畳の粉ってどうしてついてるの?
いぐさの畳表には細かな粒子の粉が付いています。
なのでそのまま使うと粉が足に付いて廊下や玄関
に渡って白い足跡が付いてしまいます。
そこで当店では出荷前に一度水拭きをさせていただいております。
これで粉を100%粉は取れていませんが
通常のご使用には問題ないと思います。
そもそもなんで粉が付いているのかというと
いぐさを発酵させることなく保存するためです。
例えば草刈りした草を山積みにすると熱を発生
して熱くなるのは草が発酵し始めているのです。
いぐさも草なのでそのまま保存すると発酵して畳表としては
使えなくなってしまいます。
そこでいぐさを保存前に細かな粒子の泥に浸して乾燥させます。
この時の泥が粉の正体でして「泥染め」と呼ばれる大切な工程です。
そしていぐさの独特な香りはいぐさ自体だけでなく
この泥と合わさって生まれます。
なので必要以上に畳を拭き取るとせっかくの
香りが薄まってしまいます。
お勧めのふき取り方は固くしぼった雑巾で
足跡が廊下に移らない程度までふき取ることです。
どうしても粉が許せない又は水拭きが面倒という方は
和紙表や樹脂表をお勧めしております。
これらはいぐさを使用していませんので
粉はついておりません。
ちなみに粉が多少残ったとしても普段のご使用でいつの間にか
無くなって行きます。
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