子」では清涼殿内の描写の中に畳が描かれており、畳がその時代にすでに上流社会で使用されていたことが確認されています。

歴史が古い分不明な点が数多く残されていますが、この”物語ものの建築史『畳のはなし』”では畳の歴史を中心に事細かに記されています。著者である佐藤理氏は桂離宮の修復に携わるのを契機に畳の歴史、製法、材料についての資料を集め一冊の本にまとめました。

”物語ものの建築史『畳のはなし』”

山田幸一 監修   佐藤理 著

鹿島出版会

人気blogランキングへ

2006年2月23日 (木)

拝敷

Photo_51太いへりで囲まれた正方形のござを見たことがあるだろか?

ご法事の時にお坊さんがこれを敷いて座っているのを見かけたことがあるのではないでしょうか?なんとなく思い出してきましたよね。でもこれが何というものなのかどこで売られているものなのかご存知でしょうか?これは「拝敷(はいしき)」といってお仏壇の前に座るときに敷くものです。

今日は午後の予定がぽっかり空いてしまったので、拝敷の製作に取り掛かることにしました。詳しい作り方は省きますが、全て手作業で作りますので畳一だと一枚作るのに半日ほどかかってしまいます。近くの仏壇屋さんから毎年10枚ほど注文が入るので、ヒマを見つけては作り置きしておきます。もちろん直接注文されても販売しております。浄土真宗では写真のように白い紋のへりを用いるとの事ですが、金や銀の「七宝(しっぽう)」という柄のヘリを使う事もあります。今は在庫がありませんので作り次第UPしたいと思っています。乞うご期待!

時々お仏壇に手を合わせるのもいいですよ

人気blogランキングへ

2006年2月22日 (水)

消臭シート

Photo_49 お部屋の匂い気になりませんか?

毎日過ごしている我が家では「匂い」というものが日常化して、気がつかなくなってしまいます。

昨日登場させてもらったうさぎのプースケ君はトイレのしつけが出来ており室内で放し飼いにされています。ところが、外から比べるとわずかに臭気が感じられます。家族以外の人間にはそれ以上に臭いを感じてしまうと想像されます。

こんな時見えないところで活躍してくれるのが畳下の「消臭シート」です。写真のように畳床と畳表の間に挟みこまれたグレーのシートがそれです。写真ではわざと見えるように撮影しましたが、実際は畳表の下になり見ることができません。このシートはかなり強力に臭気を吸着し、ペットの臭いの他、タバコの臭い、焼肉の臭いなどを吸い取ってくれます。

ただし、新畳のとき使用するといぐさの香も吸い取ってしまいます。

誰かいぐさの香だけ吸い取らない消臭シートを共同開発しませんかね

改善あるのみです!!

人気blogランキングへ

2006年2月18日 (土)

Joeのある風景”フラワーショップ編part2”

Photo_42 Chonan’sさんお待たせしました。<Joe>のディスプレイが完成しました。

こちらは先日、「和」をコンセプトとしたお店作りをしたいと申し出たお花屋さんの飾りつけに使った小畳です。この小畳は東京のChonan’sさんから送っていただいた<Joe>という商品です。

畳一がこれまで見た中では小畳として最もクオリティーが高いものです。へりの柄や太さなどこれまでの畳の常識を超えて絶妙なバランスを保っています。もちろん仕上りの丁寧さは抜群です。(畳一が保証します。)おかげで雑多だった店内の一角に素敵な空間が出来上がりました。

Photo_43

Chonan’sさん情報はこちらから

Chonan’sさんのブログ

いろんな柄が見れますよ

作り方は企業秘密なのでしょうか?

人気blogランキングへ

2006年2月15日 (水)

インシュレーションボード

100 昨日はF☆☆☆☆のインシュレーションボードについて投稿しました。今日はついでにインシュレーションボード自体の特徴について解説いたします。<安易な考え(-_-;)>

インシュレーションボード(insulation board)とは軟質繊維板とも呼ばれファイバーボードの一種。松・杉等の針葉樹の木材チップなどを高温高圧で蒸してほぐした繊維をすき出して乾燥して固めた多孔質板で、比重は0.4未満と密度は低い。断熱性・吸音性・耐久性にすぐれ、断熱材や内装下地材、畳床、家具やキャビネットの心材などに使われる。

このようにいろいろな用途で使われるインシュレーションボードであるが、畳床として使った場合どのような利点・欠点があるだろうか?

<長所>

・ダニの発生を抑制する

・シックハウスに対する安全性が確認されている。

Photo_39・様々な厚さに対応できる。(写真下のように重ねるボードの数によって厚さを調節している。)

・角をきれいにカットできるのでヘリ無し畳に適している。

<短所>

・ワラ床に対して耐久性が劣る

・足あたり(すわり心地)が硬く感じる。

※写真下の撮影で名刺を使ったのは畳の高さと比較するため。ご存知だろうか?畳の高さと名刺の高さはともに55㎜で一致することを。

ちなみにこちらの名刺は1月22日の投稿で「勝栗」を紹介してくれた「大和リゾート株式会社」の中島君のものである。

人気blogランキングへ

2006年2月14日 (火)

F☆☆☆☆

今日の畳一は新年会で石川県の片山津温泉に来ております。なぜ投稿が間に合ったのかというと昨日のうちに投稿してタイマー設定しておいたからです。そういうわけで本日コメントが寄せられても返答は後日になるのであらかじめご了承いただきたい。

昨日から話題にしているホルムアルデヒドの発散に関して独自で検査を実施している畳建材メーカーについてであるが、本題に入る前にホルムアルデヒドについて補足しておきたい。

ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、水に溶けやすい性質を持っています。その水溶液は「ホルマリン」と呼ばれ消毒剤や防腐剤として使用されています。主に接着剤、塗料、食器、繊維の加工の原料として広く利用されています。また、空気中の濃度が0.8ppmになると臭気を感じ、2.0~3.0ppmで目・鼻・のどに軽い刺激を感じる。さらに15.0ppmでは咳が出るなどの症状が報告されています。実際にそこまで高濃度なホルムアルデヒドを体感したことはないのですが、10年くらい前の新築住宅にはいると目がチカチカした経験があります。

このように危険性が指摘されているホルムアルデヒドの発散量についてインシュレーションボードメーカーである大建工業は自ら検査機関に検査を依頼しました。結果は0.08mg/LでJIS規格の『F☆☆☆☆(エフフォースター)』という最も安全な等級であることが判明しました。ホルムアルデヒドの発散量区分によるとF☆☆☆☆は発散量において平均値で0.3mg/L以下、最大値で0.4mg/L以下であることが求められます。その下のF☆☆☆は平均値が0.5mg/L以下かつ最大値が0.7mg/L以下で使用できる面積が制限されます。F☆☆ではさらに面積が縮小されます。こうして大建工業社製のインシュレーションボードはホルムアルデヒドの発散が極めて少ない安全な畳床として広く使用されています。

温泉気分じゃこんな記事にならないもんね・・・・・(-_-;)

人気blogランキングへ

2006年2月13日 (月)

ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒドはVOC(揮発性有機化合物)の一種でシックハウスの原因であることから建築基準法でその使用が制限されています。2003年7月1日着工分より施行されており一般の建材については対策が常識化しています。

その対策をまとめると

①厚生労働省の指針値(0.08ppm)以下とすべく換気設備の義務化

②内装仕上げの制限

③天井裏等の制限

畳は内装仕上げ材のカテゴリーに属しますので、畳店や畳建材メーカーではどのような取り組みが行われているのでしょうか?

結論から言いますと、「畳」は告示対象外の建材として規制から除外されています。したがって面積の制限を受けることなく使用が認められています。畳は畳表(イグサ)、ヘリ、畳床から構成されており、いずれも告示に定められていない材料となっています。このように安全性が認められた建材でありながら、自ら検査機関にサンプルを持ち込みホルムアルデヒドの発散試験を行っているメーカーもあります。明日の投稿にてご紹介するつもりです。

お部屋の安全・安心は足元から!

人気blogランキングへ

2006年2月11日 (土)

焦げ跡

Photo_38 火の付いたタバコを畳の上に落とすと写真のような焦げ跡がつきます。こちらの現場は先日やっとの思いで張替え工事を終了させた独身寮の個室です。独身寮の個室なのでおそらく寝タバコによる焼け焦げだと思われます。

焼焦げによって穴のあいた畳は「裏返し」工事が出来なくなってしまいます。また、タバコの焦げ跡は畳に穴をあけるだけでなく火災の原因にもなります。

『独身寮』に関しては2月6日の投稿を、『裏返し』に関しては2月3日の投稿を参照してください。

これからお休みの方はどうぞ寝タバコにご注意ください!

人気blogランキングへ

2006年2月10日 (金)

チルチンびと

Photo_37 「チルチンびと」をご存知でしょうか?

奇妙な名前ですが、季刊発売の住宅雑誌です。ときどき「和」の特集を載せてあるのでその時は必ず購入しています。現在発売されている2006年冬号も「和」の記事を特集しております。

この雑誌のコンセプトは昔ながらの天然素材を使用した住宅に現代風のデザインを施した施工例を紹介するものです。例えば左官材では「漆喰」や「珪藻土」を使い、「引きずり仕上げ」や「くし引き仕上げ」など職人の技術論まで詳しく解説しています。ちなみに畳表では減農薬無着色表をしっかり紹介してありました。

もうひとつ特徴的なのは『チルチンびと「地域主義工務店」の会』に属する建築家や工務店が雑誌のコンセプトに基づいた家づくりを実際にその地域で展開していることです。雑誌のコンセプトに基づきながら地元産の木材や建材を厳選して使用するという特徴もあります。畳一の「能登産ワラ床」や「減農薬畳表」も『チルチンびと「地域主義工務店」の会』で活躍しております。なお、現在は全国で34社の工務店が加盟しているとの事です。

チルチンびとのホームページはこちらから

「能登産ワラ床」は1月17日、「減農薬畳表」は昨日(2月9日)の投稿をご覧下さい

人気blogランキングへ

2006年2月 9日 (木)

減農薬畳表

Photo_36 近頃、自然素材を使った住宅が北陸でも見かけるようになりました。アレルギーやアトピーで苦しむ患者さんだけでなく天然志向で昔ながらの家づくりを求める人たちに人気があるようです。

このような住宅では畳も当然に厳選されたものが使用されています。このとき使った畳表が「減農薬畳表」です。読んで字のごとく減農薬栽培されたイグサで織られた畳表で、その基準は通常使用される農薬の50%以下で栽培されたものとされます。

そして、最近は着色畳表が出回っていますが、自然志向の家では着色畳表は自然という定義から外れる模様です。着色畳表とはイグサの色をよく見せかけるために緑色の顔料を付着させたものです。その畳をティッシュペーパーでこすると緑色の粉が付きますので簡単に見分けることができます。一方、無着色で織られた畳表は天然の泥だけで乾燥処理され、ティッシュが緑色になることはありません。もちろん「減農薬畳表」は無着色で織られており、自然の恵みだけで作られた健康志向の畳表です。

人気blogランキングへ

2006年2月 8日 (水)

麻の裏面材

Photo_35 以前の投稿で畳床の裏面材について取り上げたことがあります。現在最も普及している裏面材はこの時紹介したポリプロピレンをラミネート加工した紙のものです。このラミネートの裏面材は安価で床下の湿気から畳を守ってくれる優れものなのですが、天然素材や自然素材だけで家づくりをしている工務店さんはあまり好ましく思ってくれません。

これに替わる天然素材の裏面材として麻布を使用した畳床がこちらの写真です。畳の裏側はこのようになっています。茶色の部分が麻布で、端の黄金色の部分はワラです。このワラは「返しワラ」といって畳の高さを調節する目的で入れられます。麻布は天然の防虫効果があり、床下からの害虫の侵入を防いでくれます。また、麻布は網の目状になっており、空気を通過するようになっています。そのため畳は上下どちらからも呼吸ができるようになります。(ここでいう呼吸とは調湿機能のこと)これと同じような働きをする裏面材として腐食布に柿渋をぬったものがあるそうです。こちらはまだ試したことがないのでいつか試作品を作ってみたいと思っています。

人気blogランキングへ

2006年2月 7日 (火)

床柱

Photo_34 今日はとある住宅会社の工程会議に参加していました。

今月の工程の進ちょく状況を各工事担当者から報告があり、全ての現場について発表が終わったところで工事課長がおもむろに立ち上がり、先月の失敗事例について切り出した。

「お客様が泣いている。」

先月の解体工事でお客様が大切に思っていた座敷の<床柱>をあろうことか施工業者が焼却処分してしまう事件があった。聞けば、お客様のお父上がお建てになった家屋でその思い出の象徴とでも言うべき床柱を無断で廃棄したとの事だった。業者の言い分はきたなくて通常では使い道がないだろうとの判断であった。(写真は想像図)

「お金に代えることのできない価値のもの。取り扱いに迷ったら、指示を仰いでほしい。」

ちょっと違うが畳工事にも表替えや裏返しなどいくつか種類がある。職人はとかく見た目だけで工事の種類を決め付けている気がする。まずはお客様の声を聞かなければと思った出来事でした。

人気blogランキングへ

2006年2月 6日 (月)

独身寮

Photo_33 先週からこちらの独身寮の張替え工事に入っています。全26部屋+大広間を表替えする工事です。2階と3階が個室になっており、1階に大広間があるというかなり大掛かりな工事になります。先週の水曜に全ての畳を搬出しました。先輩職人と畳一に親方も加わり午前中に何とか運び出すことができました。

階段をひたすら上がったり下ったりで終わるころには皆ぐったりしていました。畳一以外は年齢が40代、50代、60代の人間ばかりなので体が心配です。これ位の年齢の職人はたいてい腰痛やひざの痛みを持っているのでなんとか無事終わって安心しました。

ところで畳一は始業前にストレッチを10分ばかりするのを日課にしています。おかげでそれ以来、腰痛知らずとなりました。ところがベテラン職人はめんどくさいのか持病の腰痛が直るわけがないとでも思っているのかなかなかストレッチにつきあってくれません。特に今回のような階段の昇降が多い現場では普段より体にかかる負担も多いはず。職人の高齢化自体も問題ですけど、なんとか意識改革してほしいものです。

なお、今日はこちらの現場の畳を工場で順調に製作しておりました。そうしたところ寮の担当者から納期を1日短縮してほしいとの連絡がありました。

もっと早く言ってくれよー(今年最大のピンチです。)

人気blogランキングへ

2006年2月 4日 (土)

Joeのある風景 ”フラワーショップ編”

Photo_30畳一にはお花屋さんの友達がいます。

最近お店の雰囲気を変えたいということで「和」の空間を提案してみました。

今回の計画では店の一角をイグサを使った小物や花瓶で 飾り付ける予定です。メインの飾りつけには先日ブログで見つけた「長南畳店」さんの<Joe>という小畳を花台にして活躍してもらうつもりです。昨日の午前中に届いたばかりなので店のカウンターにて即席で撮影しました。飾りつけが出来上がりましたらご紹介したいと思います。

長南畳店さんはこちらから

今週は新年会が続いています。これから全部出席すると5回ほど予定があります。睡眠不足も続きそうです。

人気blogランキングへ

2006年2月 3日 (金)

裏返し

畳の張替えには「裏返し」と「表替え」があります。

ところが表替えと裏返しを混同しているお客様が時々いらっしゃいます。両者を勘違いしたままですと畳屋さんと話がかみ合わないだけでなく工事内容も異なってしまいます。畳表は年数が経つと茶色っぽく変色してきますが、畳表の裏側は日光が当たらないためきれいなまま残っています。そこで畳表をいったんはがしてきれいな面を上にして再び縫い付けるのが裏返しです。新品のように青畳まではいきませんが黄白色の畳に早変りいたします。一方、表替えはいったんはがした畳表を捨て新品の畳表を縫い付ける工事のことです。表替えは床が頑丈なうちはいつでも何回でもできますが、裏返しは1枚の畳表で1回限り施工することができます。畳表は1回限りのリバーシブルなのです。ちなみに裏返しの適齢期は3年から5年使用した時です。染みができたり焼け焦げができた場合は裏返しができなくなりますのでご注意ください。

130 こちらは「裏返し」工事の施工途中の写真です。へりを取り除いて、畳表をひっくり返したところです。こんなに日焼けして毛羽立った畳表でも裏側はこんなにきれいなのです。ただし年数が経過してしまうと裏側まで日焼けが進んでしまいます。もし、裏返しが出来るか否かの判断で迷われた場合はお近くの畳屋さんに相談するとよいでしょう。

人気blogランキングへ

2006年2月 2日 (木)

重ね敷き

ここで言う「重ね敷き」とは畳の上に上敷やカーペットを敷いている状態のことです。

畳替えした当日、日に焼けるからとか汚れるからの理由で敷き込みが終わるか終わらないかのタイミングでカーペットを敷きだす奥様が時々いらっしゃいます。

Photo_29 畳は素材が植物なので呼吸をしています。ところが、上敷やカーペットの重ね敷きをすると畳本来の吸湿性や二酸化炭素を吸収する性質が失われてしまいます。さらに新しい畳や表替えしたばかりの青い畳は水分を含んいるため、カビやダニが発生しやすい状態になっています。見えないカーペットの下は害虫の天国になっているかも・・・です。

「もったいない。」

さて、畳本来の機能を殺してしまうことか?それとも、日焼けを放置することがもったいないのか?

人気blogランキングへ

2006年2月 1日 (水)

銀白

1月も終わったということで年賀状の整理をしていました。月日が経つのは早いものでもう2月です。畳一のブログも始まってそろそろ1ヶ月になります。(感慨)

それはそうと1枚の年賀状が目につきました。昨年4月にお世話になった石川県輪島市にある「民宿 曽々木荘」さんからのはがきです。能登空港から車で30分ばかり走った能登半島の海岸線沿いにある民宿で1階に食堂が併設されお昼時は観光客や近くの現場からやってきた作業員でにぎわっています。長期の滞在も可能でシーズンオフの4月にもかかわらず宿泊客が何人もいました。こんな「民宿 曽々木荘」さんの畳を昨年すべて畳一が入替えさせていただきました。119 こちらの写真は曽々木荘さんの40畳の大広間です。このとき、ダニアレルギーやアトピーなど肌の弱いお客さまのためになにかいい素材がないかと相談を受けていました。そして提案させていただいたのがこちらの「銀白(ぎんぱく)」という畳表です。銀白は天然和紙を<こより状>にしたものを畳表として織り上げ、フッ素コーティングを施して仕上げてあります。

特徴

1.ダニやカビの発生がない。

2.日焼けによる変色が少なく、薄いみどり色が長く続きます。

3.いぐさの香はしません。

4.撥水効果が高く掃除やお手入れが簡単。

民宿 曽々木荘さん情報はこちら

〒928-0206石川県輪島市町野町曽々木シ部57番地

TEL 0768-32-0211  FAX 0768-32-1211

ホームページはこちらから

すぐ近くに下時国家がありドライブコースに最適です。

人気blogランキングへ

2006年1月31日 (火)

ヘリ無し畳で床暖房

011 1月6日の投稿で「床暖房畳」について触れましたが、もう一度取り上げたいと思います。(しつこくてすみません。)ただ今日はヘリ無し畳でも床暖房畳ができるということで施工例をお見せします。真上近くから撮ったので分かりにくいかもしれませんが、厚さ15㎜のれっきとした床暖房畳です。光っているのはアルミでこの下に熱源があります。ここで発生する熱が薄い畳を伝わってお部屋を暖める仕組みになっています。畳が厚いと熱が届きませんので出来る限り薄く作ってあります。

〈床暖房畳のメリット〉

1.水蒸気を発生しない暖房方法なので結露の原因にならない。

2.熱源が下に埋まっているので器具を置くスペースがいらない。

3.下から暖めるため、設定温度より高い体感温度が得られる。

4.かぶせてある畳が容易にまくれるのでメンテナンスがしやすい。

〈床暖房畳のデメリット〉

1.今のところ少し高価

2.深夜電力によるランニングコストの節約ができない。

電源が入ってないとただの薄畳ですが、この時期大活躍します。

人気blogランキングへ

2006年1月30日 (月)

薄畳

Photo_28 タバコの記事ではありません。うす緑色の平たい板は畳です。こちらは厚さ20㎜の「薄畳」です。「バリアフリー畳」と呼ばれることもあります。このタバコの箱は短い方の長さが54㎜で普通の畳の厚さとほぼ同じ寸法に出来ています。いかに薄い畳かをご理解いただくためにタバコの箱を利用して撮影しました。ちなみの畳一はタバコを吸わないので先輩職人に借りて撮影しました。

薄畳のメリットとデメリット

《メリット》

1.洋室と和室の区別なく床板を貼れるため建築のコストダウンになる。(普通の厚さの畳を敷く場合、床下を畳の厚さ分を低くしなければならない。)

2.資源の省力化。(畳床が普通の厚さの半分以下でできる。廃棄する場合もゴミの量が約半分になる。)

《デメリット》

1.張替え工事ができる回数が限られる(少なくなる)。

2.調湿機能や断熱性能など本来畳にあった機能が失われる。

最近は建築工法の多様化で様々な厚さで畳が敷きこまれます。機械の進歩や技術の向上によって敷き込みが終わったお部屋では薄畳だと気付かない仕上りになります。また、畳を薄く作る技術は床暖房用の畳にも応用されています。

いにしえの時代、畳は身分によって厚さが異なっていました。(厚いほうが高身分)ところが今では機能や用途によって畳の厚さを変える時代になりました。薄畳は畳の可能性を追求する上で欠かせない技術といえるでしょう。

ちなみに写真の現場では禁煙でした。〈あたり前(-.-;)〉

人気blogランキングへ

2006年1月29日 (日)

ひのきベッド

Photo_26 シックハウスは住宅だけでなく家具からも発生することがあります。合板の接着剤や塗装に含まれるホルムアルデヒドやトルエンが原因でこれらを使う家具からシックハウス症候群が発生しています。一方、こちらのベッドは無垢のひのきだけで作られた健康で安心の家具です。昨日に引き続きひのきネタですが、安全を追求するとこのような素材に行き着くのではないでしょうか?写真はひのきのフレームに畳一が作った畳をはめ込んだ「畳ベッド」です。

この畳ベッドは畳一がいつもお世話になっている石川県金沢市に工場を持つ「マイスター・マトバ」さんで製造されています。マイスター・マトバさんでは無垢のひのきにこだわりを持ち、インターネットによるオーダー家具を製造しています。ひのきの中でも最高級とされる東濃産を使い、等級も一等とか無節のものを厳選して使用しています。工場に入るとひのきの香がいっぱいに広がり、ベッド以外にも出荷を待っている机やいす等が所狭しと並べられています。

さて、このひのきにこだわる「マイスター・マトバ」さんのサイトはこちらです。

「マイスター・マトバ」

〒920-3117 金沢市北森本町ニ88

TEL 076-258-0057  FAX 076-258-1057

畳一の畳もひのきベッドといっしょに全国へ出荷されます。畳一の知らない誰かのために今日も畳を作ります。(感動?自己満足?)

人気blogランキングへ

2006年1月28日 (土)

ひのき畳

Photo_25 昨日はシロアリ被害についてその恐ろしさと対策についての投稿をさせていただきました。今日はシロアリに強いとされるひのきを使った「ひのき畳」をご紹介したいと思います。写真はひのき畳に畳表を張り付けるところを写したものです。

畳床の多くはワラやインシュレーションボードを素材として作られています。これらにかわる新しい素材としてひのき畳が開発されました。まず、ひのきをチップ状にしたものを均一の厚みになるようにならべます。そして、畳の厚さまで圧縮しながら縫いこんでいきます。裏面材に防虫効果のある天然の麻布を使い人や環境にやさしい畳床が出来上がります。ワラ床やインシュレーションボード床に比べ優れているのは調湿機能と防蟻効果です。ワラ床で一畳あたり500㏄の湿気を吸収するのに対し、ひのきでは900㏄の湿気を吸収する性能があります。天然の素材のみで作られていますのでシックハウスの心配のない安全な畳だといえます。

 ※インシュレーションボード床の代表として「スタイロ畳」があります。

さて、こちらの「ひのき畳」ですが岐阜県の『飛騨フォレスト株式会社』にて製造しております。下呂温泉から車で10分ばかりの静かなところです。畳一は一昨年こちらの工場におじゃまさせていただきました。ひのきの香が工場いっぱいに広がっていました。

飛騨フォレスト株式会社

〒509-2505 岐阜県下呂市萩原町古関248-2

TEL 0576-52-4460  FAX 0576-52-3956

ひのき畳のホームページ(飛騨フォレスト株式会社)

今度は下呂温泉でゆっくりしたいですね。

人気blogランキングへ

2006年1月27日 (金)

シロアリ被害

Photo_24

畳替えの当日、シロアリが発見されるとパニックに近い状態になります。こちらの写真はシロアリに食い荒らされた畳です。

・・・・・無残。

状況からすると畳寄せ(畳のまわりの木)から進入したシロアリが畳の側面を食べていったところです。当然畳寄せにも被害があり、隣接する床板や畳寄せも取替え工事が必要です。こちらの例は畳の側面のみの被害で早期発見できた部類に入りますが、畳表やヘリは側面で縫い付けられていますので残念ながらこの畳はもう使用できません。進入経路はだいたい側面から侵入して内部に進行し、表面の畳表に達する道順ですので畳をまくらない限り発見は困難といえます。

対策としては定期的に畳をまくることです。こうすることによって湿気を取り除けますし、早期発見にもつながります。シロアリは湿気のある場所を好みますので、床下や畳に湿気があると被害に遭いやすくなります。それから畳自体をシロアリに食われにくい素材にすることも考えられます。明日の投稿にてご紹介する予定です。

とりあえず点検はお早めに!

人気blogランキングへ

2006年1月26日 (木)

畳表の保管

2f 畳一の勤めるお店では畳表を2階の倉庫に保管します。畳表は湿気や紫外線に弱く、管理が行き届いてないと品質が低下してしまいます。この建物の2階部分は1階よりも湿度の変化が少なく、畳表を湿気から守ってくれます。写真は畳表を引き上げているところです。梱包された畳表は約60㎏の重さがあり機械で吊り上げます。問屋のおにいちゃんはこれを軽がると持ち上げて運びます。それを見てうちのベテラン職人は「若い衆は馬力あるな。」と関心します。(職人の世界では従業員のことを若い衆と呼んでいます。)

また畳表は農産物なので生産年による出来不出来があり、価格も変動しています。そこでこの倉庫にある程度のストックを持つことで畳の価格に転嫁することなく畳を供給することができます。こちらの倉庫には概ね半年分の畳表を保管するスペースがあります。倉庫内はたくさんの畳表から出るいぐさの香でいっぱいです。ちなみにいぐさの香は森林浴のようなリラックス効果があることが知られています。

今日もまた2階でリラックスしてきまーす。

人気blogランキングへ

2006年1月25日 (水)

エタノールでカビの予防

Photo_22 今日の北陸地方は久しぶりに青空を見ることが出来ました。畳の敷き込みと採寸の仕事がいくつかありましたが、体を動かしていると汗びっしょりになりました。しかしながらこんな日が長く続かないのが北陸の天気です。したがって〈畳のお手入れ〉として結露によるカビの予防が欠かせません。以前にも何度か結露やカビに関する注意をさせていただきましたが、今日はエタノールを使った予防法をご説明したいと思います。

写真上はエタノールの容器です。このエタノールをスプレー容器に移し替え、畳に向って吹きかけます。しばらく放置した後、乾いたタオルや雑巾でふき取ります。こうすることでカビの胞子を消毒することができ、畳の表面にカビが生えにくくなります。写真の容器は飲食店などの業務用サイズですが、一般向けのサイズもあります。キッチン用の洗剤売り場にて購入することができます。250円~350円程度で小さなサイズのものがあります。Photo_23 写真下は実際に結露が原因でカビが生えた畳です。こうなってしまうといくら拭いてもシミが残ってしまいますので、早めの予防が効果的です。この予防法は梅雨のカビ除去にも有効で,畳替えして1年目や2年目のお部屋には特にやってもらいたいお手入れです。

ちなみにこちらの畳は入居後3年目だそうです。

・・・・・もったいない。

人気blogランキングへ

2006年1月24日 (火)

琉球畳

123 1月18日の投稿でシーサーの写真を載せたところ、「沖縄に行こう」というブログをやっているnorinoriさんからトラックバックがありました。その後のやりとりで琉球畳を記事に扱う約束をしていました。一週間前になるので覚えていてくれたらうれしいです。

さて、写真上の琉球畳ですが普通の畳表ではなく「青表」とか「琉球表」と呼ばれる畳表で作られます。普通の畳表は断面が丸いのに対し「青表」は断面が三角形のカヤツリグサ科の「七島い草」を用いて織り上げられます。目が粗く素朴な風合いが特徴で耐久性があります。現在では大分県が唯一の生産県で農家数も27戸になってしまったとか。norinoriさんすみません。残念ながら沖縄県では栽培されていません。

115 一方、写真下は目積表(めせきおもて)で作られたヘリ無畳です。普通のいぐさである「丸い草」を目積という織り方で織り上げてあります。琉球畳に似ていることから「琉球もどき」と呼ばれることもあります。琉球畳に比べ安価なことから代替品として広く生産されています。ただし、並べて比べるとこんなに違いますので実際に見本で確かめてから購入されることをお薦めします。

畳一もサラリーマン時代、琉球畳は沖縄県で作っていると思っていました。

人気blogランキングへ

2006年1月23日 (月)

洗濯物

Photo_21 先日、畳替えに伺ったお部屋で洗濯物が干されていました。そこで畳一はよかれと思って提案してみました。

畳一  : 「洗濯物の湿気が畳に移るといけないので別の場所で干されたほうがよろしいかと思いますが・・・。」

お客様 : 「どこがいいのかしら?」

畳一  : 「浴室で換気扇をつけて干してください。」

お客様 : 「時間がかかるんじゃない?この部屋が一番乾くんだけど。」

畳一  : 「せっかくの畳ですから・・・・・。」

北陸のように冬の日本海側では洗濯物の干し場所に苦労します。湿気を含んだ雪で外気の湿度は90%を越えることが少なくありません。そのため外で洗濯物を干すことができず、ついつい暖房の入った室内で干している光景を見かけるのです。この洗濯物も石油ファンヒーターと同様に水分を発散し結露を引き起こします。畳にとっては最悪の環境になってしまうのです。最近の住宅では浴室の換気乾燥機が普及していると聞きます。このような機能を有効に活用して結露やカビのない畳ライフをおくりたいものです。

人気blogランキングへ

2006年1月21日 (土)

切り詰め

先日とあるリフォーム会社の担当者から相談を受けました。

担当者 : 「畳一さん悪いねぇ、○○邸の座敷はフローリングの寝室に改装することになったよ。」

畳一  : 「そうですか、残念ですね。でもこの畳まだ使えそうですよ。」

担当者 : 「そうなんだよ。それで座敷の畳を茶の間の畳と交換してほしいんだけど、大丈夫かな?茶の間は毎日つかうらしくて畳がボロボロなんだよ。」

畳一  : 「わかりました。そういうことなら協力しましょう。ただし畳の大きさが違うので、茶の間の採寸だけさせてください。」

担当者 : 「助かったよ。実はあまり予算がなかったんだよ。」

最近は上記の例のように畳のお部屋がなくなってきています。畳店としてはこのような工事は残念でたまりません。ただし、畳を資源と考えできるだけ再利用するように取り組んでいます。

128_2 このとき使うのが「切り詰め」という技術です。写真は座敷の畳を茶の間の寸法に合せて切っているところです。いったん畳表とへりをはずし寸法のところに包丁を入れていくのです。熟練がいる作業で写真は先輩のベテラン職人さんです。

畳一も追いつき追い越せと練習しております。

人気blogランキングへ

2006年1月20日 (金)

畳のまくり方(引き上げ方)

Photo_17 これまで畳のお手入れをする際に畳をまくったり引き上げたりする必要があるとご説明させていただきましたが、肝心のまくり方には直接触れてなかったと思います。左の写真は畳屋さんが畳をまくるときに使う「手かぎ」という道具です。フック船長の義手のような形状の道具で先端の曲がった針を畳に刺して使います。畳道具専門店にて購入できるのですが普通の金物屋さんやホームセンターではあつかっていない模様です。

それでこれに替わる道具として「千枚通し」や「アイスピック」がよろしいかと思います。そして刺す位置ですが下の写真のように畳の四隅のいずれかに近い所を刺します。このとき刺さりが浅いと針が抜けた反動で表面に傷がついてしまう事がありますので概ね3センチ以上刺さるようにしてください。あとは上方に向って引き上げると畳が持ち上がります。Photo_18

最後に千枚通しの針の跡(穴)の消し方を説明します。千枚通しを抜いたとき針穴が残ってしまいますので、千枚通しのおしりの部分でやさしくこすってください。簡単に穴を消すことができます。

あっ、それから最初にあった畳の場所もお忘れなく。入らなくなりますよ。

人気blogランキングへ

2006年1月19日 (木)

不陸調整

Photo_15 畳をまくったり、引き上げたりすると新聞紙のほか写真のようなゴザの切れはしが出てくることがあります。ある日、畳替えに伺ったお宅にてこんな会話が交わされました。

〈一通り畳を引き上げたところでお客様から〉

お客様 : 「下からゴミがたくさん出てくるね。捨ててもいいの?

畳一 : 「はい、いいですよ。(・・・ゴミとはちょっと違うけど)せっかくの機会ですから掃除機をかけて風通しをよくしておいてください。」

お客様 : 「わかりました。何時頃に出来上がります?」

畳一 : 「夕方までにはお持ちします。」

     〈そして夕方になって敷き込みをしていると〉

お客様 : 「そのゴザの切れはしってさっきのゴミみたいね。」

畳一 : 「これは畳の下に敷いて高さを水平に合せているんです。」

お客様 : 「へー、これってゴミじゃなかったのね。」

畳一 : 「はい、こうやって足の感覚だけで段差をさぐるんですよ。部屋の入り口やいつも座る所がよくへこんでいますね。それで段差があると畳が早くいたんでしまうんです。」

この畳と畳や畳と敷居の段差を「不陸」といいます。そして段差をなくす作業を「不陸調整」とよんでいます。例えば畳と畳に段差があると高いほうが強く踏まれてしまいます。それで長い年月が経つと、高いほうの畳だけが擦り切れたり毛羽立ったりします。

畳替えの際は不陸調整の丁寧な職人さんに出会いたいものですね。

人気blogランキングへ

2006年1月18日 (水)

畳の小物

最近の投稿はなぜかメンテナンス編に偏っています。

このままではネタ切れになるぞ・・・・・やばい。

今日は気分転換に素敵な畳の小物を紹介します。

昨日、畳関連のブログをいろいろ見ていたらかわいい畳の写真が目につきました。

そしてすぐさまコメントにこちらのブログでも紹介したい旨を書き込みました。

そうしたところ先方のChonan’sさんより返答のコメントにて了解を得ました。

こちらからご覧下さい。

Chonan’sさんのブログです

こちらの唐草模様のほか、龍の柄や花柄もあるみたいです。

ただ畳一はこの唐草模様が一番のお気に入りになってしまいました。

<Joe>というネーミングもいい感じだと思います。

なんといってもへりの面積と畳表の面積のバランスが絶妙なんですよね。

Photo_14 一方こちらは畳一が作った小畳です。

なぜか沖縄みやげのシーサーがのっています。

うーん、ぜんぜん違う。

また素敵な小物がありましたら紹介したいと思います。

畳一の脱マンネリにご協力を

人気blogランキングへ

2006年1月17日 (火)

能登産ワラ床

144 こちらはゴザとヘリを付ける前の畳です。正確にいうと床(とこ)です。この床にござとへりを取り付けると畳として完成いたします。素材は全て能登産の稲ワラを用いています。床自体の厚さは約5㎝で一枚あたりの重さは約30㎏あります。このワラ床は調湿機能があり、除湿機のような働きをしてくれます。しかも電気代はかかりません。わら床1畳あたり500㏄の空気中の水分を吸収する能力があります。6畳のお部屋ですと約3000㏄もの吸収力があります。そしてお部屋の湿度の変化に応じて湿気を吸い込んだり、吐き出したりを繰り返しています。この能力を超えて湿気が溜まると結露になってしまいます。結露に関しては以前の記事を参照してください。また耐久年数が長いことも大きな特徴です。 良い条件に恵まれますと50年以上もつことがあります。この期間に数回「表替え」や「裏返し」などで畳をリフレッシュすれば床を取り替えることなくきれいな畳を保ち続けることができるのです。長いスパンで考えるととても経済的な建材なのです。その他、弾力性、難燃性、遮音性があることが知られています。ただし近年はワラ不足で生産量が減っております。

人気blogランキングへ

2006年1月16日 (月)

尺貫法

Photo_13 【尺貫法】長さに尺、質量に貫、面積に歩、容積に升の単位を採用したわが国古来の度量衡法。計量法により昭和34年に廃止。

日本語大辞典より

当ブログでも時々長さを表示するときに「尺(しゃく)」という単位を使ったことがあります。日本語大辞典によりますと昭和34年に廃止された単位でありますが畳屋の世界では現在も「尺」を使っています。写真は上が畳屋で使っている尺の物差しで、下はセンチのメジャーです。尺の物差しが示す一番細かい単位は分(ぶ)で10分=1寸、10寸=1尺といった具合に目盛りが付いています。

なぜ畳屋さんは今でもこの単位を使い続けるのかというと、住宅のモジュールも尺貫法で構成されているからです。住宅の1間(けん)=6尺で大工さんも使っています。センチに直すと1尺は約30.3センチですから6尺は約181.8センチとなります。これで日本昔話とかで身の丈6尺とか言われても何となく想像できるのではないでしょうか?

先日、貿易会社を通じてアメリカより畳の問い合わせがありました。サイズの指定があったのですがなんと「インチ」で表示されていました。

うーん、割り切れるのか?

人気blogランキングへ

2006年1月15日 (日)

裏面材

Photo_12 こちらが畳の裏面材です。昨日の畳の写真はワラがむき出しの状態で敷きこまれていましたが、こちらはブルーのシートが畳の裏側に張り付けてあります。このようなシートが床下からの湿気を新聞紙の代わりに遮断してくれます。したがって床板の上に直接に畳を敷くことができるのです。

この裏面材のシートは紙にポリプロピレンをラミネート加工したものです。防湿の効果は新聞紙に比べかなり長く持続します。シートを製造するメーカーがいくつかあり、ブルー以外に白や赤のシートもあります。性能は色によって変わることはありませんがラミネート加工が細かく施されたものが優れている模様です。この他、天然素材の裏面材も扱っており施工例が出てきましたらご紹介したいと思います。

このように湿気は畳の下でシャットアウトすることができる反面、床板が湿っていることがあります。湿った床板は柔らかくなって踏むとたわんでしまいます。床のへこみが床板によるものなのか畳のへたりによるものなのか見極めるためにときどき畳をまくってみたいものです。以前にご紹介した空き缶利用の畳乾燥法も是非お試しください。

人気blogランキングへ

2006年1月14日 (土)

新聞紙

Photo_7 昔は畳替えのときに新聞紙を敷いていたのを覚えている方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか?20年ぶりとか30年ぶりに畳替えするようなお部屋の畳の下からよく黄色っぽく変色した新聞紙が出てきます。なつかしさでお客様も当時の新聞記事に見入ってしまいます。また以前畳替えした日付の古新聞ですから畳の年齢が分かってしまいます。以前うちのベテラン職人が初めて購入したサニーの広告などが出てきたりして大いに盛り上がったことがあります。こう考えると畳は車よりも長持ちするんですよね。

ただ最近ではこの古新聞を畳替えの際に新たに敷かないようにアドバイスさせてもらっています。理由は第一に畳の裏に裏面材が貼ってあるからです。写真の畳は裏面材がなくワラがむき出しになっていますが最近ではこのような畳は少なくなりました。第二に新聞紙を定期的に取り替えないからです。そもそも新聞紙は床下の湿気を遮断する目的で敷いていますが、長期間そのまま放置すると新聞紙自体が湿気を持ってしまうからです。30年以上前の集落ではご近所どうしがいっせいに畳を天日干しして新聞紙を取り替える慣習があったそうです。

今から考えると大変な作業だったと思います。家中の畳をおこして外に運ぶなんて考えられません。今は裏面材がありますのでこのような作業をする必要がなくなってよかったと思います。なお次ぎの記事で裏面材について取り上げたいと考えています。

人気blogランキングへ

2006年1月13日 (金)

床の間

先日、畳一の家では鏡開きがあり鏡餅を食べる機会がありました。いつもの年と同じようにあずきを入れた「ぜんざい」にして食べました。みなさんの地域や家庭ではどのようにして鏡餅を食べているのでしょうか?最近ではカビが生えるという理由で砂糖をつめた鏡餅風のプラスティックの容器をよく見かけます。

さてこの鏡もちなのですが皆さんはどこに飾っておくでしょうか?我が家では「床の間」という座敷の上座に隣接した一段上がった場所に置いています。最近、住宅から和室がどんどん減るにつれ床の間もなくなってきました。なかでも畳を敷いた床の間は施工する機会がほとんどなくなってしまいました。

096こちらは昔の町屋をそのままに旅館を営んでいる建物です。9尺(270㎝)の立派な床の間が残っており、畳替えの際に張替えさせていただきました。写真をクリックしていただくと目のピッチが粗い「龍鬢(りゅうびん)」という畳表が使われています。へりも普通のものより太く豪華な装飾が施された紋べりが使われます。写真のものは「桐紋」と呼ばれるタイプです。

以前はこのような床の間が一般の家庭でもけっこうあったと聞きます。掛け軸や生け花を飾る場所として古い建物には今でも残っているようです。最近の住宅から床の間が消えつつあり、このような文化が継承されていないのではと感じています。せめてお正月だけでも鏡餅を飾りたいですよね。

人気blogランキングへ

2006年1月12日 (木)

結露

先日、ある大手ハウスメーカーの若手営業マンの近藤君(仮名)から電話が入った。内容は入居後2年の住宅で結露による畳のカビのクレームの処理に同行してほしいとの事だった。以下はその時の会話である。

近藤君 ; 「このカビは結露が原因ですね。」

畳一  ; 「まちがいありませんね。」

近藤君 ; 「石油ファンヒーターをお使いですか?」

お客様 ; 「はい、となりのリビングで使っています。」

近藤君 ; 「石油を燃焼させると水分のほとんどが室内に放出してしまうんですよ。それで空気中に逃げ場がなくなると冷たい窓や壁面に水滴がついてしまうんです。」

お客様 ; 「なるほど、ではどうすればいいんでしょうか?」

近藤君 ; 「こちらのように気密性が高い住宅では石油ファンヒーターは使わないほうがいいでしょうね。セラミックヒーターか蓄熱式暖房に切り替えたほうがいいですよ。」

畳一  ; 「えっ(心の中で)」

お客様 ; 「・・・・・」

なぜかお客様は納得しきれていない様子。後日、表替えすることになって畳一が1人で訪ねたときお客様から本音が。

お客様 ; 「この石油ヒーター買ったばかりなのよ。リビングと和室を閉め切って使ったらいけないかしら?」

畳一  ; 「ふすまですから空気中の湿気を遮断するほど効果はないと思いますが。」

お客様 ; 「なにかいい方法ないかしら?」

畳一  ; 「それではエアコンを併用して石油ファンヒーターは弱運転にしてください。除湿機をかけるのもひとつの方法です。それから湿気が溜まらないよう家具は壁面からなるべく離して配置してください。これでかなり効果があると思います。」

お客様 ; 「やってみます。ご苦労様でした。」

畳一のフォローでこの件はなんとか落ち着きました。そもそもお客様はセラミックヒーターや蓄熱を購入する気などなかったみたいだ。そういえば近藤君の説明は建物の弱点を石油ファンヒーターに転化しようとするあまりセラミックヒーターや蓄熱の売り込みになってしまっていた。

たしかに蓄熱は高気密住宅の結露対策には効果絶大である。こいつが普及すれば畳の結露問題もなくなる日は近い。

人気blogランキングへ

2006年1月10日 (火)

畳の大きさ(1)

Photo_6 「まくった畳を敷き込もうとしたところ入らなくなってしまった。」というお電話をときどき受けることがあります。理由は畳の大きさが一枚一枚異なっているからなのです。そこで畳屋さんでは畳の側面に目印となる文字や番号を書き込んであります。ただし専門用語にて表記してあるため一般の人にとっては意味不明な言葉になっています。写真の畳は「先」という文字が側面に書き込まれていますが、畳屋さんどうしではこれでどこに敷き込まれているのか分かるようになっています。

では普通の人はどうすればいいのか?

まず、畳屋さんの文字は無視します。それから自分で分かる番号や文字を畳の裏面に書き込みます。このとき畳の場所だけでなく向きもまくる前と同じになるようにします。そして書き込んだ文字を忘れる前に写しを残しておけばOKです。もし万が一入らなくなってしまったら無理をせずお近くの畳屋さんに相談するといいでしょう。

最近では畳をまくる光景をほとんど見かけなくなりましたが、床下の補修や白蟻工事など畳をまくる機会がありましたらこちらのページを是非思い出してください。

人気blogランキングへ

2006年1月 9日 (月)

畳の換気・乾燥

内部がワラの畳は湿度に合せて湿気を吸放出する性質があり、多湿状態では空気中の水分を吸収し、低湿状態では水分を放散しています。昔の職人さんに聞くと「畳は呼吸している。」と表現しています。この状態が概ね交互にやってくれば畳の調湿機能によって畳にとってもお部屋にとっても良い状態を保ってくれます。ところが日本海側の地方では湿気を含んだ雪が降り、気温は低いものの湿度の高い状態が続いてしまいます。その上ストーブなど灯油を燃焼させる暖房器具を使用することによってお部屋の湿度はさらに高くなってしまいます。このままでは畳の水分を吸収する能力を超えてしまい、結露が発生し畳がくさってしまう事があります。多くの日本海側の地域では積雪があり畳を天日干ししたくてもできない状態になっています。では、このような状況でもできる畳と床下の換気方法をご紹介します。

Photo_4 まず畳を持ち上げます。畳をまくるにはアイスピックを畳の角に近いところに刺して引っ張ると簡単に畳がもちあがります。そして写真のように畳を持ち上げ空き缶をはさみます。こうすると畳の裏側と床板にも空気が通ります。この状態でお部屋を締め切り除湿機をかけます。なければエアコンのドライ運転でも代用できます。概ね半日で床板の湿り気を取り除くことができます。スペースに余裕がなければ一枚づつでも効果があります。この方法はマンションやアパートなど元々畳を干す場所がないお宅でも応用ができます。まずは畳をまくって床板の湿り具合を調べてください。床板が湿気で濡れていたら是非この方法をお試しください。

昨日はかなりの積雪の中、消防の出初め式に参加しました。寒さで固まっていましたが、おかげで正月気分もすっかり抜けた感じがします。

人気blogランキングへ

2006年1月 7日 (土)

ファンヒーター

Photo 畳一(タタミッチ)が使っているファンヒータです。北陸のように雪国では必需品で、寒い日が続いた今年は特に重宝しています。こんな便利でお手軽なファンヒータですが畳のお部屋で使うにはちょっと注意があったんです。

このようなタイプのファンヒータの多くは温風を下方へ向って噴き出す構造になっています。そのため噴き出し口の前面のゆかは絶えず熱風を浴びる状態になってしまいます。そこが和室だとしたらファンヒータの下の畳は長時間にわたって熱風にさらされてしまいます。畳の表面であるイグサは適度な油分と水分で表皮を守っていますのでこのような状態が続くと表面の水分が失われてカサカサしたお肌のようになってしまいます。そして熱くなった部分を歩くと表皮がむけて毛羽立ってしまうのです。常に同じ場所でファンヒーターをご使用になると温風の出る形に沿って毛羽立ってしまいます。

おそらく多くの方はなんで毛羽立ったのか分からないで春を迎えています。「古くなったからでは?」と思う前に予防策をお教えします。原因が分かれば簡単です。

     ・ファンヒーターの位置(向き)を時々変える

     ・温風があたる場所に敷き物(ラグマット、古ゴサ)をする

それにしても灯油は高すぎる。なんとかなりませんかー?

2006年1月 6日 (金)

床暖房畳

013_2 畳一(タタミッチ)の住む北陸ではお正月から大変な大雪が続いています。そのせいもあって年明けから風邪をこじらせてずっと寝正月を送っております。

こんな時あってほしいのが床暖房。床がポカポカ暖まるやつです。フローリングのものはよく見かけますが畳用もあります。写真は電気で床下の熱源を暖める方式で15㎜の薄い畳をかぶせてあります。電気方式のほか給湯器からの温水で床下を暖めるタイプもあります。写真のように小さなスペースでは電気方式のほうがコストがかからないそうです。畳の素材は熱を通しやすくかつ熱による変形に耐えられるようガラス繊維が使われています。スイッチを入れると足元からポカポカがやってきてお部屋全体を暖めてくれます。本当に気持ちがいいです。

残念ながら畳一の家には床暖房がないので布団を一枚多くして寝ます。

うー、重い・・・・

最近のトラックバック

2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30