無料ブログはココログ

2017年9月11日 (月)

チャタテムシ発生

 先月のお盆過ぎから金沢地方では避難勧告が出るほどのゲリラ豪雨が降りました。全国的にも毎月のように道路が冠水する様子がニュースになっております。短時間でも想定を超える豪雨が降ると空気中の湿度が上がり、畳の表面にカビが発生しやすくなります。
 
 当店のお客様でも先日の大雨で畳にカビが生えてしまいました。
 カビだけなら拭き取れば大丈夫なのですが、うっかりカビを放置してしまったらしく虫が出てきたとのお電話をいただきました。女性の方にとっては虫を苦手にしている人が多いので気持ち悪いですよね。早速、電話を受けて20分後に現場に到着しました。肉眼では見えない小さな虫が何匹も出て来ましたのでそっとセロハンテープに付着させて捕まえました。この時点でおそらくチャタテムシだと思いましたが、確認の為に保健所に持ち込みました。
 
Photo 
 保健所に持ち込むと職員の方が拡大写真を撮ってくれました。そして 図鑑と照合するとカツブシチャタテムシだとわかりました。
 
Photo_2
 
 このチャタテムシは高温多湿のところを好み畳に生えたカビを食べることで知られています。 畳にカビが生えたらきちんと拭き取っていただけると大量に発生することはないでしょう。長雨やゲリラ豪雨の後は畳にカビが生えていないかチェックしていただければと思います。
 
 尚、2~3年以上使用して畳に青みがなくなってしまえば カビが生えなくなります。また、普段から忙しくて畳のお手入れまで手が回らないという方は和紙素材や樹脂素材の畳がありますので 畳替えの際にご検討いただければご提案させていただきます。
 
 
 
 
 

2017年8月 7日 (月)

特大のござ

 先日、124㎝×453㎝という特大のござを作りました。普通の畳と比べると大きさが一目瞭然です。
 
Photo_3
 
 
 畳の場合、メーターモジュール用のござを使っても最大で100㎝×200㎝までしか作ることはできません。
 
 では、なぜこのような大きなござが必要なのでしょうか?これはへりでお気づきかもしれませんが、床の間用のござに用います。床の間に直接張り付けることで畳床と呼ばれる土台が必要ないので畳では不可能な大きさを実現しました。
 念のため、サイズを測ってみました。
 
Photo_4
 
 この大きさで畳を作ることが出来たらギネスに載るかもしれませんね。
 

2017年7月 1日 (土)

梅雨は畳のカビにご注意

 先日、北陸地方も平年より1週間ほど遅れて梅雨入りしました。梅雨入りから昨日までは空梅雨の様相を呈していましたが、いよいよ今週から雨模様が続きそうです。
 以前からも投稿して注意喚起をしていましたが、この時期の長雨で畳の表面にカビが生えやすくなっております。特に畳替えや新築で畳を敷きこんで1年以内のお宅ではカビが生えやすいので要注意です。いわゆる「青畳」のうちは畳表のイグサが枯れきっていないので食品のようにアオカビが発生してしまうのです。
 
 カビを予防する対策としては畳のお部屋に湿気がこもらないように湿度をコントロールすることです。具体的には以下にポイントを押さえてまとめてみました。
 
1.雨天が続くときは窓を閉めて除湿器をかける。(エアコンのドライでもいい)
 
2.あらかじめ畳の表面をアルコールで除菌しておく。(キッチン用の除菌スプレーが便利。万が一カビが生えてもアルコールをスプレーすると拭き取りやすい。)
 
3.お部屋の中で洗濯物を干さない。
 
4.晴れた日には窓を開けて喚起する。
 
 そもそも、畳にカビが生えることを知らないお客様もいらっしゃいます。おそらく畳替えした年の梅雨が空梅雨でカビを経験しなかった事が考えられます。実際、昨年の金沢地方は空梅雨だったのでカビに関する問い合わせがほとんどありませんでした。
 また、畳表の日焼けが進んでくるとイグサが枯れてきている証拠なのでカビが生えにくくなってきます。そして、イグサが完全に枯れきるとどんなに雨が降ろうともアオカビが発生しなくなります。なので、畳替えから時間が経過すればするほどカビに対するリスクが低下していっているのです。
 
 「畳と何とかは新しいほうがいい」という格言がありますが、どうぞ梅雨時期のカビにはご注意くださいませ。
 
 

2017年5月 5日 (金)

積水「美草」の注意点

 最近、飲食店さんを中心に積水「美草」を施工する機会が増えてきました。水など液体汚れに強いのが選ばれる理由なのだと思います。
Img_0144
 
 「美草」は植物のいぐさと違って色むらや日焼けによる色あせが少ないのが特徴です。さらに工業製品なので年による品質の違いもありません。写真上は美草の市松柄ですが、隅から隅まで全く同じ色合いに仕上がっています。
 ただし、一つだけ注意点を挙げておくと熱に弱い事です。
 
Img_0120_3
 
 これはお仏壇のお線香を美草に落として出来た焦げ跡です。こんな小さなお線香の熱でも落ちた部分が溶けて焦げ跡となって残ってしまいました。たばこの場合はもっと大きな焦げ跡ができるのはご想像の通りです。アイロンを放置することもとても危険ですので、美草の上では火の取り扱いには十分に注意したいものです。
 
 
 

2017年4月 9日 (日)

ブラインドのひも交換

Photo_4
 ブラインドを長年に渡って使用しているとひもが摩擦の抵抗で切れてしまうことがあります。写真のブラインドは完全には切れていないのですが、残った一本の糸でかろうじて支えている状態です。
 
 でも、こうなると糸が引っかかって完全に下までブラインドを下すことができなくなります。古いブラインドをお使いの方ではこのように歯がゆい思いをされた経験があるのではないでしょうか?
 
 このようなタイプのブラインドではひもの交換をすることで元通りに修理することができます。メーカーや窓の大きさにもよりますが、修理費用は概ね¥5,000 だそうです。このようにきれいに直すことができました。
Photo_3
 

2017年3月12日 (日)

市松模様

 Photo和柄の定番である「市松模様」は畳の世界でもよく用いられる柄です。正方形で作るへりの無い「琉球畳」ではお馴染みとなってきました。
 
 琉球畳では畳自体の色合いを違えて市松模様を表しているのですが、畳表のござを市松模様にして織ることも出来ます。写真のように日焼けが進むときれいな市松模様が浮かび上がります。
 
 この「市松模様」ですが、西洋ではチェック柄となり洋の東西を問わず人気のある柄となっています。碁盤の目状の格子柄で隣り合う格子の色を2色の色違いのが特徴です。日本では江戸時代の中期に歌舞伎役者の佐野川市松が舞台衣装の袴に市松模様を用いたことから「市松模様」の名が広がったとされております。
 
 和室をおしゃれに演出したいとお考えの方はご検討されてはいかがでしょうか?

2013年10月 6日 (日)

石川技能祭り

Photo  今日は朝から石川技能祭りに参加しました。選手としては8年ぶりですかね。この年になって参加するとは考えもしなかったです。

 畳部門の課題は「拝敷」の製作でした。拝敷とはご法要などの時にお仏壇の前に置く敷物です。これを制限時間内に製作するのです。

 久しぶりの拝敷製作の悪戦苦闘しましたが何とか、制限時間内に完了しました。途中、我が社の若手職人のホープの木田君が私の陣中見舞いやってきました。休日にも関わらずに来てくれてうれしい限りです。写真は彼に撮影していただきました。畳の製作はこれからですが写真の腕前はなかなかのものです。

 さて、技能祭りのコンクールの結果は何と優秀賞をいただいてしまいました。久しぶりの拝敷製作でしたが、技を体が覚えてくれていたのでしょうか?思わぬ名誉にうれしさが込み上げてきました。当店の60周年に花を添えるにふさわしい結果となりました。

 社長としてこれ以上の喜びがあるとしたら若手職人の木田君が技能コンクールに出場して優秀賞を獲得する事ぐらいですかね。

2013年8月31日 (土)

畳の温風乾燥

Photo_2  今年は空梅雨の傾向があったかと思いますが、ここに来て集中豪雨や大雨洪水警報があちらこちらで発令されております。

 畳にとっては長雨による湿気はあまり好ましくありませんのでなんらかの方法で乾燥しなければなりません。かなり以前の投稿で天日干しをご紹介したことがありますがそれも一つの方法です。

 ところが、最近では畳を干すスペースが充分に確保できなかったり、家具が乗っていたりと何かと畳の移動が困難になっているのが現実ではないでしょうか?

 そんな時に活躍してくれるのが「畳温風乾燥機」です。約90度の温風に3時間ほど畳にあて畳の湿気を取り除いていきます。畳を冷ますのに3時間程度要しますが、約半日の工程で畳を乾燥してくれます。また、畳に付いた害虫の駆除にも効果があり、なかでも熱に弱い「タバコシバムシ」の駆除に力を発揮してくれます。

 ただし、熱によって畳自体も少し収縮しますので、畳に隙間が多い場合はお勧めすることはできません。雨や雪の多い北陸地方にとってはこれから大いに活躍 する「畳温風乾燥機」ですね。

2013年6月28日 (金)

障子戸の動きが堅くないですか?

Photo  右の写真は障子戸を支える鴨居を写したものです。茶色のマルで囲った部分がありますが、何か違いがわかりますかね?

 障子戸の溝が通る道に沿って白く木が変色しているのがわかります。これは鴨居と障子戸がこすれて白くなっているのです。本来は溝と鴨居にわずかな隙間を作って擦れないようになっています。ところが永年の家の重みや積雪によって加重がかかり鴨居が下がってきているのです。こうなると戸の開け閉めがしづらくなり、最終的には戸が動かなくなってしまいます。

 対策としては障子戸のほうを削るとスムーズに動くようになります。障子の張替えの際にでもご検討されてはいかがでしょうか?

2011年6月26日 (日)

エアコンのドライで畳のカビ防止

001  北陸地方でも遅ればせながら先週から梅雨入りした模様です。6月に入っても好天が多くいつもより遅い梅雨入りとなりました。昨日になって梅雨入り後に初めての大雨警報が発令されました。

 この時期、畳に関するご注意としてカビの発生があります。とくに畳替え後一年目の畳は注意を怠るとかなりの確率で発生が確認されます。当店では畳替え後に口頭で注意を伝えています。二年目以降の畳は程よく日焼けして品質が安定してきますので一年目限定の問題といってもいいでしょうか?

 ご注意の内容は除湿機の使用や代用としてエアコンのドライ運転です。除湿機でしたら水が溜まるのでどのくらい使用すればいいのか一目でわかります。ところがエアコンのドライだとどのくらいの時間で運転するのか分からないという質問を時々いただきます。カビの特性からいって湿度を調節することで発生を抑制できますので湿度で60%を下回るようにエアコンのドライをかければいいのです。お部屋の大きさにもよりますが概ね1~2時間の運転でいいと思います。間取りなどの条件が異なるとこの限りではありませんので湿度計を見ながら調節していただけることをお勧めいたします。

より以前の記事一覧

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック