新聞紙と防湿・防虫紙
「畳の下に新聞紙を敷いていいですか?」
お客様から畳の敷き込みの当日に
しばしばされる質問です。
昭和の半ば頃は畳を天日干し
にした上で床下を消毒するという習慣がありました。
この習慣は一年に一度行われていたようで
干した畳を敷き込む際に新聞紙を
敷いていました。
ただ、現代では畳を干すスペースが無いとか
畳の上の家具を除ける事が困難で
そのような習慣は無くなってしまいました。
ただ、年配のお客様はこの習慣を覚えていて
冒頭の質問を投げかけてきます。
当店では1階と2階に分けて回答しています。
1階は床下から湿気を受けるので昔の様に
毎年取り替える事ができないので専用のシート
をお勧めしております。
有料となりますが防湿と防虫の性能がある
シートであれば次の畳替えまで畳を守ってくれます。
2階であれば床下からの湿気がないので
新聞紙で大丈夫です。
天井裏にほこりが落ちるのを防いでくれるし
インクを嫌がる虫を近づけない効果が期待できます。
昨年、畳替えの時に出てきた一番古い新聞紙
は昭和29年の日付のものがありました。
今から70年前で大変驚きました。
ちなみに当店は昭和28年創業ですので
昨年に70周年を迎えております。
最近のコメント