床の間の畳を開けてびっくり
令和4年も早くもひと月が過ぎました。
今年の一月は比較的に雪の影響が少なかったように思えます。
年末から持ち越したお仕事も順調に納品することが出来ました。
さて、皆さんは床の間に何を飾ることが多いでしょうか?
お正月だったら鏡餅かもしれません。
普段ではお花を花瓶に入れて飾るお宅が多いのではないでしょうか?
万が一、この花瓶が倒れたり割れたりするとどうなるでしょうか?
中の水がこぼれて畳に染み込んでしまいます。
表面の水は拭き取ることが出来ますが、
畳に染み込んでは腐食の原因になってしまいます。
なので、古い住宅では水がこぼれても大丈夫なように
工夫が施されています。
床の間の畳を引き上げてみます。
このように穴が開いており地面が見えます。
そして、床の間の畳は板にござを巻き付けて畳に見える
ように作られていますのでこぼれた水が地面に落ちる仕組み
になっているのです。
金沢には古い町家が数多く残っていますので
このような床の間に遭遇することがあります。
さらに床下に簡単に入る事ができますので
今で言う点検口を兼ねていたと思われます。
その昔には忍びが床下に侵入していたかもしれません。
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